秋ナスは嫁に食わすな!?茄子で快眠の可能性。

Sleep Performance Company (スリープ パフォーマンス カンパニー)
代表:小林 瑞穂 (こばやし みずほ)
研修講師/薬剤師/睡眠改善シニアインストラクター(日本睡眠改善協議会)埼玉県出身。薬科大学卒業後、営業職に従事。医療の現場で心を病む人が増加している現状を目の当たりにし、心理カウンセラー資格を取得。その後、睡眠問題を深く掘り下げるためメンタル専門の薬剤師となり、延べ5万人以上の「眠りの悩み」に関わる中で、睡眠は心と体を元気にし、目の前のあなたに笑顔をもたらす!と確信を得る。
日本にわずか10名ほどしか存在しない『睡眠改善シニア指導員資格』を取得(H29年3月現在)。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォーマンス睡眠法』に関するセミナーや、講演活動、『生産性向上のためのセルフリーダーシップ睡眠研修』など、企業研修・安全大会講演を実施。体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博している。スリープ・パフォーマンス カンパニー https://sleep-perform.com/
快眠サロン水月~mizuki~    https://mizuki-kaimin.com/新聞連載・各種メディアでのコラム執筆や、TV出演等も行っている。
*著書:『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社)

はじめに

秋ナスは嫁に食わすな。そんなことわざがありますが。意味は諸説あるようで。
美味しすぎるから、よそから来た嫁には食わせられないという嫁いびり的な意味だったり、種が取れないから子宝に恵まれなくなるとか、毒成分のアルカロイドを少し含むので体に悪いから大事な嫁に食べさせてはならないという気遣いの意味とか・・・

それはさておき、茄子が美味しいのは事実。
殆どが水分で栄養素は少ないと思われますが、最近見直されているようです。

茄子に快眠効果がみられた!

 数年前から、一部のブランド茄子が栄養機能性表示食品としても販売されています。

実際、信州大学他らによる研究によると、

ストレスを感じている正常高値~高血圧の方に、ナス由来コリンエステル(アセチルコリン)2.3mgを12週間連続して接種してもらったところ、血圧低下と心理状態の改善がみられた。というデータがあります。

副交感神経の働きが亢進し、交感神経の働きが抑制される結果血圧が下がると考えられます。

因みに、アセチルコリン2.3mgナをスの量とすると、だいたい22g分ぐらいとのこと。
種類にもよるのでしょうが、可食部分でだいたいナス1本100~200gというところでしょうか?
おかずでつまむ程度で良いと言えますね。

そしてナスには、キュウリやキャベツトマトやニンジンなど、他の野菜と比べて、コリンエステルの含有量が、約3000倍にもなるのです。

これは特徴的と言えるかもしれません。

では、肝心の睡眠との関係です。

どうやらナスには、自律神経に働きかける事かがあるという事。
副交感神経(リラックス)を優位にさせ、交感神経(興奮)を抑える
これは入眠に必要な自律神経の状態と同じですよね。

実際、農研機構生研支援センター革新的技術開発・緊急展開事業うち経営体強化プロジェクトの研究によると、

ナス由来コリンエステルを3.5 mg含有するナス粉末を5日間継続摂取すると、入眠改善と時間延長など、睡眠状態の改善がみられたという結果が出ています。

まとめ

茄子の旬は品種によりますが、初夏から初秋。
ことわざでも秋ナスは美味しいと言われていますし、冬になる前に気温も落ち着てきたこの秋の夜長を利用してしっかり睡眠を整えるために、ナスを食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか?

それでは、今夜も良い眠りを・・・☆

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