Vol.34 睡眠と睡眠の日

おはようございます。

人生、丈夫に寝たもん勝ち!2分間コラム。今回は、「睡眠の日」のお話です。

「睡眠の日」ご存じですか?

世界睡眠医学協会が定める、「世界睡眠デー」は3月18日。
それにプラスして、日本では、睡眠健康推進機構(日本睡眠学会と、精神神経学振興財団が協力)が9月3日も「睡眠の日」と制定しました。

不眠大国ニッポン!これはたいへん!と年2回睡眠の日を制定したのです。
なぜ9月3日か?
なんと、語呂合わせ!
ぐっすり=9(ク)・3(スリー)眠る日!

前後1週間を「睡眠健康週間」として、睡眠に関する知識の普及や啓もう活動が各地で行われます。

総務省統計局が実施している「社会生活基本調査」によると、私が生まれたころから平成28年までの調査を比べると、成人の平均睡眠時間は、8時間6分から右肩下がり。平成に入ったころからは、7時間40分から48分のあいだを横ばいです。
40数年前と比べて、平均時間はたったの26分の減少!?と思うかもしれません。
でも、このたった30分が現代日本の大人たちの体と心の健康に大きな影響を及ぼしているともいえるのです!

だって、今や成人の7割が睡眠に不満を持ち、
4人に1人は睡眠障害を抱えているのです!!

貴女はその4人に1人ではありませんか?

9月3日「睡眠の日」を切掛けに、日ごろの生活の中身を振り返って見直してみませんか?

本当に、「必要なこと」でスケジュールが埋まっているのでしょうか?
「ムダ」や「ムラ」はありませんか?
「必要なこと」とを「やらなきゃならないこと」と認識して嫌々気分でやっていませんか?
「本来必要なゆとり時間やリラックスタイム」を「ムダ」と切り捨てていませんか?

30分を確保する行動管理・スケジュールの工夫をしてみませんか?

そんな見直しの機会をどこかの場面で、カクジョ読者の皆様向けに設けようかとも思っています。
24時間時計を使った行動・体調・感情チェック。

来月9月3日(水)は睡眠の日。
仕事を早く切り上げて、ゆっくり寝てみてはいかがでしょうか?
自分の健康状態を振り返る日にしても良いですよね。
会社でそんな話題を投げかけてみてください。

それでは、今夜も良い眠りを・・・「人生、上手に寝たもん勝ち!」

プロフィール

Sleep Performance Company (スリープ パフォーマンス カンパニー)
代表:小林 瑞穂 (こばやし みずほ)
研修講師/薬剤師/睡眠改善シニアインストラクター(日本睡眠改善協議会)

埼玉県出身。薬科大学卒業後、営業職に従事。医療の現場で心を病む人が増加している現状を目の当たりにし、心理カウンセラー資格を取得。その後、睡眠問題を深く掘り下げるためメンタル専門の薬剤師となり、延べ5万人以上の「眠りの悩み」に関わる中で、睡眠は心と体を元気にし、目の前のあなたに笑顔をもたらす!と確信を得る。
日本にわずか10名ほどしか存在しない『睡眠改善シニア指導員資格』を取得(H29年3月現在)。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォーマンス睡眠法』に関するセミナーや、講演活動、『生産性向上のためのセルフリーダーシップ睡眠研修』など、企業研修・安全大会講演を実施。体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博している。

新聞連載・各種メディアでのコラム執筆や、TV出演等も行っている。
*著書:『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社)

 

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