【チャットGPT時代の働く大人女子のための失敗しない資格とキャリアとお金】 第5回
FPの資格は稼げるの?

こんにちは。神楽坂女子俱楽部の高村です。

今日は「ファイナンシャルプランナー」の資格についてみていきます。

◆1:FPの資格は自分のためになる!<その1>

私がFPの資格を取ったのはリクルートエージェントで女性専門のキャリアアドバイザーをしていた時です。連日3名~4名の転職希望の女性たちとお会いしていました。

転職ですからお給料の話はもちろん、未経験で転職する時は今より年収が下がることもままあります。その時に「給料が減ってもやりたい仕事がある!」「でも生活が。。」というジレンマに皆さんに陥るわけです。しかもローンがあるとますます悩ましい。。。

さすがに「貯金はいくらあるの?」とは聞けないので「ざっくり最低どのくらいあれば今の生活を変えずにやっていけるか?」を転職希望の女性と試算したりしました。

ローン返済の計算も一緒にやったり。。(今はできませんが。。)生命保険を解約したほういがいいのか?住居手当はどうか?など色々な面から電卓片手に相談にのっていました。

<仕事とお金>は当たり前ですが密接に結びついています。こんな経験から私はキャリアコンサルタントやキャリアドバイザーはFPの資格はマストだと思っています。
この時担当していた転職希望の女性は試算の結果、今の年収より下がるが多少きりつめればなんとかなる。また、3年間でしっかり実務経験を積み、その後経験者として年収アップを目指し転職するという3か年計画を立てて実行しました!
※後日談です。その彼女は無事3年後に外資系に年収UPで無事転職しました!!

◆2:FP資格は自分のためになる!<その2>

FP2級では「保険」の種類や金利、税金、投資など広く浅く学べます。2級だけで独立は難しいですが、金融全般の基礎が体系的にわかるようになるのでお勧めです。

試験前に課題である家族の定年までのお金のシュミレーションを作ります。「父が定年までに預金を3000万円作る」というお題で子供2人と妻の人生もシュミレーションして表にします。
私は子供は全て公立、妻はパートから正社員と常に働いてもらいました(笑
車を5年ごとに買い替えとか家を買うとか色々条件をクリアしながら作っていきます。
出来あがったシュミレーションは全員の前で発表しました。

この経験は後日、ある企業内でのキャリア支援の時に役立ちました。子供と自分のこれからの5年間をお金の支出を中心に表にしてもらいました。具体的な支出金額がイメージできると俄然真剣に自分のキャリアを考え行動する人が増えました!!

個人的にはFPを取り自分の生命保険などを見直しました。また、可能な限り「マネーセミナー」と名のつくセミナーにも参加しました。そうすると、バックにいる金融会社の商品ばかり説明したり、税金の話を抜かして「いかに儲かるか」というところだけ強調したりと裏側がわかるようになります。マネーセミナーは主催に金融系の会社が関わっていない独立系の人がやっているところが個人的には信用できるのではと思っています。

◆3.FPで独立は?

日本はそもそも「相談にお金を払う習慣がない」と言われてきました。欧米は個人で心理相談を受けたり、特にアメリカは全員確定申告の国なのでFPにお金を払って税務や投資相談する文化が根付いています。

以前に継続学習の講師をされていた方は不動産会社や住宅メーカーと提携して「住宅関連全般」を専門のFPとして相談にのり、いくつか提携先を紹介してバックマージンをもらう仕組みを構築していました。

相談だけで報酬を得るのは難しいので、入口の相談は無料としてそのあとに自分の得意分野(不動産系でしたら住宅メーカーなど法人、産運用系でしたら自分独自のノウハウ等)を仕組化してそこを有料として広げていくというほうが現実的かと思います。

大きくお金が動く「不動産・住宅関連」「投資関連」「生命保険」などの領域の業務とFP資格を掛け合わせてこれからは<独自性>(自分だけしかできないこと)を打ち出してくことが独立成功のポイントです!

高村 祐規子

合同会社キャリア&マネー協会代表 人材育成コンサルタントとして企業内研修のコンサルや女性専門のキャリアカウンセラーとして現在まで約1万名の女性たちとの面談経験がある。「働く女性のキャリアとお金」が専門。
「GCDF-Japanキャリアカウンセラー」「ファイナンシャルプランナー」
法政大学大学院経営学研究科キャリアデザイン学専攻修了

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