大人女子は「自分軸」で!

スレスフルな社会生活に果敢に立ち向かっている現代人は誰もがメゲたり、凹んだりします。その理由もメカニズムもさまざまです。 「エゴ・レジリエンス」とは、日々のストレスをうまく調整して元気な自分を維持する力、誰もが持っているパーソナリティの弾力的な力です。「エゴ・レジリエンス」を高めることで自我のバランスをとる力が強化され、メゲても凹んでも、すぐに立ち直ることができるのです。
エゴレジ研究所の小野寺と畑が、「エゴ・レジリエンス」関連のお役立ち情報を提供し、あなたの元気をサポートします。

小さなことから大きなことまで、私たちは日々さまざまな選択をしているわけですが、その選択は本当に自分のために、自分の意思で選んでいるでしょうか。変化の激しい先行き不透明な時代、モヤモヤを抱えている方は多いのではないでしょうか。そこで今回は、大人女子のための自分軸についてのお話です。

自分軸か他人軸か

自分軸とは、自分の価値観や信念、目標、そして情熱が結集したものです。これは、日々の選択をする際の基準となり、人生の方向性を決定する重要な要素です。自分の軸を明確にすることは、自己理解を深め、より充実した人生を送るための鍵となります。

大人女子の参考になる一冊「人生・キャリアのモヤモヤから自由になれる 大人の「非認知能力」を鍛える25の質問」(ボーク重子著;ディスカヴァー・トゥエンティワン)をご紹介します。
同書では、「どんなことが起こっても大丈夫な自分」になる方法として、25の質問に答えていくことで7つの武器が手に入れられると説かれています。その中の一つに「自分軸」があります。

日常的に多くの人が経験する「出る杭は打たれる」という現実。それは私たちの行動を縛っていると思いませんか。同じであることが素晴らしく、目立つことは悪目立ちはもちろん、秀でているのも良くない。「空気を読む」ことが時に大切なこともあるでしょうが、結局は自分の気持ちには関係なく大多数に右ならえをすることになります。
そこでは、自分の意見や自分の決定よりも、「みんな」の意見や決定が優先されます。でも、「みんな」っていったい誰なのでしょうか? 世間? 周りの人? そうやって私たちは「違わないように」するために、周りの人の目や意見を気にして生きるようになっていく。それが「他人軸」の人生です。

幸せの研究で有名なアメリカの心理学者ダニエル・ギルバート博士は、「コントロールすること自体が人間にとっては心地よい」「コントロールによって手に入る未来ではなく、コントロールすること自体が心地よい。これは、人間の脳に生まれつき備わった基本的な欲求の一つだ」と言っています。つまり、人は命令を聞くよりも、自分の意思で行動することに喜びを見出すのです。本来、私たちは「自分軸」で生きるようになっているということです。
他人軸と自分軸で生きる人の違いを見てみましょう。

『人生・キャリアのモヤモヤから自由になれる大人の「非認知能力」を鍛える25の質問』P.94より転載

他人軸で生きる人の特徴は、「~したい」ではなく「~すべき」が口癖のようです。やりたいことがあっても、周りを気にして他人の目や評価を気にしてしまう他人軸の人生。自分の意見がないから、ただ流れにまかせて生きていく。自分の人生の主導権を手放した状態です。
自分の人生に責任を取れるのは自分だけです。なぜなら、その人生を生きるのはほかの誰でもない自分だからです。だからこそ、自分の意見を持ち、言うべきときには主張して、自分にとって何が最適かを選び、責任を持って生きていく術を身につける必要があります。この術を身につけていれば、たとえ何があったとしても、自分を守っていくことができます。突然、道が1本から5本に枝分かれしても、自分はどうしたいのかを主張し、自分で行動を選ぶことができます。

