《和文化》お正月でバレた?!和文化のレベルとは?

大変ご無沙汰してしまいました、かぐや姫チームの福原百麗(藤本博子)です。

何十年ぶりかの寒波に降雪、インフルエンザや風邪が猛威を振るっておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
私は先週から風邪をひいてしまい、日曜に外出ついでに病院に行ってきたのですが、
なんと、4時間以上も待たされて、逆に具合悪くなってしまいました。
皆さんもどうぞお体だけは大切になさってくださいね〜
さて、このお正月は着物を着られたり、初詣や観劇など、和文化に接する機会はありましたか?
テレビでは高麗屋三代同時襲名披露公演が賑やかに生中継されていましたが、ご覧になった方も多かったのでは?

襲名披露の勧進帳の舞台では、そうそうたる方々がバックで演奏されていました。
人間国宝の鳥羽屋里長先生や優れた笛師(笛を作る人)でもあられる鳳聲晴由先生も笛を演奏されていました。
残念ながら人間国宝とはいえミュージシャンは立場が低くて、どこにもお名前は出ていないんですね。
多分、歌舞伎座で販売しているパンフレットに載せられているはずですが、素晴らしい先生方が演奏されている
のに、残念としか言いようがありません。

お正月にテレビを観ていて、もう一つ驚いたことがありました。

クイズ番組だったんですが、
ある問題の答えが「能」だったんです。
そう、伝統芸能の「能」です。

回答者が正解した後、「能」を解説する画像が流れたのですが・・・

↓ こちらが「能」ですね。 シンプルな、武士の音楽です。

なんと、バックに流れている音楽が 雅楽! ではないですか!!!

自分の耳を疑って、ガン見 ならぬ、ガン聴 しちゃいました。
しかし、、どう聞いても「雅楽」で「能楽」じゃない!

↓ 雅楽はこちらですね。一言で言うと宮廷音楽です。
神社での結婚式とかで聞こえてくる音楽ですね。賑やかで「能」とは全然違います!

果たしてウケ狙いだったのでしょうか?
いや、ウケを狙うような場面じゃないし・・・  悶々とした私でした。

今や、日本人の自国文化の認識レベルもこの程度なのかも知れません。
「外国人の方が日本文化に詳しい!」という、ちょっと恥ずかしい、笑えない状況になるのも、
遠い話ではないように思います。

最後に、
これもよく間違われるんですが、「篠笛をやってます」というと尺八と勘違いされる方も
多いんですよね〜

尺八はこちら ↓ たて笛です!  篠笛は、横笛です!!

今年はもっと日本文化を知っていただく活動ができたらなぁと思っております。
次回、来週はお稽古事についてのアドバイスの続きを書きますので、お楽しみに!!

木沢いずみ

梅酒と青森ごはん tuakjam オーナー。

2007年より三軒茶屋にて、「梅酒と青森ごはん」の店、『tuakjam』をオープン。今年で10周年を迎えます。

以前働いていた焼酎バーでの知識を生かして、“酔いしれる「梅酒・焼酎・泡盛・果実酒」を中心に取り揃え、「お酒に合うごはん」を提供しております。一人飲みを楽しく、日々の生活に寄り添う、まさに“大人の学校”のような、お店です。『楽しみながら学ぶ』というのを、テーマに、和ごはん料理教室も定期的に開催。

また、『武士の食卓』では、プロ講師を取得。和文化をみなさんと一緒に「おいしく、楽しく」日本の文化を継承していきたいと思います。

 

 

藤本博子(福原百麗)

伊藤忠商事を皮切りに、転職8回、事務職から営業、大道芸人まで20の職種を経験。16年間、人材派遣・紹介会社にて営業、転職コンサルタントとして勤務後、独立。

これまでのべ1万人以上の就業・転職サポートを行い、2013年には人材大手転職サイト主催のスカウトコンテストにて1位(部門別)獲得。

現在、民間委託の求職者支援訓練指定校(セラピスト養成)にて就職支援講座(自己分析、就活実技、顧客サービス等)及びキャリアカウンセリングを担当。現在、京都造形芸術大学で芸術学を学びながら、アートを取り入れた「じぶん分解ワークショップ」を開発。訓練校やセミナー等で広く活用している。

一方、長唄囃子福原流笛方として演奏活動の他、洋楽(フルート)との比較やビジネスの視点から見た指導は非常にユニーク。

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