オーガニックの裏に「過酷労働」!? 本当にサスティナブルな商品を作るために必要なこと

鈴木マナミ
オーガニック企業IN YOU勤務。
最初のキャリアは、出版社。営業と編集を合わせて12年経験し、大手広告代理店に転職。
多くの方が、健康に楽しく暮らせる社会を実現したいと思いオーガニック事業に足を踏み入れる。現在、経営大学院にて、経営を学ぶ。

「オーガニック」なのに、「安い」はなぜ?

こんにちは、鈴木マナミです。

オーガニック業界で働いていると、本当にさまざまな商品に出会います。
そのひとつひとつの作られている過程や想いが、素晴らしい商品ばかりで、いつも感動します。

例えば、化学物質を使えば簡単に混ざるけれど、それを使いたくないからしっかりと混ぜ続ける、とか、
効率的にできるって分かっているけど、健康や地球への影響を考えると農薬を使わないで作る、とか…。

ラクをして商品を作ることはいくらでもできるこの時代に、
あえて「商品の価値を最大限まで高める」方法を探して、実践している商品ばかりです。

それは言い換えると、生産性はどうしても悪くなってしまう、ということ…。
そうすると、どうしても価格は高くなってしまいます。

けれど、店頭に並ぶとき、高い価格の商品はなかなか選ばれません。
消費者の目線で考えると、1円だって安い方が、それは嬉しいですよね。

本来トレードオフの関係であるべき「安い」と「オーガニック」を両立させようとすると、どうなるでしょうか?
どこかにムリをさせてしまうことが起きてしまうのです。

オーガニックの裏に「過酷労働」?

「安い」と「オーガニック」を両立させようとムリをするとしたら、どこにムリが生じるでしょうか?

それは、川の上流です。
つまり、原材料を作っている生産者たち。

大量に作れないのに、大量に作ろうと頑張る。
コストがかかるのに、安く販売しないといけない。

そういった現状はどうしてもあります。
オーガニックの現場ではありませんが、先日もかなり大きなアパレル企業が、強制労働を行ったのではないか、として捜査を始めたというニュースがありました。

他にもコーヒー豆の生産現場では、こうした実態はとても有名ですね。
学校にも行けない子供たちが働かされていたり、仲介業者に手数料をとられてびっくりするくらいの賃金しか手に入らない…などの現状があります。

なので、「フェアトレード」の仕組みを作り、働く人たちも安心して仕事ができる環境を整えよう、という動きが広がっているのです。
(「フェアトレード」は、その名の通り、フェア「公正」なトレード「貿易」。
つまり、生産国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、
労働者の生活環境の改善と自立を目指す取り組みのことです。)

けれど、フェアトレードの仕組みも万全ではありません。
フェアトレードは、資本主義の考え方を、そのまま途上国に当てはめています。
例えば賃金が多すぎて働き甲斐がなくなり働かなくなってしまったり…という実態もあるようです。

「理想」を実現させようと、ムリを生じさせてしまうことは避けなくてはいけませんよね。
サスティナブルな社会を作ること、これこそが「オーガニック」な考え方だと、私は思うのです。

みんなが幸せである「オーガニック」を目指すには

「オーガニック」というと、無農薬で作られたものや、化学物質などを使わないものなどの「商品」のイメージが強くありますよね。

けれど、「オーガニック」は「商品」のことではありません。
持続可能な社会を作り、皆が前を向いて幸せに前を向いていけるような生き方ができる環境のことを「オーガニック」と呼ぶと考えています。

つまり、誰一人として「ムリ」をしていない現実です。

そう考えたときに、
「びっくりするほど安い商品」や、
「大量に生産されている商品」を見つけた時に想像をしてほしいのです。

こんなに安い商品を作るには、どうやって作られているのだろうか?
こんなにたくさん商品を作るには、どのくらいの人が作り上げているのだろうか?

そして、その工程には「ムリ」は生じてはいないだろうか、と。

農薬や、化学物質等を使うことで、私たち人間側は多少の「ムリ」ができるようになります。
けれど、その「ムリ」を今度は地球に支払わせようとしていませんか。

「ヒト」も「地球」も、みんなが「ムリ」をせず、生きていける方法を探していくことこそが、長い目線で見た時にとても大事なことなのではないか、と思います。

では、どういった商品を選べばいいのでしょうか?

本当に安心できる商品を選ぶために

気になる商品があったら、HPなどを調べてみる、そして可能なら会社に連絡してみる、などアクションを起こしてみてもいいと思います。

本当にこだわっている商品の場合、どんな人が、どんな風に作っているのか、ということをちゃんと把握している会社がほとんどです。

そして、ショップの場合、そのショップ自体に聞いてみてもいいかもしれないですね。
こだわっている専門店の場合は、事前にそういった話を聞いて、想いに共鳴して取引をしていたりしています。

手前味噌ながらIN YOU MARKETは、掲載商品のすべてに事前にヒアリングをして取材をしています。
どういう思いで作っていて、
どんな材料を使っていて、ということ一つひとつに向き合うことを大切にしています。

そういう思いやこだわりを感じられること、が大事かもしれませんね。
ぜひ、一緒にサスティナブルな未来を作っていきましょう。

IN YOU MARKET
https://inyoumarket.com/

プロフィール

鈴木マナミ
オーガニックショップIN YOU Market運営担当。
「大切な人に薦められる商品だけしか置かない」をモットーに、オーガニックの商品にふれ続ける毎日。
けれど、実は入社前はオーガニックとは無縁の生活。だからこそ分かったオーガニック生活の楽しさをお届けします。
INYOUMarket以前は、出版社勤務を経て広告代理店を経験。

 

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