
はじめに
自分は朝型?夜型?なんとなくわかっているつもりだけど。実はクロノタイプによって、病気のリスクも違いが出てきたりします。
今回はクロノタイプ(朝型と夜型)とは?について考えてみたいと思います。

自分のクロノタイプに逆らわない
クロノタイプ(朝型夜型)とは?睡眠だけでなく、生理・心理・行動を含めた時間的な傾向の事を言います。朝型夜型とは言いますが、くっきりとカテゴリを区別するものでもなく連続的にとらえます。
なので、完全に朝型の人もいれば、どちらかと言えば朝型の様に傾向として捉えると良いでしょう。
クロノタイプを調べるには、例えば、
・朝型夜型質問紙(MEQ):心理的嗜好性や自己評価を基に分ける
・ミュンヘンクロノタイプ質問紙(MCTQ)概日リズムの目安にする休日の睡眠中央値を指標として分類
などがありますが、今はインターネットで、複合的に無料でチェックできるサイトがありますので是非一度やってみてください。
他にも、深部体温の変化やメラトニン分泌などの位相から見るもの、睡眠時刻のタイミング、遺伝子などで見る方法もあります。
いずれにせよ、見るべきポイントは様々あり自己評価に頼る部分も多いのでバラツキも出ます。
実際朝型夜型どっちなの?は、
◇およそ50%が遺伝的要因で決まるとされています。そもそも夜型遺伝子の人が朝方にシフトするのは困難なわけです。逆もしかり。
◇年齢で変わります。10代には生き物として急激に夜型方向へシフトします。20歳を過ぎるとだんだん朝型方向へ位相が変化します。ティーンの夜更かしはある意味当たり前。眠り難いのです。お年寄りが朝早いのもこれまた当然。自然な事なのです。
◇仕事や学校などの生活リズムでも変わります。睡眠リズムを社会生活に合わせなければならないのが今の日本社会。例えば、本来は夜型遺伝子人間であっても、早朝から仕込みを始めるパン屋さんを長年やっていたら、夜型とは言っていられないのです。リズムが朝型生活に慣れるのです。リズムを慣らすのにはやはり習慣化が必要です。
小中高生は、全国どこでもおおよそみんな同じ時刻に登校時間が決められています。そして塾や習い事で寝る時間も遅いのが現状。その学校という社会生活に合わせるのに苦労する子も少なくない。生き物として夜型化しているのに朝早くから活動し夜遅くまで起きていなければならない。睡眠的には今の子供たちの大きな課題です。
◇概日リズム周期と大きな関係がある。1日を刻むリズムは24時間よりちょっと長く出来ていますが、朝型さんの方がその周期は短く、夜型さんの方が長い傾向がみられます。なので、リセットをかけ忘れると、元に戻すのに苦労するのは夜型さんかもしれません。
健康に対して影響があるのは?
どちらかと言えば夜型さんの方が睡眠が崩れて健康へ影響が出やすい可能性があります。
夜型は、朝型や中間型の人に比べて、総死亡率・糖尿病・気分症などの経験者が多いという報告があります。
夜型は、社会生活に合わせるという面でも、睡眠や概日リズムが崩れやすい。自分のクロノタイプに沿ったリズムで生活出来ない。つまり悪眠になりやすい・十分な睡眠がとれない=社会的時差ボケが起きやすい⇒健康被害がでやすいとも言えます。
とはいえ、夜型の人は朝型方向へシフトさせるのは、朝型の人が夜型へシフトさせるよりも簡単でもあります。
そもそもの睡眠時間を確保できないのは、朝型夜型関係なく問題ですが、必要な睡眠時間が確保できるのならば、起床就寝時刻をきちんとスケジュール設計することで、健康リスクの増大を防ぐことが出来ます。
自分が朝型?中間型?夜型?を知った上で、自分の社会生活のリズムと照らし合わせ、改善ポイントを見出すことが、健康管理にとって重要です。

まとめ
あなたは朝型?夜型?健康管理の面だけでなく、得意な時間を有効活用!それもまたクロノタイプを知っておくと差が付くポイントです。
それでは、今夜も良い眠りを・・・☆
プロフィール
![]() |
Sleep Performance Company (スリープ パフォーマンス カンパニー) 代表:小林 瑞穂 (こばやし みずほ) 薬剤師/睡眠改善インストラクター(H29年現在)薬科大学卒業後、営業職に従事。その後メンタル専門の薬剤師となり、延べ5万人以上の「眠りの悩み」に関わる。2011年独立。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォーマンス睡眠法』や『生産性向上のためのセルフリーダーシップ睡眠研修』など、セミナーや講演、企業研修を実施。体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博している。 スリープ・パフォーマンス カンパニー https://sleep-perform.com/ 快眠サロン水月~mizuki~ https://mizuki-kaimin.com/ 新聞コラム連載・各種メディアでのコラム執筆や、TV出演等も行っている。 *著書:『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社) |















この記事へのコメントはありません。