第20回 きれいをキープ!ラグジュアリーメゾット 継続編

Part 9 健やかな美しい目元

こんにちは。salon de Saga manners主宰の嵯峨裕美子です。
これまでにたくさんのお客様のエチケット&プロトコールマナーからメイクやヘアスタイル、ファッション、パーソナルカラー&スタイル診断させていただいた経験をもとに、綺麗をキープする秘訣についてお伝えいたします。

7月からのコラムは「きれいをキープ!ラグジュアリーメゾット」をご案内いたします。
ケアを継続させる秘訣は、「愉しむ・無理をしない・◯◯しながら」をわたくしは長年続けています。24時間できる時に実践するのがポイントです。

本日のテーマは「 Part 9 健やかな美しい目元」です。
目元のケアを行なっていますか?目元に気になるトラブルがある方ほど、何もケアを取り入れていない方が多いようです。特に目のパーツが大きい人ほど、目のパーツが小さい人と比べて、目の周りのトラブルや加齢がお見受けいたします。毎日のケアで“健やかな美しい目元”をキープして参りましょう。

< Part 9 健やかな美しい目元>

“目は心の窓”と言われています。目元は第一印象でも見られるパーツでもあり、いつも健やかな美しい目元の印象を残したいものです。しかし、目尻のしわ、目の下のくま、たるみなど・・・目元の気になるトラブルに悩むこともあるのではないでしょうか。

お顔の中でも、目元のお肌は特にデリケートで、注意をしなければならないことがたくさんあり特別なスキンケアを考える必要があります。目元や目の周りのお肌は、顔の皮膚の中でも、特に薄く皮脂腺も少なく、目が動く影響でよく動きます。目元は、外部からの刺激に弱く乾燥しやすいです。

目元を集中的にケアする美容液やクリームが必要で、年齢を重ねれば重ねるほど、目元の皮膚は薄くなり、刺激に弱くなってきます。目元ケアの視点をしっかり持って、目元の美容液やクリームを選び、正しく使うことが大切になります。

<1. 目元の特徴>

①小じわ:目の周りの皮膚は非常に薄く、肌の乾燥や紫外線などのダメージを受けやすいです。目元の乾燥、目尻の小じわなどもちょっとした刺激で目立ってしまいます。
②目の下のたるみ:皮脂腺が少なく、刺激に弱いため、強くこするなどの刺激を受けると、メラニン色素が沈着しやすいのです。特に目の下の皮膚は薄いので、毛細血管が透けて見えることもあります。そこに流れる血液が、目や目の周りの皮膚に酸素と栄養を運んでいます。
そのため、疲れや老化などの影響で血液の流れが悪くなった場合、その状態が、薄いお肌にダイレクトに反映されてしまい、目の下のたるみやくまが目立ちやすくなるのです。

③シワ:目はよく動くので、目の周りのお肌もよく動きます。その分負担が多くなって、お肌が疲れやすいのです。そのため、しわなどのエイジングサインも目立ちます。

<2.目元の美容液・クリーム>

目元の美容液やクリームの選び方の基本は、ある程度の高価格帯のものを選ぶのがポイントです。目元のハリなどをキープするスキンケアのための化粧品成分や、保湿効果の高い成分やエイジングケア化粧品成分が適切な濃度で配合されています。価格は高価になりがちですが、しっかりエイジングケアをしたいなら、数千円以上~1万円程度のものがおすすめです。

安全性の高いものを選ぶには、目元の安全性を考えれば、合成香料、合成着色料などのエイジングケアにとって不要な成分やPG(プロピレングリコール)のような刺激の強い成分の入った美容液は避けましょう。
成分を理解して自分に合うものを選ぶび、もう1つ大切なことは、しっかりと保湿成分をはじめとする美容成分の知識を持って、自分に合う美容液やクリームを選ぶことです。

