はじめに
昨年発売された神楽坂女子倶楽部主催の高村さんの著書、『50代ひとりでも一生お金に困らない「手に職」選び』今様々なメディアで好評を博しています。
私たちカグジョ世代にとって、健康でお金に困らず自分らしく働く「セカンド・サードステージ」を手に入れるか?はとても重要な課題です。
今回は、コラム筆者が高村さんとの会話の中から見つけた、元気に私らしく活き活き働くための睡眠的ポイントを掘り下げてみようと思います。
『50代ひとりでも一生お金に困らない「手に職」選び』著者から学ぶポジティブ睡眠思考
50歳というと更年期真っ只中かもしれません。そしていわゆる高齢者世代になるまえの50代の過ごし方はとても重要です。
この時期は、女性が何度目かの今までと違う自分の身体に出会う時期でもあります。体だけでなく、睡眠もメンタルも大きく乱れる人も少なくありません。
その時期を抜けると、本来最も心身は安定し子育ても手を離れ、女性にとってのパラダイスの時期に突入すると言われます。
仕事はもちろん睡眠は、そのパラダイス時期をパラダイスとして過ごすためにとても重要です。
実は、更年期開始頃から、女性の睡眠の質は低下しがちです。これは仕事や子育て云々の生活環境的要因だけではなく、生き物としての身体の変化・加齢に起因します。
変わるのが当然であり自然なこと。
ここで先ず睡眠ポジティブ思考ポイント①≪若い頃と比べない≫
加齢と共に睡眠は必要な時間も短くなりますし、例えば夜中にトイレで起きたり、深い眠りが減ったりします。また、生活習慣病がある人は質の低下が顕著であったりしますし、睡眠時無呼吸症候群が増える世代でもあります。しかし、昼間の生活に支障が無いのであれば、「年齢と共に睡眠が変わるのは当たり前」と捉えるのが正解です。
ついつい、昔と比べて違うから私の睡眠はダメと考える人が多いのです。
高村さんと女性の更年期や睡眠についてお話をした時の会話です。
「最近、たまにすごく早く目が覚めてしまうことがある。一度起きちゃったあと目が冴えちゃって眠れないことも。でも気にしない!ラッキーと思って色々やったりするし、早く会社に出てみたりして。むしろ仕事がはかどったり。得した気分になる。」
そんな彼女は私から見ると、いつもハッピーでパワフルに活躍されている人です。
私も丁度、更年期真っ最中のカグジョ世代です。これがホットフラッシュか!暑くて途中で眠れなくなってしまう経験も何度かありました。たまに夜中に目が覚めてトイレに行くことも出てきました。で?だから?寝不足だったら、次の日早く眠ればいい。どこかで時間作って昼寝したっていい。トイレに起きたからと言ってもう一回眠ればいい。眠れなかったら本でも読んでみようかでいい。ああ、私の身体も順調にお年頃なのね。とある意味感動しているだけです。眠れないと悩みません。足りないなら後から工夫するかどうかです。
但し、ホルモンや加齢による体の変化は人それぞれ。もちろん強く変化や負担が現れる方もいます。自分ではコントロールしきれないものです。睡眠に悩みが生じているのならば先ずは婦人科で更年期そのものへの対策を相談するのも重要です。
しかし、同じ中途覚醒屋壮著覚醒が起きたとしてもそれを➁≪どうとらえるか?≫つまり『思考』がどうポジティブ変換できているか?がポイント➁なのです。
起きちゃったら折角ですしやりたい事やってみても良いのではありませんか?
「手に職」のための勉強時間にしても良いかもしれませんね。
睡眠は私たちの脳が支配しています。私たちが思うより『思考』の影響も受けます。
睡眠をどうとらえるか?で睡眠の質低下がさらに悪化してしまい、仕事や健康に影響が出るのか、それなりにハッピーでいられるか?が違ってくるのです。
「睡眠に対するポジティブ思考が重要である」これは、医療現場で睡眠障害の患者さんの、講演で参加者さんの、睡眠に対する考え方を沢山見聞きしてきた筆者の経験から確信している事です。
まとめ
人生の後半戦では、『ポジティブ睡眠思考』が女性のイキイキライフを左右する。健康で自分らしく働くためには良い睡眠が大事。その睡眠力を維持するには捉え方を変えてみる。そこから始めてみてくださいね。
それでは、今夜も良い眠りを・・・☆
プロフィール
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Sleep Performance Company (スリープ パフォーマンス カンパニー) 代表:小林 瑞穂 (こばやし みずほ) 薬剤師/睡眠改善インストラクター(H29年現在)薬科大学卒業後、営業職に従事。その後メンタル専門の薬剤師となり、延べ5万人以上の「眠りの悩み」に関わる。2011年独立。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォーマンス睡眠法』や『生産性向上のためのセルフリーダーシップ睡眠研修』など、セミナーや講演、企業研修を実施。体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博している。 スリープ・パフォーマンス カンパニー https://sleep-perform.com/ 快眠サロン水月~mizuki~ https://mizuki-kaimin.com/ 新聞コラム連載・各種メディアでのコラム執筆や、TV出演等も行っている。 *著書:『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社) |
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