寝る前15分が勝負!記憶固定のコツ

Sleep Performance Company (スリープ パフォーマンス カンパニー)
代表:小林 瑞穂 (こばやし みずほ)
研修講師/薬剤師/睡眠改善シニアインストラクター(日本睡眠改善協議会)埼玉県出身。薬科大学卒業後、営業職に従事。医療の現場で心を病む人が増加している現状を目の当たりにし、心理カウンセラー資格を取得。その後、睡眠問題を深く掘り下げるためメンタル専門の薬剤師となり、延べ5万人以上の「眠りの悩み」に関わる中で、睡眠は心と体を元気にし、目の前のあなたに笑顔をもたらす!と確信を得る。
日本にわずか10名ほどしか存在しない『睡眠改善シニア指導員資格』を取得(H29年3月現在)。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォーマンス睡眠法』に関するセミナーや、講演活動、『生産性向上のためのセルフリーダーシップ睡眠研修』など、企業研修・安全大会講演を実施。体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博している。スリープ・パフォーマンス カンパニー https://sleep-perform.com/
快眠サロン水月~mizuki~    https://mizuki-kaimin.com/新聞連載・各種メディアでのコラム執筆や、TV出演等も行っている。
*著書:『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社)

はじめに

テストに苦しむ学生さんはもちろん、カグジョ世代も日々の学びと共に覚えておきたいことは沢山あります。
当然、起きている間の学習と創意工夫や努力は必須。短期記憶や長期記憶、記憶の固定システムには様々なルートがありますが、睡眠も学習の固定に重要です。
では、ただ眠ればよいのか?それだけでは勿体ない!ということも分かっています。
睡眠の質はもちろん、寝る直前の状態も記憶に関わってきます。

寝る前15分の脳活用のポイント

先ずは、経験をしっかり身に付けさらに応用したり、記憶力を上げる事や、閃きを得る事などなど、必要最低限の能力プラスαの「脳力」を必要とするお仕事(ほとんどがそうだと思いますが)ならば、ただ単に、「脳の休息が取れればいい睡眠」では片手落ちです。

ノンレム睡眠で脳疲労を回復させるだけでは記憶の固定という意味では足りないのです。詳しいシステムについては、様々な説・仮説がありここではできませんが、レム・ノンレム睡眠そのどちらもが、記憶の整理整頓&固定に関わっています。

つまり、質の良い睡眠=レム・ノンレムとも必要十分に確保できている睡眠 がとれているかどうか?が脳力を最大限に発揮するために重要だという事。ノンレムだけ取ればいい!3時間寝ればいい!では睡眠の質は確保されていないのです。

では、とりあえずしっかり寝ればいいの?

良いです。とも言えますが、より効率よく且つ睡眠を有益なものにするには、寝る15分前の過ごし方で変わってきます。

【寝る前15分(1~2時間説もあり)は記憶のゴールデンタイム】

寝る直前の学習や意識したことは1日の内で一番記憶に固定されやすいことが証明されています。
寝る前に暗記物の学習をしてからそのまま布団に入ることがコツ。
折角学習しても、一旦やめて、布団に入る前や入ってから、あれやこれや他のことを考えたり、スマホを見たり、作業したりするのはNG!記憶の衝突=混乱が起こります。
出来るだけ他の余計な意識に干渉を受けないで、そのまま入眠することが記憶定着率アップにつながるのです。

ただし、15分前は覚えておきたい暗記物などの軽い勉強がオススメ。

なぜならば、研究だったり証明だったりアレやコレや複雑に考えなければならない勉強では、脳の興奮状態が増してしまい入眠がスムーズにいかなくなります。

さらに、寝る直前の意識は記憶に固定されやすい。
ということは、勉強以外の「考え事」でも気をつけなければなりません。

寝る直前のメンタル=脳内です。

「布団の中で反省会はしないはしないでください。」これは私が講演で良くお伝えするセリフです。
失敗をクヨクヨ考えていれば、その状態が記憶に固定されやすくなります。不安や心配の気持ちのまま眠りについたら、それが睡眠中に刷り込まれていきます。

多少オーバーな妄想が入ってもかまいません。できるだけリアルに、楽しい自分、思わず笑顔になってしまう自分、心地よい状態の自分、を思い出したり・イメージしたりしたまま眠るのが良いのです。

そのイメージが睡眠中に固定化されて、起きている間の自分を創っていきます。

まとめ

疲れ切ってバタンキューな日もあると思います。学びのあった日、そして普段の日は、寝る前の15分をどう有効活用するか?
学びを無駄にせず自分を最高の状態に持っていくために、是非工夫してみてください。

それでは、今夜も良い眠りを・・・☆

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP