Vol.4 睡眠と温め方

おはようございます。
人生、丈夫に寝たもん勝ち!2分間コラム。今回は温め方と睡眠についてです。

ほかの季節はそんなことないのに、冬場だけは手足が冷たくて中々眠れない・・・そんな女性は増えてきます。
今回は、そんな手足の温めについてです。
冷え性で一年中中々眠れない。その場合は、根本的な対策が必要になりますのでまた別の機会に。

さて、なぜ手足が冷えていると眠れないのでしょうか?
良い眠りに入るためには、日中の活動で上がった体温(深部体温)が下がる必要があります。
では、その体の内部の熱をどうやって冷ましているのか?
手足など末端の血管を拡張させて、血流を良くして、熱を逃がします。赤ちゃんは眠くなってくると手足が熱くなっている。アレです。

通常はしっかり血流を確保できる人も、冬に外気で手先や足首を冷やしきってしまっていたり、実は部屋の中も床は冷えていたりで手足の血管がキュッ収縮してしまっていることが。

冷たくて痺れるような感覚で眠れないだけでなく、実は深部体温を下げられずに眠れなくなっているのです。
そんなパターンに思い当たる方は是非、取り入れてみたり、気をつけていただきたいこと。

手足の温め方としては、様々な方法があります。正解はこれだ!と決まっているわけではありません。自分がやりやすい方法を取り入れれば良いのです。

例えば、手浴&足浴。汗をじんわりかくまで行う。これは結構な効果があります。
お風呂は、ゆっくり浸かる。そもそもの体温コントロールができなくて眠れない場合は2時間前といわれますが、今日は手足を冷やしてしまったので眠れない!という場合は、布団に入る30分前ぐらいにお風呂から上がるイメージで。
また、お風呂から上がったあとに、足首を冷やさないようにレッグウォーマーなどで保温を。
そしてできればお布団に入ってからは靴下は履かない。足の裏からの汗を吸収するのは良いのですが、それが蒸発できないと、冷えてしまいます。どうしても履きたい場合は、ユルユルで締め付けない。吸湿&速乾を期待できるもので。
そして、自力で血流回復!手足の指をグーパーグーパー。軽く指ストレッチで血流を呼び込みましょう。

次に、お布団の温めの考え方。
電気毛布を一晩中つけっぱなし!は×。寝る前に温めておいた布団に入るは〇。
基本的には、自分の体が発する熱をキープして暖かさを保つ布団を選ぶのが良いのです。

思っている以上に足首は冷えやすい!頭に入れておくと冷え対策の方向性が決まると思います。

次回は「睡眠とおはよう」についてです。
それでは、良い眠りを☆

 

プロフィール

Sleep Performance Company (スリープ パフォーマンス カンパニー)
代表:小林 瑞穂 (こばやし みずほ)
研修講師/薬剤師/睡眠改善シニアインストラクター(日本睡眠改善協議会)

埼玉県出身。薬科大学卒業後、営業職に従事。医療の現場で心を病む人が増加している現状を目の当たりにし、心理カウンセラー資格を取得。その後、睡眠問題を深く掘り下げるためメンタル専門の薬剤師となり、延べ5万人以上の「眠りの悩み」に関わる中で、睡眠は心と体を元気にし、目の前のあなたに笑顔をもたらす!と確信を得る。
日本にわずか10名ほどしか存在しない『睡眠改善シニア指導員資格』を取得(H29年3月現在)。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォーマンス睡眠法』に関するセミナーや、講演活動、『生産性向上のためのセルフリーダーシップ睡眠研修』など、企業研修・安全大会講演を実施。体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博している。

新聞連載・各種メディアでのコラム執筆や、TV出演等も行っている。
*著書:『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社)

 

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