ストレスフルな社会生活に果敢に立ち向かっている現代人は誰もがメゲたり、凹んだりするものです。その理由もメカニズムもさまざまです。でも、誰もが持っている力「エゴレジ力」を高めることで、それぞれの状況に応じて自我のバランスをとる力を強化し、メゲたり凹んだりしても、すぐに立ち直る力を養うことが可能なのです。
エゴレジ研究所の小野寺と畑が、お手伝いします。
目次
🔴面白く、楽しく!
「人生の面白さは、日々の何気ない生活の中にこそある」と堀義人氏(グロービス経営大学院学長)が話されていました。人間は十人十色。楽しく生きる方法を見出すのも、人によって違うでしょう。日々を面白く、楽しく過ごすためのヒントを見つけたので、ご紹介します。
🔴自分ホメ
自分をホメましょう。できてないこと、失敗したことを責めるのではなく、やったことのひとつでも「できた!」「やった!」「がんばった!」と自分をほめる言葉かけをしましょう。お出かけのとき鏡の前で、「いい感じ!」と一声、きっといい一日になるでしょう。
自分ホメは、私たちの心にプラスの暗示を与えてくれて、潜在意識に自信を植え付ける心理的効果があるのです。自分をほめる習慣がつくと、自分をありのままに受け入れやすくなります。今の自分を少しずつ好きになっていける。どうしてかというと、自分をほめようと意識していると、自然と自分のいいところ・長所に目が向くようになるからです。
🔴ワクワクエネルギー
嬉しい・楽しい・気持ちいい・美味しい・心地よいことを体験できると思うとワクワクしませんか。ワクワクとは、「湧く湧く」です。つまり、エネルギーが湧いてくるということなので、日常的にワクワクすることをできるだけ体験しておくと、潜在意識に気力や意欲のエネルギーが貯蓄されるのです。
まずは自分が何かにワクワクするか確認してみてください。何かをしている時、しようとしている時、「私ワクワクしている!」と思ったら、それはもう幸せへのシグナルです。特に今、ワクワクすることがない時は、新しいことにチャレンジしてみることでワクワクできるかもしれません。自分の価値観にとらわれず、広い視野で物事を見てみると、世の中には面白いことがたくさんあります。広い世界で新しいことに挑戦し、凝り固まった価値観を壊してみるというのもよいでしょう。新しい価値観で物事を見ると、今までつまらなく見えていたものが面白く感じるかもしれません。それだけではなく、新たなものに出会う可能性もあるのです。
🔴「ありがとう」を口にする
ちょっとしたことでも「ありがとう」と言うようにしましょう。「ありがとう」は魔法の言葉です。言えば言うほど幸せを呼ぶ言葉「ありがとう」を実践しましょう。今日の自分にも「ありがとう」と言ってください。
🔴時間を大切にする
約束の時間を守る、無意味な時間を過ごさない、規律正しい生活をするなど時間を大切にするということは、時間を有効に自分のためや人のHappyにために使うということです。なんとなく過ごす時間を少し減らして充実した時間を増やしていきましょう。一人の時間は一人の時間を楽しんで、くつろいで、みんなといる時間はみんなで楽しめるよう時間を使いましょう。
物理的に長時間確保できないとやることが難しい場合もありますが、人生を楽しんでいる人は、好きなことを少しでも行うためにはどう時間を作れば良いかということを考えています。10分や15分でも自分の好きなことを行うことで、その時間はとても満たされた時間になります。その満たされた気持ちが楽しく生きているという感覚を作り出すのです。
🔴ポジティブな言葉を多く使う
日ごろからポジティブな語彙を増やしましょう。「忙しい」を「リア充(リアルが充実している)」と表現したり、「混雑」を「賑やか」と、「疲れた」を「よくやった!私」と言いかえることでいい気分になること間違いなし。ポジティブな言葉は自分にも人にも使えます。友達に「おはよう」とメールしたり、今はSNSもあるので投稿したり、つぶやいてたりしてもいいかもしれません。
🔴人におすそ分けする
いい気分は誰かと分かち合うことでますます倍増します。だから、いいことがあった日は、誰かを少しだけ手伝ったり、いただいたものは誰かと分けあったり。誰かに手を差し伸べられる気持ちが自分を幸せにします。
🔴目標をもつ
人が一番幸せと充実感を感じられるのは自分が目標に向かって進んでいる時です。小さくてもいいし、大きくてもいいのです。必ずしも達成するのが幸せとは限りません。目標に向かうまでのプロセスを楽しむ気持ちが大切です。
面白く、楽しく生きるには、他人と比べるのではなく、自分がどうすれば楽しく生きられるかを考えた方がよいでしょう。自分が楽しく生きていると感じるのは、自分が心からやりたいことをやっている時だといえます。20代には20代の、50代なら50代のそれぞれの年齢にふさわしい楽しみ方があります。すべての境遇、年齢、立場を肯定的に受け入れて、好奇心を思いっきり働かせて、行動しましょう。エゴレジ力も役に立ちます。
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次回はまたエゴレジ関連の話題をご紹介します。
小野寺敦子
エゴレジ研究所代表。心理学博士。目白大学人間学部心理カウンセリング学科教授。同校心理学研究科大学院修士課程教授。同校心理学研究科博士後期課程教授。臨床発達心理士・三越伊勢丹アポセカリー顧問。
NPO法人こどものくに代表理事。
畑 潮
エゴレジ研究所GM。GCDFキャリアカウンセラー
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