第十三回「これからが本格的な値上げラッシュ!値上げはしても値下げはしない3つの理由」

阪田順子/ファイナンシャルプランナー
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®超初心者向けマンツーマン投資サポーターとして、投資が「怖い」「難しい」「わからない」という方をマンツーマンでサポート。
知識がない、専門用語がわからない方でも投資をスタートできる、「資産運用講座」や「株式投資講座」が人気。

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの阪田順子です。

昨年末から値上げが続いていますね。そろそろ落ち着いてほしいところですが、これからが本格的になります!帝国データバンクの調査では、6月までに値上げされたのは約6,500品目、これから約8,800品目が値上げされるそう。値上げラッシュですね…。

値上げが進んでいるのは、やはり飲食料品。水産加工物は北米でのスケソウダラ漁不振によるすり身価格の上昇などを背景に、平均15%も値上がりしています。それによって、だしなど水産品関連の調味料も値上がりします。ビール類などは麦芽やトウモロコシなどの価格上昇、清涼飲料水では主にPETボトルなど包装資材の価格高騰で値上がりします。ビールが美味しい季節なのに、値上がりするのは痛手です( ノД`)

さて、これだけ値上げが続いているので「早く落ち着いて、価格をもとに戻してほしい」と思いますよね。残念ながら、一度値上がりしたものは、値下がりしないことが多いです。

今回は、その理由について解説していきます。

理由①再度の原材料コストの高騰

一つ目の理由は、再度の原材料コストの高騰が考えられるからです。

原材料の価格は、天候や生産国の政治情勢、為替などの外部環境要因に左右されやすいです。これらの要因は、良くなったり悪くなったりと変化を繰り返すので、いったん価格が落ち着いたとしても、また値上がりする可能性があります。そのため、原材料コストが下がっても販売価格は下げないということがあります。

また、原材料コストが下がって以前の価格に戻すために値下げしたとしても、原材料がまた高騰したからといって再び値上げするとなると、最初に値上げをした時以上に消費者から反発を買う可能性が高くなります。そのため、あえて値下げをしないということもあります。

理由②原材料以外のコストが高騰

二つ目の理由は、原材料以外のコストが高騰しているからです。

人件費や輸送費など、現在は直接商品にかかわるコスト以外のコストも増えています。そのため、値下げをしてしまうと他のコストをまかなえなくなる、必要な利益が得られなくなるということもあります。そのため、値下げをしないということがあります。

理由③値上げした価格が消費者に受け入れられているから

三つ目の理由は、値上げした価格が消費者に受け入れられているからです。値上げしたら販売量が大幅に減ってしまったということでもなければ、その価格が消費者に受け入れられたことになります。値下げをしたら利益が減ってしまうので、あえて値下げをしないということもあります。

まとめ

残念ながら、一度値上がりしたものは値下がりしないというのが現状です。企業も大変な状況ではありますが、家計も苦しくなるばかりですね。
こうした物価上昇への対策は、支出の無駄をできるだけ省くということはもちろんですが、収入を増やす、資産運用をする、ということがあります。

今の時期だけ節約をして頑張れば何とかなる!ということではないので、しっかりと対策をとっていってくださいね。

<阪田の独り言>

少し前に本格的なダイエットをしたときに、晩酌をやめました。今でも自宅ではお酒を飲まずにいます。以前は夏場なら缶ビール3本以上は飲んでいたのに、今はゼロ。ビールも値上がりするので、かなり節約になってよかったです!

<プロフィール>

投資で失敗し数千万円を失った身内を見て、投資は絶対にやらないと決めていたが、ファイナンシャルプランナー資格取得と同時に勉強のために投資を始める。
「失敗したらお金を失う」という不安を抱えながらのチャレンジだったが、適切な投資をすれば安定的にお金が増える、稼ぐことができることを実感する。
その後は本格的に投資について学び、年収を2倍以上にすることに成功。
お金があれば人生が豊かになるだけでなく、何かあったときも安心なため、投資を多くの人に始めてもらいたいと考え、以前の自分のように投資にネガティブなイメージや苦手意識を持つ人が投資を始められるようにマンツーマンでサポートをする講座を開始。

投資で豊かな人生が送れる人を増やすために、ブログやSNSで情報発信も行う。
アメブロ:https://ameblo.jp/meromeromeronnu/
Instagram:https://www.instagram.com/jsfp2020/

 

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