第4回「マイニング投資って知ってる?」

美容室勤務、百貨店勤務を経て独立し、通信業、保険業、海外積立等に携わり、現在は自身で暗号通貨やFX、gold、カジノ等様々なジャンルに投資をしています。

暗号資産市場??

前回はICOの話をさせて頂きました。
今回はマイニング投資の話をしていきたいと思います。

暗号通貨市場が活発になっている事で暗号資産(暗号通貨)マイニング企業の株価は過去1年で、ビットコイン(BTC)を上回る上昇幅を記録しています。
この傾向は特に過去3、4カ月の間、顕著にあらわれていると、金融リサーチ会社のファンドストラット(FundStrat)が指摘しています。
ファンドストラットは、「ビットコインをはじめとする幅広い暗号資産市場は、現代のデジタル・ゴールドラッシュ状態にある」と述べ、暗号資産マイニング株価はさらなる上昇余地があると言っています。

マイナー(マイニング会社)は、ビットコインネットワークを確実に機能させることにおいて、非常に重要な役割を担っています。
マイニング企業はビットコインをマイニングすることで収益を生み出している一方、投資家はマイニング企業への投資機会を伺っています。

まずはブロックチェーンを理解しよう!

では、マイニングとはどういうものなのか?マイニングの説明をするにはブロックチェーンを理解する必要があります。

ブロックチェーンは、ネットワークに接続した複数のコンピュータによりデータを共有することで、データの耐改ざん性・透明性を実現することで、単に送金システムであるにとどまらず、さまざまな経済活動のプラットフォームとなり得えます。
ブロックチェーンは、今から10年以上前にサトシ・ナカモト氏が暗号通貨ビットコインに関する論文を発表した際に、その基盤となる技術として発明されました。
ブロックチェーン技術のうち、ビットコインをはじめとする暗号通貨のインフラとして機能する「パブリック・ブロックチェーン」は、データの改ざんを困難にし、PoW(Proof of Work)という仕組みによって自律的な運用を実現しています。

ブロックチェーンはその名の通り、ブロックと呼ばれる取引データを入れる箱と、それをチェーンで繋いでいく形状を持っています。

例えば、AがBにビットコインを送金する場合、取引のデータは暗号化されて一つのブロックに記録されます。
ビットコインではこのブロックが約10分間ごとにひとつ新しく生成され、次々に時系列に繋がっていく仕組みを持っています。

ビットコインのブロックに入れられている取引データについてブロックには以下3つのデータが入れられています。

① 「取引データ」いつ、誰が、どのくらいの量の取引をしたかを記録した最新のデータ
② 「ハッシュ値」過去のすべての取引を暗号化したデータ
③ 「ナンス値」マイニングに使われる数値

ハッシュ値とは、ハッシュ関数によりデータを不規則な文字列に変換したもののことです。
ハッシュ値は少しでも違うデータであれば違う文字列になります。
また、一方向にしか変換できないため、生成された文字列から元のデータに戻すことは出来ません。

ビットコインの場合、必ずその直前のブロックのデータを変換したハッシュ値を新しいブロックに記録します。
生成されたブロックが、時系列に沿って繋がっていく為、それ以前の過去のすべての取引データがハッシュ値化されて記録されていることになります。
ハッシュ値を生成するのはそれほど難しい訳ではなく、具体的には、ハッシュ関数に取引データを入力するだけです。
しかし、ビットコインではその生成されたハッシュ値の文字列が特定の数値より小さくなければなりません。
そのため、文字列の先頭が「000…」となるようにいくつも0が並ぶようにする、というルールを持たせています。

この特定のハッシュ値を生成するために使われるのが「ナンス値」です。
①取引データと②一つ前のブロックのハッシュ値に加えて③「ナンス値」という数値を入れて生成されたハッシュ値が特定の値より小さい(先頭に0がいくつもならぶ)数値になるまで何度もナンス値を変えながら同じ計算を繰り返します。
こうして正しいナンス値を探し当てる作業をマイニングと言い、マイニングする者をマイナー(採掘者)と言います。

マイナーは取引データを追加するために上記のナンス値を見つけ出す「計算競争」に参加します。
最初に正しいナンス値を発見したマイナーは、新しいブロックをブロックチェーンに書き込む権利を得ます。
新しいブロックが書き込まれることで「承認」となり、その報酬としてマイナーには一定額のビットコインが支払われます。

細かい説明になりましたがマイニングの役割は「暗号通貨の新規発行」と「取引の承認」です。
暗号通貨の新規発行とは、トランザクションを含んだブロックを生成する作業です。

ビットコインを含むほぼ全ての暗号通貨が、取引履歴の透明性とセキュリティを守るためにパブリック・レジャーと呼ばれる公開台帳にすべてのトランザクションを記録しています。
公開台帳を維持するためには常にブロックと呼ばれるストレージを拡大していく必要があります。
ブロックはマイナーによって作成され、彼らはその作業からビットコインを獲得します。

マイニング投資はいくつかの種類があります。

◯ソロマイニング
個人でマイニング機器を購入もしくは作成して1人でマイニングすることです。

◯プールマイニング
プールマイニングとは、複数のマイナーが協力してマイニングを行うことです。
マイニングに成功すると報酬はプールの管理者が受け取り、その後、参加したマイナーの仕事量に応じて報酬が分配されます。

◯クラウドマイニング
マイニングをしている企業や組織に投資することでマイニング報酬を獲得することです。
現在はマイニングの競争激化で、ソロマイニングでは報酬が得にくくなっており、プールマイニングやクラウドマイニングが主流になっています。

マイニングマシンを購入する企業も増えています。
マイニング事態での報酬が見込める事とマイニングマシン購入による節税効果が高い面がメリットです。

今回はマイニングのお話をしましたが、投資ですので利益が出ることもあれば、リスクが生じることもあります。
ハッキングや暗号通貨の暴落、採掘難易度が上がることによってマイニング報酬を得にくくなる事も想定しておかなければなりません。

会社の信頼度(セキュリティ、マイニング力)を調べる事が必要です。
適切な資産分配をしましょう。

今回はマイニング投資について書かせていただきました。

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