ポイント
①価格は、数千円程度以上のものから選ぶ
②刺激性の高い成分は避ける
③保湿成分など美容成分の知識をしっかり持って選ぶ

<3. 優しい洗顔とクレンジング>

目元を清潔に保つためには、クレンジングと洗顔を正しく行うことが大切です。
デリケートな目元は、目元専用のポイントメイクを落とすリームバーの使用がお薦めです。皮膚にやさしいクレンジングも取り入れましょう。目元のクレンジングは負担が大きいので、素早く行うのがポイントです。
メイクが落ちにくくても、目元をゴシゴシと強くこするのは目の下のくまの原因になってしまうので、気をつけましょう。すすぎは人肌程度のぬるま湯で洗い流すこともお忘れなく。

<4. 目元の血行の正常化>

パソコンによる目の疲れや年齢に伴う血管の老化によって、目元の血行が悪くなりがちです。
気をつけたいのは、目元のマッサージです。目元の場合は皮膚が薄いため、へたにマッサージをすれば刺激を受けて、角層を傷つけるリスクがあります。その結果、バリア機能が低下してお肌の乾燥をもたらすこともあります。奥まで傷つくと、真皮のコラーゲンや毛細血管にまでダメージを与え、皮膚が伸び、しわ・たるみ、色素沈着の原因なってしまうこともあります。
目元の血行促進の方法としては、ホットタオルが刺激の少ない方法の1つです。就寝前などに目元を温めることで、心身ともにリラックスできるので、1日の疲れを癒す意味も含めて、試してみてください。

目元のスキンケアで大切なことは、保湿、優しい洗顔とクレンジング、目元の血行の正常化です。この3つを意識したケアを行いましょう♪
そして、目元の肌悩みには、乾燥、しわ、たるみ、くすみ、くまなどがあり、それぞれ原因と対策が異なります。目元の美容液やクリームができることの基本は保湿になります。どのような肌悩みでも保湿をしっかりと行うのが大切です。また、敏感肌の方はアルコール、合成香料、合成着色料などは避けましょう。
今週は“健やかで美しい目元”&“美しいお肌とボディ”も保湿でキープしてください。

<嵯峨裕美子のラグジュアリーなモナコタイム NO.11>

写真:モナコ公室主催「薔薇の舞踏会(Le Bal de la Rose)」

わたくしが初めてモナコ公室主催「薔薇の舞踏会」に出席した時の写真を覚えていらっしゃいますか?
コラム:<嵯峨裕美子のラグジュアリーなモナコタイム NO.1 >

その時、初めての舞踏会で感じた「日本と海外のドレススタイル」の違いに驚きを隠せませんでした。次にヨーロッパの舞踏会へ出席をする時は私もこのようなドレスを選びたいと思いました。
ですが当時(20年前)はこのようなドレスを販売している日本のショップが少なかったのも事実です。近年はインターネット販売の普及や日本でもこのようなドレスをショップで購入できる機会も増えています。

また、当時は叶姉妹が女性ファッション誌『25ans(ヴァンサンカン)』でご紹介されていた時代です。そのようなドレススタイルを雑誌で拝見する機会もありましたが、まだまだ日本のパーティでは見慣れないドレススタイルでもありました。しかしヨーロッパのマダム達は若い世代の女性と変わらず露出度があるドレスを美しく着こなしていたのも事実です。

マダム達の粋なドレススタイルを見るたびに、わたくしもこの様に素敵に歳を重ねたいと強く願い今でもその思いは続いています。

嵯峨裕美子プロフィール
salon de Saga manners主宰スイスが誇る伝統のフィニッシングスクール、ヴィラ・ピエールフー(Institut Villa Pierrefeu)を卒業され、プロトコールマナーを基軸としたスクールに20年間、従事し専属講師、副学院長を努める。欧州、王室主催の舞踏会に多数出席。欧州社交界の経験から、受講生の実践の場としてモナコ王室「バラの舞踏会」やフランス「パリの舞踏会」、エルメス社主催「エルメスカップ」などの社交界に出席される方へ、テクニックや知識を伝え「教養を身につけ、人生を豊かに楽しむ。」ための講座やVIP研修を展開する。ホームページ http://salon-de-saga.com/
ビューティーアップレッスン「1月ビューティーDAY」開催 http://salon-de-saga.com/product/12/

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