Sleep Performance Company (スリープ パフォーマンス カンパニー) 代表:小林 瑞穂 (こばやし みずほ) 研修講師/薬剤師/睡眠改善シニアインストラクター(日本睡眠改善協議会)埼玉県出身。薬科大学卒業後、営業職に従事。医療の現場で心を病む人が増加している現状を目の当たりにし、心理カウンセラー資格を取得。その後、睡眠問題を深く掘り下げるためメンタル専門の薬剤師となり、延べ5万人以上の「眠りの悩み」に関わる中で、睡眠は心と体を元気にし、目の前のあなたに笑顔をもたらす!と確信を得る。 日本にわずか10名ほどしか存在しない『睡眠改善シニア指導員資格』を取得(H29年3月現在)。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォーマンス睡眠法』に関するセミナーや、講演活動、『生産性向上のためのセルフリーダーシップ睡眠研修』など、企業研修・安全大会講演を実施。体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博している。スリープ・パフォーマンス カンパニー https://sleep-perform.com/ 快眠サロン水月~mizuki~ https://mizuki-kaimin.com/新聞連載・各種メディアでのコラム執筆や、TV出演等も行っている。 *著書:『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社) |
目次
はじめに
寿命も、パフォーマンスも、幸福度も、結局ストレスに上手に対処できるかどうか?が関わっています。
例えば死亡リスクは、8年の追跡調査を行ったところ、ストレスの高い人はうまく対処できている人と比べて43%もリスクが高かったという研究結果があります。
何をストレスと感じるか?どうやってストレス対応をするか?は人それぞれ。睡眠は必要な長さも質も人それぞれで幅がありますが、それでもストレス軽減効果があるのは共通です。
ストレス軽減効果
貴女のストレス解消法は?と聞かれると、例えば、食べる事!ショッピング!スポーツ!など色々あると思います。
<日常とあまり変わらない事>
それほどストレス解消効果はありません。
<好きな事をやって思考を切り替える事>
瞬間的な効果はあります。ただし、その時だけで終わらせてしまって、また日常に戻ったらクヨクヨ・モヤモヤでは効果は薄い。
ストレス状態の負の思考を忘れられる又はプラス思考に変えられる切っ掛けと出来れば効果はぐっと上がります。
<マインドフルネス瞑想などの思考法>
ストレス軽減効果はかなり高いのですが、残念ながら習慣として継続できる人が2%程度と少ないというデータもあります。自己流ではなく、タイミングも含めて上手に取り入れる・習慣化するための工夫も合わせて学ぶ必要があるのかもしれません。
<運動>
少し強度の高い運動は、昔から抗うつ薬と同程度の効果があると言われています。
落ちているときに動くのは億劫ですが、そこを押して運動できれば薬に頼らずともストレスに対処できると言えます。運動は、理屈より先に体から心を変えるとてもいい方法です。
でも、普段運動しない人にはちょっとハードルは高い欠点はあります。
<食事>
好きなものという効果や、食物に含まれる成分事態の効果、咀嚼の効果、消化のため副交感神経が働く、などさまざまな理由でストレス軽減効果は期待できます。
例えば、緑茶にはテアニンというリラックス効果のある成分が含まれますが、摂取量によって、うつ病発症のリスクが50%も変わるというデータもあります。
ただし、ストレス食い!の様に食べ過ぎてしまうと別の健康問題が体に出てしまいますのでその点は要注意。
<睡眠>
最高のストレス軽減法です。
肉体的ストレスが取れるのはもちろんです。1日の内でも睡眠中がメインとなって、回復と修復再生が行われます。
脳疲労=ストレス。脳が唯一休息できる場が深睡眠です。
たとえ覚えていなくても、夢ではストレスに対処する・折り合いをつける・回避する・打撃を軽減する・都合よく変換する等などが行われているともいわれます。
そして、記憶の整理整頓や、忘れる=記憶の消去・曖昧化・深く沈めるなど、これらも睡眠の素晴らしい特徴です。
研究によって数字にはかなり差がありますが、睡眠状態の良い群と悪い群(不眠群など)を比較すると、うつ病の発症率は6~40倍違うという結果が出ています。
いずれにしても、眠らないと心に影響が出る(更にストレスに対処できにくい状況になる)確率は高いことが予測されます。
ただし、やはり、質を蔑ろにした睡眠では十分な効果は得られません。
まとめ
ストレスは、外部からの刺激。生きている限りなくなることはありません。それをどうとらえ、どう対処していくか?が、毎日元気に楽しく、働く!遊ぶ!活きる!に繋がります。寝るだけで最もストレス軽減効果を得られるのです。たかが睡眠されど睡眠なのです。
それでは、今夜も良い眠りを・・・☆
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