鈴木マナミ オーガニック企業IN YOU勤務。 最初のキャリアは、出版社。営業と編集を合わせて12年経験し、大手広告代理店に転職。 多くの方が、健康に楽しく暮らせる社会を実現したいと思いオーガニック事業に足を踏み入れる。現在、経営大学院にて、経営を学ぶ。 |
消毒が欠かせない今、何を使っていますか?
こんにちは。鈴木マナミです。
12月に入り、新型コロナウイルスの感染者数の伸びが止まりませんね…。
医療関係者の皆様、本当にありがとうございます。
私たちにできることは、小さなことでも積み重ねて続けてまいりましょう。
ウイルス対策として有効な手段といわれているのが、ていねいな手洗いや、除菌スプレーですね。
一時期よりも除菌スプレーなどは手に入りやすくなりましたが、何度も除菌スプレーを使うことによって手が荒れてしまった…、という方もいらっしゃるかもしれません。
今日は、一時期アルコールスプレーと並んで話題になった「次亜塩素酸水」についてお伝えいたします。
次亜塩素酸水を除菌スプレーとしてお使いになっている方はいらっしゃいますか?
もしそうであるならば、使い方などをご注意いただきたいなと思います。
そもそも、次亜塩素酸水って何?
次亜塩素酸水とは、「塩酸または食塩水を電気分解することによって得られる次亜塩素酸を主成分とする水溶液」とされています。
実は、この次亜塩素酸水は認可されているものとそうでないものがあるのです。
認可されているもの、それは厚生労働省から認可された構造をもつ装置で作られたものだけを指しています。
そして、認可されている次亜塩素酸水は高い殺菌力を持ち、食中毒の原因となる細菌やインフルエンザ、ノロウイルスなどにも消毒効果があります。
けれど同時に、とっても壊れやすいのも特徴なのです。
たとえ、認可された装置で作られていたとしても、別の容器に入れただけで壊れてしまうといわれているほどもろい構造…。
さらに、温度や光、紫外線などにも弱く、どんどん殺菌効果が弱くなってしまうのです。
そんなに弱いのなら…。
市販されている次亜塩素酸水って何なのでしょうか??
もし、本物の次亜塩素酸水だったとしても、容器に詰められ、輸送され、店頭に並び、あなたの手元に届いたその時に、どの程度殺菌効果は残っているでしょうか…。
もしかしたら、あなたの手元にある「次亜塩素酸水」とは、「次亜塩素酸ナトリウム」かもしれません。(次亜塩素酸ナトリウムとは、いわゆる塩素系漂白剤です。次亜塩素酸水とは異なります。水で薄めても、次亜塩素酸水にはなりません)
次亜塩素酸水は危険なの?
次亜塩素酸水を使うとき、厚生労働省のHPには下記の通りの記述がありました。
- <使用方法>消毒したいモノの汚れをあらかじめ落としておきます。
拭き掃除には、有効塩素濃度80ppm以上(ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを水に溶かした製品の場合は100ppm以上)の次亜塩素酸水をたっぷり使い、消毒したいものの表面をヒタヒタに濡らした後、20秒以上おいてきれいな布やペーパーで拭き取ってください。元の汚れがひどい場合などは、有効塩素濃度200ppm以上のものを使うことが望ましいです。 - 生成されたばかりの次亜塩素酸水を用いて消毒したいモノに流水掛け流しを行う場合、35ppm以上のものを使いましょう。20秒以上掛け流した後、きれいな布やペーパーで拭き取ってください。
<注意事項>
※塩素に過敏な方は使用を控えてください。
※目に入ったり、皮膚についたりしないよう注意してください。
※飲み込んだり、吸い込んだりしないよう注意してください。
※酸性のものと混ぜると塩素ガスが発生して危険です。
※不安定な物質のため、冷暗所に保管し、早めに使い切りましょう。
※成分等がわからない製品は、購入を控えましょう。
※「次亜塩素酸ナトリウム」とは違います。「次亜塩素酸ナトリウム」を水で薄めただけでは、「次亜塩素酸水」にはなりません。
(参考:厚生労働省 新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/syoudoku_00001.html)
ここで書かれている有効塩素濃度は80ppm以上。
つまり、80ppm以上でないと効果がない、ということ。
でも、80ppmといわれてもピンときませんよね。そこで身近なものの数値をお出しいたしますね。
たとえば、プールの塩素濃度は0.4ppm〜1ppm、
水道水の塩素濃度は0.1ppmです。
ちなみに、現在、除菌製品として一般市場に出回っている次亜塩素酸水の濃度は平均して200ppm。
プールの残留塩素について問題になっている横で、その何十倍もの濃度の次亜塩素酸水を使うのはちょっと気が引けてしまいますね…。
そりゃ、注意書きがたくさんになるわけですね(笑)。
なので、厚生労働省でも次亜塩素酸水はモノには使ってもOKとしていますが、手指の使用は未評価とされているので使用の際はご注意くださいね。
除菌スプレーで、手肌が荒れるのはなぜ?
