Sleep Performance Company (スリープ パフォーマンス カンパニー) 代表:小林 瑞穂 (こばやし みずほ) 研修講師/薬剤師/睡眠改善シニアインストラクター(日本睡眠改善協議会)埼玉県出身。薬科大学卒業後、営業職に従事。医療の現場で心を病む人が増加している現状を目の当たりにし、心理カウンセラー資格を取得。その後、睡眠問題を深く掘り下げるためメンタル専門の薬剤師となり、延べ5万人以上の「眠りの悩み」に関わる中で、睡眠は心と体を元気にし、目の前のあなたに笑顔をもたらす!と確信を得る。 日本にわずか10名ほどしか存在しない『睡眠改善シニア指導員資格』を取得(H29年3月現在)。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォーマンス睡眠法』に関するセミナーや、講演活動、『生産性向上のためのセルフリーダーシップ睡眠研修』など、企業研修・安全大会講演を実施。体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博している。スリープ・パフォーマンス カンパニー https://sleep-perform.com/ 快眠サロン水月~mizuki~ https://mizuki-kaimin.com/新聞連載・各種メディアでのコラム執筆や、TV出演等も行っている。 *著書:『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社) |
はじめに
高齢者の睡眠問題は、医療現場にいると難しいことは感じます。一番の問題はご本人の「寝なくてはならない思い込み」ではあるのですが。しかし、趣味を持つことで、活動量も増え悪眠状態を軽減することが出来ますし、持てあます時間を埋めることもできます。
ただし、高齢者により意欲を持ってもらうためには、一人では難しいとうことも家族や周りの人が理解しておいて欲しい点なのです。
家族が親の趣味に歩み寄ろう!
内閣府が60歳以上の方を対象に行ったアンケートによると、普段の楽しみはなにか?という問いに、「テレビ・ラジオ」と答えた人が83.2%、「新聞・雑誌」と答えた人が55.0%
でした。上位を占めるのは、人と接することなく、内向きの趣味です。
体も思うように動かせず、でかけるのもおっくうで、と社会との接触はどうしても減っています。
出来る事ならば無理のない範囲で行う、「屋外での趣味」がベストです。
中々出られないという場合は、テレビや映画、読書でも良いのです。
ただし、一人で完結しないこと。
例えば、庭いじりならば、「花の成長を写真にとってLINEで送ってね。」
映画なら、「お母さん、〇〇〇を観た?どうだった?」
読書なら、「コレおすすめだから読んでみてよ!」
など、小さな共有=接触と課題があった方が、より意欲につながるのです。
高齢者の方からのアクションを待つのではなく、家族や周囲に人が歩み寄って趣味に関わることが必要なのです。
まとめ
生き甲斐がある、やることがある、家族や社会の役に立てることがある、
それが高齢者の睡眠状態を改善することにつながるのです。
それでは、今夜も良い眠りを・・・☆
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