第9回 投資の神様と言われるウォーレン•バフェットの言葉

美容室勤務、百貨店勤務を経て独立し、通信業、保険業、海外積立等に携わり、現在は自身で暗号通貨やFX、gold、カジノ等様々なジャンルに投資をしています。

わからないものには投資しない

こんにちは!siikoです。
今回は投資の神様と言われるウォーレン•バフェットの言葉を抜粋して紹介したいと思います。

○「わからないものには投資しない」バフェットが備えている視点

今や普通の若者がFX、株式などのオンライン取引を行う時代です。
11歳の時に株式投資を始めたバフェットは「投資を始めるのは早い方が良い」と述べました。
確かにそれは事実(特に複利で増やすバフェット流では、後になるほど利益が急拡大するから、早く始めた方が有利)ですが、若いころから投資だけをやっていれば成功するという訳ではないとも思います。
投資判断を正確に行うためには、幅広い分野の知識が必要不可欠であり、その知識は「狭い意味での投資」だけを行っていても身につくものではないからです。

商売と投資は繋がっている

バフェットが若いころ競馬に夢中であったことは有名な話です。
「競馬予想紙」を自ら発行したと伝えられるほどの熱の入れようだったそうで、当時の彼にとって「自らの才覚で資産を増やす」という点で考えれば、株式投資も競馬も同じであったということです。
またバフェットは商才にも長けていました。
祖父が経営する雑貨店でワンパック(1本当たりにすると安い)のコーラを買い、それをばら売りして稼いぎ、実は丁稚奉公時代の松下幸之助も、ワンカートンの煙草を同僚にばら売りしてかなり儲けています。
2人は共通する商才を持っています。
さらに、バフェットは当時流行していたピンボールマシンをゲームセンターの大人の経営者にレンタルしたり、ゴルフ場の池の底に沈んでいるロストボールを拾って売り捌いたりもしています。
つまり、バフェットの投資の能力は商才と深く結びついており、色々な商売を経験することによって才能が更に磨かれ投資にも役立ったと考えらます。
その後、当時日本などの新興国に追いあげられていた衰退繊維業の会社に大型の投資を行っていますが、現在バフェット率いるバークシャー・ハサウェイです。
バフェットいわく「バークシャーへの投資は人生最大の失敗の1つ」ですが、この衰退産業の企業を苦労して経営し、業態転換を果たした上で、結果的に世界時価総額トップテンの企業にまで発展させた「商才」は絶賛に値します。
それと同時に、この経験が企業経営への理解を深め「株式投資」の成功へ導いたともいえます。

良い会社がわからなければ成功出来ない

だけであっても、「複眼思考」が大切だという事です。

投資対象は無限にありますが、競馬だけではなく、切手、銀、農地、ストックオプション、ビル、債券など多くのものにバフェットは投資をしています。
最初から株式投資に集中していたという訳ではありませんし、現在でも株式以外への投資を拒んでいる訳でもありません。
暗号通貨への投資には否定的ですが、それは投資対象を絞っているという事ではなく、単純にバフェットの投資対象として不適格というだけです。
もし、今はやりのモダンアート(以前記事にしたNFT)が投資対象としてふさわしいと判断すれば、資金を投じるでしょう。
ただし、バフェットの基本方針は「わからないものには投資しない」です。
例えばITバブル期のドットコム企業への投資姿勢を見ればはっきりと分かります。
だから、前記のバフェットが投資したものについてバフェットは「わかっていた」ということになります。

実際、バフェットは91歳になった現在でも、読書や経営者との対話などの中での知識の吸収に余念がありません。
要するに「知らないものには投資出来ないから、たくさん知っている方が有利」ということです。
また、体験していないことは理解しにくいから「多くの体験をした方が有利」とも言えます。
投資をスタートするまでに時間がかかったとしても、それまでの体験が無駄になる訳ではなく、幅広く社会で体験したことと座学で勉強したものが融合したときに大きな成果を出せるという一般論は、投資にも通用します。

森を知らなければどの木に投資すべきか分からない

バフェットが、無数にある投資対象の中から「現物株式への投資」を選び、その分野に注力しているのは、色々な投資を経験した上で現物株への投資がもっとも効率的だと判断しているからです。
「本格的に勉強する気がないのであれば(手数料の安い)インデックスファンドに投資すべきだ」というバフェットの言葉は最近知られるようになって来ました。
もしくは、「本格的」に勉強するという道ですが、これは「バフェットと同じように」ということですから、生半可ではありません。
それだけの覚悟がある投資家にはバフェットの戦略が参考になります。
彼はまず有望な業界(産業)はどこなのかを考え、いくらバフェットでもすべての企業を詳細に研究することは難しいでしょうからターゲットを絞り込みます。
実際、会社四季報2021年第3集によれば、日本の上場企業だけでも3822社あります。
もちろん、この業界を絞り込む過程で、米国産業全体の動向に関する基礎知識が必要です。

そして、その業界でも傑出していると思われる企業に狙いを定めて徹底的に研究する。
つまり、バフェット流を成功させるには「森を見て業界を選ぶ能力」と「木である個別企業の研究を徹底的に行う能力」の両方が必要不可欠です。

次のリーマンショックがいつ来るのかも重要

バフェットの師匠であるベンジャミン・グレアムは「ミスター・マーケット」という言葉を使って、市場を擬人化し、振り回されないことの大切さを説きました。
バフェットも、市場そのもの値動きで利益を得る気はないが、リーマンショックのような「嵐」に備える必要は強調しています。
実際、ITバブル崩壊のような急落時のバフェットの現金準備は潤沢で、毎回チャンスを掴んでいます。
逆に言えば、投資を成功させるためにはあらゆるリスクを想定しないといけないということです。

忍耐と一瞬の判断

バフェットは投資の利益は「忍耐に対する報酬」だと述べています。
実際、これだけ苦労して「準備」しても、投資のチャンスは一瞬。
「次のチャンスがやってこなかったことはない」と言うバフェットの言葉があります。
バフェット流は、釣りのようなものかもしれません。
何日も釣り糸を垂れていてもピクリとも動かないと思ったら、突然大物が食いついて激しい「バトル」になり、その一瞬で勝負が決まります。
そのために忍耐強く待ち続けるのだと思います。

私も投資をしていますが、ウォーレン•バフェットの言葉はとても参考になります。

私の場合は得意なジャンルの投資を集中的にやります。
幅広くと言うよりはまずは1つのジャンルを徹底的に調べます。
そして、利益が出ると分散投資をしていくスタイルです。
まず手持ち資金とリスクを考え、どのジャンルの投資をするかを選別します。
まずはインカムゲインを狙うかキャピタルゲインを狙うか?
もちろん両方狙う事は可能です。
そしてジャンルにもよりますが、デモトレをやり、実際に少額で投資していき、分析をしていきます。
今は、調べられる材料も沢山あります。
ご自身の性格に合う投資先を選び、徹底的に調べると言う事が大事だと思います。

 

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