《和文化》「ふつう」の江戸絵画

こんにちは!
笛の福原百麗(ふくはら ひゃくれい・藤本博子)です。

コロナウイルスはヨーロッパを中心にパンデミックとなって、まだまだ影響は広がるばかりです。
フランスもついに外出禁止令を出しました。日本では15、16日までの臨時休館が、3月一杯の延長となった美術館も多いです。
家で鬱々とされているアート好き、お子さん達も多いのではないでしょうか。
家に閉じ込められている方がストレスで具合悪くなりそうですね。

そんな中でもあるんです。開館している美術館が!

その一つ、東京の府中市美術館では、『春の江戸絵画まつり ふつうの系譜 「奇想」があるなら「ふつう」もあります
ー京の絵画と敦賀コレクションー』という、何とも奇妙なタイトルの展覧会が14日から開催されております。(5月10日まで)

こんなユニークな、奇をてらった企画がお得意の府中市美術館ですが、タイトルにある「奇想」というのは、「奇想の系譜」という1970年に刊行された美術史家 辻惟雄さんの隠れたベストセラーを指します。昨年東京都美術館では「奇想の系譜展」が開催されて、すごい人出でした。多くの方々が江戸のアバンギャルドを堪能されたことと思います。

それに対抗して、という訳でもないかと思いますが、「すごいアバンギャルドだって、「ふつう」があってこそ成り立つんだ!」という逆の視点、反骨精神。
なかなかいいですね~
多くの美術館が閉館されてる中での開館。それも反骨精神の表れでしょうか。

「ふつう」って何なんだろう?と興味がそそられますが、ちょっと難しそうな江戸絵画の基礎が分かりやすく解説されているようです。掛け軸や屏風など、何だか古めかしくて、何が描かれているか分からないし、一部の骨董好きのもののように思われがちですが、茶道をされている方はもちろん、他の伝統文化や芸能に関わったり、外国の方々との接点がある方は、どうしても興隆を極めた江戸時代の絵画・文化を知っておく必要があります。
そんな方々はもちろん、ちょっと興味があるという方にもオススメな展覧会かと思います。

大和絵、狩野派、円山四条派・・という大きな流れ、絵の具や墨づかいについて、私も復習を兼ねて基礎を学んでみたいなと思います。

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ワード・スピリット 藤本博子
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藤本博子(福原百麗)

伊藤忠商事を皮切りに、転職8回、事務職から営業、大道芸人まで20の職種を経験。16年間、人材派遣・紹介会社にて営業、転職コンサルタントとして勤務後、独立。

これまでのべ1万人以上の就業・転職サポートを行い、2013年には人材大手転職サイト主催のスカウトコンテストにて1位(部門別)獲得。

現在、民間委託の求職者支援訓練指定校(セラピスト養成)にて就職支援講座(自己分析、就活実技、顧客サービス等)及びキャリアカウンセリングを担当。現在、京都造形芸術大学で芸術学を学びながら、アートを取り入れた「じぶん分解ワークショップ」を開発。訓練校やセミナー等で広く活用している。

一方、長唄囃子福原流笛方として演奏活動の他、洋楽(フルート)との比較やビジネスの視点から見た指導は非常にユニーク。

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