第3回「今までにない資金調達の方法って?」

美容室勤務、百貨店勤務を経て独立し、通信業、保険業、海外積立等に携わり、現在は自身で暗号通貨やFX、gold、カジノ等様々なジャンルに投資をしています。

ICOってなに???

前回は、暗号通貨を保有するリスクについてのお話をしました。

現在の暗号通貨市場は機関投資家の参入もあり、米電気自動車(EV)メーカー大手テスラは暗号資産(仮想通貨)のビットコインに約15億ドル投資したと明らかにし、テスラ車両や製品の購入でビットコインを受け付ける見通しとしました。
テスラ発表時、ビットコイン は一時16%急騰し、4万4080ドルを付けました。
機関投資家の買い意欲などに支えられ、過去1年間で約350%上昇しています。

テスラは規制当局への提出文書で、ビットコイン購入は投資計画の一環で、資産の多様化とリターンの最大化が目的と説明しました。
昨年末時点で193億8000万ドルの現金および現金同等物を保有しており、さらに、「わが社は近い将来、適用法に沿って、まずは限定的に支払い手段としてのビットコイン受け入れ開始を想定している」と明らかにしました。
市場では、テスラ以外にも資産運用大手ブラックロック、決済サービスのスクエアやペイパルなどが今後ビットコインに投資すると予想されています。

海外送金が難しい状態になっています。
決済として暗号通貨を選択する企業が増えています。

暗号通貨は数千種類もあり、ビットコインは決済には向きませんが、金に似た性質を持っており、ビットコインの基本設計は、金本位制度における通貨政策と考え方が近いため、インフレに強いと考えられています。
新型コロナウイルスによる経済的なダメージにより、世界各国は大型の財政出動を余儀なくされており、今後金利の上昇によりインフレを招く恐れがあります。そのため、インフレに強い金に近い性質を持つビットコインを保有する流れができていると考えられています。

暗号通貨はボラティリティが激しいので、保有していればキャピタルゲインが見込めます。
保有している暗号通貨を増やしていくものや利益を得る為にはいくつかの投資方法があります。
ICO、マイニング、FX、レンディング等です。

今回はICOに関してのお話をしていきます。
ICOは『Initial Coin Offering』の頭文字をつなげたもので、今までにない資金調達の方法を指しています。

別名 『クラウドセール』『トークンセール』などとも言う!

『クラウドセール』『トークンセール』などの別名も持っており、株式を活用するIPO(新規株式公開)とは異なる新しい資金調達法として台頭しています。
その内容は、資金調達を望む企業やプロジェクトチームが、仮想通貨やトークンといった独自の暗号資産を発行・販売して資金を調達する手段やプロセスのことです。
投資する側はトークンを購入します。

しかし、基本的には議決権や、配当など対価の支払いはなされません。
この点が、株式と大きく異なる部分です。
IPOとの違いはICOにスポットが当たる前から有名な資金調達手段にIPO(Initial Public Offering/新規株式公開)があります。
IPOは証券市場に新たに上場し、株式の発行をもって資金を調達するのです。
それには証券会社のサポートが欠かせません。
自社のみで資金調達のすべてを完結させられないのです。

IPOによる資金の調達には、投資家から募るやり方もありますが、この場合、事業計画書や直近の決算書などを開示する必要があります。
これらと比較して、ICOは設計の自由度が高く、資金調達に求められるコストを大きく削減することも可能にしています。
ICOに投資することの最も大きな魅力として、大きなリターンの可能性があります。
現実の通貨における株も、投資方法によってはハイリターンが期待できるものですが、変動の激しい暗号通貨の世界の株ともいえるICOにおいてはなおさらです。
ICOの価格が購入時についていた値より上がっていれば、その分が利益として返ってくるのです。

大きなリターンが期待できますけど??

変動が大きいほど、大きなリターンが期待できます。
しかし、変動が激しいということは、それだけリスクも高いということは把握しておきましょう。
ICOは小額から投資が出来るということがメリットになります。
デメリットはICOも投資である以上、資金を失うリスクがあることは深く理解しておくべきでしょう。
確実に収益があがる投資はあり得ないと心得ておくことが大切です。
トークンは価格の上昇を期待でき、時として莫大な収益につながる可能性を秘めています。
しかし一方で、下落の恐れも当然にあり、大きな損失も生むかもしれないのです。
またICOで参加したプロジェクトがとん挫することもあり得ます。
このように、さまざまな理由によって資金を失うリスクがあり、利用する際の注意は不可欠です。

ICOに関してはしっかりとした下調べと人から伝わる話ならば鵜呑みにしない事が大切です。
2018年は特にICOが多かった様に思います。
内部横領があったもの、まだ上場出来ていないもの、上場しても大暴落するものも多くありました。
近年はだいぶ淘汰されて来ていると思います。
ICOはシステムで使うものや企業が決済として使っていくものなど多用にあります。
暗号通貨市場が大きくなって来ている今、ICOもまた増えていくと思います。

まずはそのICOがどういったものなのか?
ICOにはホワイトペーパーがあるものが殆どです。
ICOが行われる段階では、新しい暗号通貨はできていません。
開発目的、技術的な概要、ロードマップ等これから開発する内容が、ホワイトペーパーに記載されています。
注意しなければならないのは、ホワイトペーパーに記載されている将来的なことが、全て実現するとは限らないということです。
計画通りに進まず、予定が大幅に遅れることもあります。

私が選ぶICOは実際に使われる場所があるのか?
企業の資本力、システム構造等を見て判断します。

ICOのリスクは高いものと捉え、ご自身が納得のいく内容のもので投資全般そうですが、無くなってもいい額で投資をするスタンスが良いと思います。

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