おはようございます。
人生、丈夫に寝たもん勝ち!2分間コラム。今回は、「バリ島でのお話と睡眠」のです。
貴女はリラックス上手ですか?
快眠にとって最も大事なこと。身体も心もゆるめることが出来ていますか?
「でもね、バリ人はリラックスが上手なんだ。」
旅先のバリ島で出会ったとあるバリ人の方のセリフです。
バリ島は、日本に比べるとまだまだ発展途中の島。しかし、物価は上昇傾向にあり、田んぼや先祖からの土地はどんどん売られ、急速に開発が進んでいます。
また、IT化も当然すすんでおり、PC、スマホはもマスト条件。州都デンパサールで働くビジネスマンには、睡眠障害の人も増え始めているとか。
ブルーライトそして、経済発展とともに怒る働き方の変化が、睡眠に影響を及ぼすのは間違いないようです。
また、バリ島はバリヒンドゥー教が90%という島民。我々が思う以上に忙しいのがバリ人の生活です。
朝早くから自分の家のお寺にお供えもお祈りをし、仕事に出かけ、帰ってからも各種宗教的なお祭り事の準備に夜遅くまでしばしば駆り出されるのは当然という社会。
よくよく話を聞いてみると、夜の「本睡眠」の時間はそんなに長くないのかもしれません。
さらに、バンジャールといわれる村の中にいくつかある地域のコミュニティー(日本でイメージすると、昔は存在した回覧板を回していた地区割りとでもいいましょうか?)での人間関係は協力が当たりまえ。背けば村八分なんてことにもなりかねない。日本以上に厳しいものがあります。
表向きは人前で「怒る」ことは恥ずかしいこととされています。でも怒りや妬み嫉みを感じることもあれば、押さえ込んだ分ブラックマジックを使って呪いをかける事も日常茶飯事。
日本と同種類の精神的ストレスものあれば、呪った呪わないなどのようにまた少し違ったストレスというものもきっと沢山あるのでしょう。
では、そんなバリの人々。
どうやって寝不足解消しているの?ストレスに対処しているの?
「でもね、バリ人はリラックスが上手なんだ♪」
そこでこのセリフが効いてくるわけです。
そう。
自分が疲れているとか、精神的にマイナスだとか、寝不足であるとか、ストレスを感じているそんな時、バリの人々は、自然とリラックスする行動を取るようになっているのです。
それが文化で有り習慣でもあるのかもしれません。
確かに、もともとの文化や社会背景にある風土、環境も日本とは異なります。
例えば、仕事中のおしゃべり一つとっても日本では歓迎されません。でもバリは違う。ご近所さんや仲間とおしゃべりしながら楽しく働いて何が悪いの?と。
空いた時間に昼寝して何が悪いの?と。
そんな環境だからリラックスできるんでしょ?
そう思われる人もいるかもしれません。
でもね、私は皆さんに問いたいのです。
そもそも、「自分の体の声、心の声、ちゃんと感じることが出来ていますか?」
見て見ぬふりをしていませんか?
その結果、感覚が鈍感になりすぎて、限界を超えて初めて、気付いたら眠れなくなたりして慌てていませんか?
先ずは、自分自身を感じる力を取り戻してください!
そして、少しだけ自分を労うためにリラックスタイムを設けてみませんか?
もちろん、短時間睡眠が体に合っている人もいます。
寝ないで頑張る時期っていうものも長い人生に必要かもしれません。
そんなケースは別として、ストレスを逃すことができない、リラックスタイムすら設けることができない、自分が心地よいのか辛いのかすら感じなくなっている過ごし方。
果たしてそれで豊かな人生と言えるのでしょうか?
たまにでいいのです。
バリ人のように自分の声を自然に素直に聞き取りリラックスタイムをとってみませんか?
『感じること。リラックスすること。良い睡眠を取るためのとても大切なポイントです。』
それでは、今夜も良い眠りを・・・「人生、上手に寝たもん勝ち!
プロフィール
Sleep Performance Company (スリープ パフォーマンス カンパニー)
代表:小林 瑞穂 (こばやし みずほ)
研修講師/薬剤師/睡眠改善シニアインストラクター(日本睡眠改善協議会)
埼玉県出身。薬科大学卒業後、営業職に従事。医療の現場で心を病む人が増加している現状を目の当たりにし、心理カウンセラー資格を取得。その後、睡眠問題を深く掘り下げるためメンタル専門の薬剤師となり、延べ5万人以上の「眠りの悩み」に関わる中で、睡眠は心と体を元気にし、目の前のあなたに笑顔をもたらす!と確信を得る。
日本にわずか10名ほどしか存在しない『睡眠改善シニア指導員資格』を取得(H29年3月現在)。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォーマンス睡眠法』に関するセミナーや、講演活動、『生産性向上のためのセルフリーダーシップ睡眠研修』など、企業研修・安全大会講演を実施。体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博している。
新聞連載・各種メディアでのコラム執筆や、TV出演等も行っている。
*著書:『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社)
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