ところで、次亜塩素酸水やアルコールスプレーを使ったときに、手肌がヌルっとしたことありませんか?
アレ、実はあなたの手肌のタンパク質を溶かしているんです。
次亜塩素酸水が、なぜウイルスや細菌に効果があるのかというと、タンパク質を壊し、油を分解しているから。
細菌は、細胞膜というタンパク質で包まれているので、そのタンパク質を壊すことで、細菌の形も壊し、塩素を内部に浸透させ、破壊、それにより殺菌作用があるのです。
つまり、高濃度の次亜塩素酸水やアルコールスプレーが手肌に触れると、一緒にあなたの手肌のタンパク質までの壊してしまうということ…。
そしてこの仕組みこそ手荒れの正体でもあります。
除菌スプレーの使いすぎで手が荒れたという方、徐々に手肌のタンパク質が壊れていっているのです…。
上手な除菌スプレーの選び方は?
一時のことであれば、手肌の影響が強い除菌スプレーを使っても、影響は少ないかもしれませんが、もはや除菌が当たり前になってしまった今…。
できることであれば、肌に優しい除菌スプレーを選びたいものですね。
おすすめは、アルコールなどを使っていないもの。
アルコールなどを使っていないと、除菌できないんじゃないか、と思っていませんか?
植物や、ミネラルの力を使えば、除菌は可能です。
個人的にオススメのものをご紹介しますね。
例えば、医療機関でも使われている「テラヘルツ波」を用いた除菌スプレー。
(https://inyoumarket.com/category/goods/782-1GD)
「人体に問題のない、安全な植物ミネラルと水」で作られた特殊な水で作られており、現在多数の病院で使用されており、同原料を使用した製品は米国FDA Medical Deviceに登録済なのだそう。
この商品に含まれている、テラヘルツ波ってご存知ですか?
光波と電波の中間領域に当たる波のこと。今、医療の分野だけではなく、美容・健康業界などでも注目されている波動を使っています。
しかも、こちらは現在庫で販売終了になるそうです…。
森のフィトンチッドの力に着目したスプレー。
(https://inyoumarket.com/category/goods/831-1)
森に行くと安心しませんか?
樹木が、自らを有害な細菌などから守るために発散している香りの成分、フィトンチッド。
森林内には、たくさんの死骸などがあるはずなのに、香りが気にならないのはフィトンチッドが消臭・脱臭かをもち、空気を浄化しているから、といわれています。
そんな除菌・消臭・リラックス成分に着目して作られた、フィトンチッドの除菌スプレーです。
安全で、効果もある除菌スプレーはたくさん出てきていますし、
中にはとてもリラックスできる香りのものもたくさんあります。
もし、ご興味あれば是非下記をご覧くださいね。
(https://inyoumarket.com/search?keywords=%E9%99%A4%E8%8F%8C)
ちゃんとしたエビデンスをもっている商品もたくさんあるので、あなた自身の目でいろいろ探してみるといいかと思います。
もう少し長引きそうな、この除菌生活。
あなたの手肌を少しでもいたわることができるスプレーを見つけてみてくださいね。
プロフィール
鈴木マナミ
オーガニックショップIN YOU Market運営担当。
「大切な人に薦められる商品だけしか置かない」をモットーに、オーガニックの商品にふれ続ける毎日。
けれど、実は入社前はオーガニックとは無縁の生活。だからこそ分かったオーガニック生活の楽しさをお届けします。
INYOUMarket以前は、出版社勤務を経て広告代理店を経験。
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