Vol.30 睡眠とワクワク

おはようございます。
人生、丈夫に寝たもん勝ち!2分間コラム。今回は、「ワクワク・ドキドキ感と睡眠」のお話です。

カグジョ読者の皆さん、『最近、ワクワク・ドキドキ感を感じていますか?』

心が動くこと⇒自律神経系の動きが活発化することにつながります。

良い眠りにつくためには寝る前のリラックスが必要と常々言っていますが、朝から晩までず~っと緩みっぱなしでもダメなのです!
昼間に体温をしっかり上げておくことも大切。そのためには興奮も必要です。

年齢を重ねると、体の機能はどうしても低下します。
また、子供のころは何もかもが初体験!ワクワクドキドキの連続です♪
箸が転がっても可笑しいなんて時期もありました。
でも、年齢を重ねると重ねた分だけ経験も増え、社会的な体裁だってあります。
ちょっとやそっとでは動じなくなったり、多少のことでは感動しなくなっていることに気づきます。

最近、声を出して笑いましたか? 感動超大作を観て涙しましたか? 大好物を食べて思わず美味しいとうなりましたか?
心のフラットを心掛けすぎて、心が固まっていませんか?

睡眠は、自律神経系が支配している部分が大きいのです。
交感神経(興奮の神経)と副交感神経(リラックスの神経)そのスイッチングや動きが鈍くなると・・・
寝付けない、深く眠れない、結果だるさや寝たりない感が残るなどにつながり、不眠症へと発展することもあるのです。

この神経の働きは自分の意識で止めることはできません。出来たら心臓を止められる!ってことになっちゃいます。常に勝手に働いている神経でもあるのです。
ただし、意識的にその働きの優位度を変えることはできます。

ヒトが眠りにつくためには、副交感神経の働きが優位になる必要があります。交感神経が優位のままだと興奮して中々寝付けないことがあるのです。
だから、寝る前はリラックスしましょう!といわれるのです。

では例えば、意識して「眠気を起こさないようにする」ためにはどうしたらよいのでしょうか?
これは一例ですが、食べ物を食べて消化しようとするときには、副交感神経が優位に働きます。ご飯食べた後眠くなる・・・これも副交感神経が働いていること関係しています。
であれるとすると、意識的に、午後イチ眠ってはいけない大事な会議がある!なんて場合、昼食は控えめにするとか、消化の良いものを軽くにしておくとか。
工夫できる「作戦」はあるのです。

勝手に働きを制限することはできないが、意識してその加減を変える「行動」はとれるわけです。

落ち着くことももちろん大切です。
しかし、自律神経系全体の働きを鍛え、睡眠を整えるという意味では、
①しっかり興奮し、②そこから早く平常に戻せることも大事。③そして寝る前はゆるめる。
自律神経の働きに『メリハリ』をつける。すると睡眠だけでなく、血流も改善します。消化機能も変わるでしょう。様々な不調も改善が期待できます。

その「メリハリ」のために、『ワクワク・ドキドキ感』を思い出して、日常に変化をつけてみませんか?
女性ですもの。死ぬまで素敵な満面の笑顔で過ごしませんか?

それでは、今夜も良い眠りを・・・「人生、上手に寝たもん勝ち!」

プロフィール

Sleep Performance Company (スリープ パフォーマンス カンパニー)
代表:小林 瑞穂 (こばやし みずほ)
研修講師/薬剤師/睡眠改善シニアインストラクター(日本睡眠改善協議会)

埼玉県出身。薬科大学卒業後、営業職に従事。医療の現場で心を病む人が増加している現状を目の当たりにし、心理カウンセラー資格を取得。その後、睡眠問題を深く掘り下げるためメンタル専門の薬剤師となり、延べ5万人以上の「眠りの悩み」に関わる中で、睡眠は心と体を元気にし、目の前のあなたに笑顔をもたらす!と確信を得る。
日本にわずか10名ほどしか存在しない『睡眠改善シニア指導員資格』を取得(H29年3月現在)。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォーマンス睡眠法』に関するセミナーや、講演活動、『生産性向上のためのセルフリーダーシップ睡眠研修』など、企業研修・安全大会講演を実施。体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博している。

新聞連載・各種メディアでのコラム執筆や、TV出演等も行っている。
*著書:『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社)

 

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