5年後死亡率20%!無呼吸症候群

Sleep Performance Company (スリープ パフォーマンス カンパニー)
代表:小林 瑞穂 (こばやし みずほ)
研修講師/薬剤師/睡眠改善シニアインストラクター(日本睡眠改善協議会)埼玉県出身。薬科大学卒業後、営業職に従事。医療の現場で心を病む人が増加している現状を目の当たりにし、心理カウンセラー資格を取得。その後、睡眠問題を深く掘り下げるためメンタル専門の薬剤師となり、延べ5万人以上の「眠りの悩み」に関わる中で、睡眠は心と体を元気にし、目の前のあなたに笑顔をもたらす!と確信を得る。
日本にわずか10名ほどしか存在しない『睡眠改善シニア指導員資格』を取得(H29年3月現在)。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォーマンス睡眠法』に関するセミナーや、講演活動、『生産性向上のためのセルフリーダーシップ睡眠研修』など、企業研修・安全大会講演を実施。体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博している。スリープ・パフォーマンス カンパニー https://sleep-perform.com/
快眠サロン水月~mizuki~    https://mizuki-kaimin.com/新聞連載・各種メディアでのコラム執筆や、TV出演等も行っている。
*著書:『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社)

はじめに

睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)他人ごとではないかもしれないのです!そんな世代がカグジョ世代の私たち。
女性だから、痩せてるから、大丈夫!は間違いです。
無呼吸症候群が5年続くとその死亡率はなんと20%!

あなたは大丈夫?

無呼吸人口

睡眠時無呼吸症候群(以下SASと表記)とは、睡眠中、呼吸が10秒以上止まる疾患。1時間あたり5回以上の無呼吸、又は低呼吸が発生している場合は、SASと診断される。

大きく分けて3つのタイプがあります。
①中枢型・・・脳や神経などの異常で呼吸するための筋肉への指令が行き届かなくなる。
②閉塞型・・・肥満他により、気道の上部が塞がってしまうことが原因
③混合型・・・①②の混合

日本の成人の潜在SAS人口は、300万~900万人ともいわれます。
海外の論文から計算すると2000万人なんて予測もあるくらい深刻です。
成人男性の3~7%、女性2~5% 女性の方が若干少ない。
男性は40・50代が半数以上。に対し、女性は圧倒的に閉経後に増加してきます。

②の閉塞性が多数を占めますが、その原因は次のような事が考えられます。
・肥満、首周りの脂肪の蓄積
・あごが小さい、後退している
・舌が大きい、舌の筋力の低下
・鼻炎、鼻中隔湾曲など鼻の病気

太っているからだけじゃないのです。私は大丈夫は思い込みかも?!

無呼吸症候群でこんな怖いことが起こる

タイトルにもある通り、5年間無呼吸症候群が続くと、死亡率は20%にもなるというデータがあります。
いったいどんな<怖いこと>が起きるのでしょう?

◇高血圧 約2倍
◇虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞) 約2~3倍
◇慢性心不全 約2倍
◇不整脈 約2~4倍
◇脳卒中 約4倍
◇糖尿病 約2~3倍
◇その他疾患
□事故
□作業効率低下・ミス
□いびきなど周囲への迷惑
□その他

自分の命にかかわる体調不良を招くこともあれば、十分な睡眠を取れない結果、脳機能が低下し、最悪大事故を起こして他人の命を奪ってしまうこともあるかもしれないのです。

まとめ

私は大丈夫。かどうかは寝ている自分は気づきにくいものです。

インターネットでSASチェックテストをやってみるのも良いでしょう。
一度、パートナーに協力をお願いして、いびき&呼吸停止チェックしてもらうのも手です。
また、簡易睡眠時無呼吸症候群検査(レコーディング機能のついている高価な医療用パルスオキシメーターで一晩中測定する)は、医療機関を受診してもよいし、自宅からの申し込みでも\5000ぐらいから可能です。

閉経を迎えたら、先ずは鼾の有無から気にしてみてください。夫から鼾を指摘されたら、少し調べてみることも視野に入れて、睡眠改善に努めてくださいね。

それでは、今夜も良い眠りを・・・☆

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