お母さん、イマドキ中学生の睡眠意識知っていますか?

Sleep Performance Company (スリープ パフォーマンス カンパニー)
代表:小林 瑞穂 (こばやし みずほ)
研修講師/薬剤師/睡眠改善シニアインストラクター(日本睡眠改善協議会)埼玉県出身。薬科大学卒業後、営業職に従事。医療の現場で心を病む人が増加している現状を目の当たりにし、心理カウンセラー資格を取得。その後、睡眠問題を深く掘り下げるためメンタル専門の薬剤師となり、延べ5万人以上の「眠りの悩み」に関わる中で、睡眠は心と体を元気にし、目の前のあなたに笑顔をもたらす!と確信を得る。
日本にわずか10名ほどしか存在しない『睡眠改善シニア指導員資格』を取得(H29年3月現在)。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォーマンス睡眠法』に関するセミナーや、講演活動、『生産性向上のためのセルフリーダーシップ睡眠研修』など、企業研修・安全大会講演を実施。体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博している。スリープ・パフォーマンス カンパニー https://sleep-perform.com/
快眠サロン水月~mizuki~    https://mizuki-kaimin.com/新聞連載・各種メディアでのコラム執筆や、TV出演等も行っている。
*著書:『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社)

はじめに

私自身、最近実施した中学生300名への睡眠アンケート結果で、ちょっと驚いたことがあります。
我々一昔二昔も前の中学生だったカグジョ世代と、イマドキ中学生の睡眠に関する差について。
大人の背中を見て育つ。10代に成長期を迎えることは今も昔も変わらない。でも、今は社会の流れと心身の成長とのギャップが出来てしまっているのではないか。。。と。
そこで今回は、小学生~中学生までのお子さんを持つカグジョのお母さん方に問いかけてみたいと思います。
子供の睡眠状態&睡眠に対する認識、聞いたことが有りますか?

中学生のアンケート結果

初めにお断りしておきます。あくまでも、平均値であり、とある地方都市の標準的な学校でのアンケート結果です。地域差や公立私立などによる違いもあるかもしれません。
また、子供であっても必要な睡眠時間には個人差があります。

アメリカ国立睡眠財団が発表している14歳~17歳の理想の睡眠時間は8時間~10時間といわれています。年齢が下がればもう少し必要となります。
もっと言えば、本当の理想は寝入ってから自然に目が覚めるまでの時間です。

中学生はまだ成長の途中。肉体の発達にも、心の発達にも睡眠が必要です。
そのことを踏まえて、読み解いていきたいと思います。

【睡眠時間の結果】

平日の平均睡眠時間     平均7.2時間
休日の平均睡眠時間     平均8.2時間
自分が理想とする睡眠時間  平均8.5時間
61.5%の生徒さんが、8~9時間眠りたいと答えています。

これを見て、思うことが幾つか出てきます。
◇日本の成人の平均睡眠時間7.2時間(2018年)です。え?大人と一緒!?
しかも、その大人でさえ、7割の方が睡眠に不満を抱え、6割5分の方が睡眠負債を抱えているのです。
果たして中学生にとって、必要十分な時間と言えるでしょうか?

◇休日は1時間多い。
ということは、平日の足りない分をリカバリーしようとしているのです。

◇理想は8.5時間。
実は自分たち自身の体感覚で、必要な時間はなんとなくわかっている!のです。
でも、現実では時間が確保できない又は確保の仕方がわからない!と悩んでいるもの事実なのです。

【睡眠に関する問題点ランキング】

1位 目覚めのシャッキリ感がない 57.6%
2位 寝不足だと思う       48.5%
3位 毎日だるい         43.6%
4位 やる気が全くでない     39.4%
5位 寝つきが悪い        30.3%

思春期独特の心身の状態も原因の一つではありますが。

◇約半数の生徒さんに、寝不足の自覚があります。
果たしてこの寝不足を解決するための工夫を家庭でされているのでしょうか?

◇「だるい~」「疲れた~」「やる気ね~」
不貞腐れているだけの発言ではないのかもしれません。
実際に寝不足で体が怠いのです。

◇4位ややる気でない。6位にはイライラするなども30%近くで入ってきます。
心に影響が出ている生徒さんも少なくないのです。

【何が寝不足の原因だと思いますか?】

寝る時間が遅い
スマホが止められない
勉強時間確保のため
ゲーム
などなど・・・

◇寝る時間が遅いの内訳もおそらくスマホと勉強が主でしょう。
原因に思い当たるフシが自分なりにある生徒さんもいるのです。
でも、スマホの止め方がわからない!勉強が終わらない!どうしたらいいの?!それが本当の声かもしれません。

【番外編でも最近の特徴的結果】

実際の平均睡眠時間4~6時間の生徒さんのうち、
何割かは、理想の睡眠時間が実際マイナス1時間!

もっと短い睡眠時間になりたい!と思っている人が少なからずいる・増加傾向にあるのです!?
睡眠時間を削る大人の背中を見ています。時間確保にはそれしかないと思っているのかも?しれません。
働く世代で効率を求めて短時間睡眠にチャレンジするのはわかります。
やりたいことが沢山ある!夢がいっぱい!どんどんチャレンジしていきたい!
中学生がその志を持つのは悪いことではありませんが、睡眠時間を削ることは、大人のそれとは事情が異なります。
中学生の年齢では、体・心の発達にとって、睡眠は必要不可欠な事なのです!
ショートスリーパーの遺伝子を持つ人はたったの2%。

何のため?を尊重しながら会話しよう

我々が子どもの頃は、親のセリフと言えば、「子供はもう寝なさい!」や「もう寝る時間でしょ!」でした。
理由も理屈もなかったけれど、今思えば発達にとってあながち間違った指導ではなかったのです。

所が、今のお母さんたちにインタビューしたところ、『部屋でスマホやっているみたいよ?』というような回答が主です。
良く言えば、子供の自主性に任せているとも取れます。
私も、中学生は就寝も起床も睡眠は自己管理できるようになることを目指す年代だと思っています。
睡眠の自己管理が自主性をさらに育てる役に立てるとも思っています。

しかし、半数が寝不足で悩んでいるのが現実です。
中学生は自主性を身に着けていく段階です。
親の頭ごなしだけでもなく、全て子供任せではなく、
「何のために」を明確にして、今日は早く眠るのか?若しくは今日は遅くまで眠らないのか?
「子供が納得して自分で寝る・起きるを決める」サポートをしてあげて欲しいと思います。

☆自分のお子さんの睡眠状態がどうなのか?聞いたことが有りますか?
☆何に困っているのか?聞いたことが有りますか?
☆どんな夢があって、どんなことがやりたくて、そのために自分はどうしたいのか?聞いたことが有りますか?
☆スマホや勉強時間のルールを一緒に話し合って決めたことが有りますか?
☆お金のかかること・環境整備は親のしごと。

一度、時間がある時に、心にゆとりがある時に、子供と話し合ってみてはいかがでしょうか?
何故寝たほうが良いのか?ということが分からないと、睡眠時間削ってのスマホで友達とやり取りの優先度は変えられないものです。

まとめ

先ずは、お子さんの睡眠の現状を知ることから。
早急に睡眠改善=生活改善が必要な場合もあると知って欲しいのです。
そして、健やかな発達のため・子供の夢実現に親が出来る工夫や過干渉ではない程よいサポートは何か?
子供と一緒にご家庭で話し合ってみてください。

それでは、今夜も良い眠りを・・・☆

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