自分の人生を選択するための「基本のリフレーム」

そんな武器を手に入れるために、基本となるリフレームをします。

『人生・キャリアのモヤモヤから自由になれる大人の「非認知能力」を鍛える25の質問』P.97より転載

もし、あなたが「みんなと同じ」に縛られているとしたら、ぜひとも「自分軸」という武器を手に入れて人生の主導権を取り戻しましょう。

そのためには、2つの「しない」を卒業する必要があります。「自己主張しない、自己決定しない」のでは、いつまで経っても他人まかせの「他人軸」の人生を生きることになってしまいますから。

とはいうものの、自分を振り返ってみて「ちょっと違うなあ」と感じませんか。そこで、あなたの自己主張度、自己決定度をチェックしてみましょう。
自分がどのくらい他人軸で生きているか、それとも思ったより自分軸なのかを認識するところから始めましょう。

【自己主張度】  ✓
・手を挙げて意見を言うのが苦手
・意見はあるが、反対意見や批判が怖くて言えない
・人と違ったらどうしようと思うと言えない
・会議が終わったあとで、「言えばよかった」と後悔してしまう
・自分の意見を言う人と一緒にいると、うらやましくなる・居心地が悪くなる
・「わかりません」と言うことが恥ずかしい
・そもそも、自分の意見がない
【自己決定度】  ✓
・自分で何かを決めることに自信がない
・すぐに「正解」探しをする
・「みんなはどうするんだろう」と思う
・とりあえず様子を見て決める
・責任を取るのが怖い

いくつ当てはまりましたか。自己主張・自己決定を「しない」「できない」の認識はできましたか。

ワガママ・自己中との違い

注意してほしいのは、ワガママや自己中との違いです。
自分軸は、「それは自分の意見であり、他者には他者の意見がある」と他者を尊重します。自分軸には「他者との間に健全な境界線」があるわけです。
ワガママ・自己中な状態は、他者を尊重できず、相手の領域を冒してまで自分を押し通そうとします。自分と他人が区別できなかったり、あいまいだったりして他者を自分の正義感で振り回してしまう状態です。
また自分軸で生きている人は、他人をコントロールしようとはしません。わがまま、自己中な人ほど、他人をコントロールしようとします。「自分の考え=他人の考え」で他人と自分が混同してしまっている状態です。「ワガママ」は、自分の価値観を人に押し付け、他人をコントロールしようとする思いが含まれた言動です。自分軸で生きている人は「自分と他人は別の人間」だと認識できているので他人を巻き込みません。他人との違いを認識し、相手のことを尊重することもできるのです。

※併せて参照
「自分軸」というしなやかさ | 神楽坂女子倶楽部|「遊び」×「学び」×「自分磨き」 (kagujyo.info)

以上、エゴレジ研究所から大人女子のための自分軸についてご紹介しました。周囲の意見も受け取りつつ、自分の考えにしたがって行動をするのが自分軸です。時代の流れが変わるのと同じように、あなたの考え方や価値観もその時によって変わるものだと思います。自分軸も、その時の状況次第で臨機応変に変えていくものだと思います。自分軸を持つことは芯の強さを持つことでもありますが、柔軟な適応力を持つことも大切な要素の一つです。

エゴレジ研究所は,生涯発達心理学,パーソナリティ心理学,ポジティブ心理学の領域からの調査研究の成果を活かし,「エゴ・レジリエンス」をキー・コンセプトとして,いきいきと人生を楽しむことができる社会の実現に貢献することを目指しています。

あなたの元気のアドバイザー「エゴレジ研究所」
https://egoresilabo.com/

<プロフィール>

代表 小野寺敦子/ 心理学博士

目白大学 人間学部心理カウンセリング学科教授
・・・・同校 心理学研究科大学院修士課程教授
・・・・同校 心理学研究科博士後期課程教授
臨床発達心理士・三越伊勢丹アポセカリー顧問
NPO法人フレンズスクエア 代表理事

GM 畑 潮/心理学博士
GCDFキャリアカウンセラー
健康リズムカウンセラー

 

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