VR睡眠から見えてくるもの

Sleep Performance Company (スリープ パフォーマンス カンパニー)
代表:小林 瑞穂 (こばやし みずほ)
研修講師/薬剤師/睡眠改善シニアインストラクター(日本睡眠改善協議会)埼玉県出身。薬科大学卒業後、営業職に従事。医療の現場で心を病む人が増加している現状を目の当たりにし、心理カウンセラー資格を取得。その後、睡眠問題を深く掘り下げるためメンタル専門の薬剤師となり、延べ5万人以上の「眠りの悩み」に関わる中で、睡眠は心と体を元気にし、目の前のあなたに笑顔をもたらす!と確信を得る。
日本にわずか10名ほどしか存在しない『睡眠改善シニア指導員資格』を取得(H29年3月現在)。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォーマンス睡眠法』に関するセミナーや、講演活動、『生産性向上のためのセルフリーダーシップ睡眠研修』など、企業研修・安全大会講演を実施。体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博している。スリープ・パフォーマンス カンパニー https://sleep-perform.com/
快眠サロン水月~mizuki~    https://mizuki-kaimin.com/新聞連載・各種メディアでのコラム執筆や、TV出演等も行っている。
*著書:『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社)

はじめに

時代は刻々変化する。睡眠スタイルも刻々と変化する。

デジタル機器の進化や仮想空間を自在に生きる現代に、若干についていけていない身ではありますが。「VR睡眠」という言葉から改めて睡眠について考えてみたいと思います。

VR睡眠から睡眠の在り方を考える

VR(Virtual Reality):仮想現実
さらに、「表面的には現実ではないが、本質的には現実という意味も含まれる。限りなく実体験に近い体験が得られることを示す。」(エレコムHPより引用)
それは、「専用のゴーグルで人間の視界を覆うように360°の映像を映すことで、実際にその空間にいるような感覚を得られる技術。」(NEC HPより引用)

そのVR空間で睡眠を取る「VR睡眠」を楽しむ、研究する人たちがいます。

【VR睡眠のメリット】
◇自宅のベッドにいながら又はどこにいても、自分の好きなバーチャル空間で空想を広げながら気分よく眠ることが出来ること。
例えば、現実は狭い汚い寝室だったとしても、バーチャル空間では広い草原の満点の星空の下で眠るなんてこともできるわけです。

◇離れたところにいる仲間やパートナーと、アバターを通じで同じ空間で睡眠を共有することが出来ること。
例えば、修学旅行の様にワイワイめる前時間を楽しみながらそれぞれ自由に眠りについたり、遠距離恋愛中の彼と一緒に眠っている気分を味わえたりするのです。

【VR睡眠のデメリット】
◇そもそも、機器が睡眠に適した形状・素材ではない
◇光の影響や、音の影響で、睡眠の質が低下する。

これらのことから、改めて睡眠について考えてみると。。。

◆人の心理が睡眠に対する影響は大きいものです。「心地の良い空間」で眠りたい&眠ることは、重要な点の一つです。バーチャルだけでなく、現実の寝室空間のデザインについては、自分の心地よさを追求した方が良いのです。

◆単に「睡眠の質」だけを考えると一人の方が良い場合が多いのは事実です。しかし、ヒトはコミュニケーションを必要とする生き物。誰かと寝室を共にすることも、精神的に豊かになるこれも事実です。

この先、VRを上手に活用すれば、コミュニケーションを仮想でとり、その後の本睡眠は現実でしっかりと、そのように使い分けが推奨される時代がくるかもしれません。

◆例えば、避難所での睡眠など、周囲が気になる空間での睡眠の際は、VR睡眠で異空間をイメージして眠りにつくのもありかもしれません。

いずれにせよ、今の段階では、あの大きなゴーグルをつけての睡眠は、決して質の良い睡眠がとれるとは言えません。
しかし、そう遠くない内に、技術は進化するかもしれません。

着け心地はアイマスク程度、眠ったら自動で電源オフ、又は、脳刺激で快眠を誘導する技術がついているなど、どんどん変わっていくでしょう。

まとめ

「VR睡眠」今はまだネット上でVRを楽しんでいる人達の間のワードです。この先、社会がどう変化・進化していくか?によって、仮想空間で眠るのが当たり前の世の中になる日が来るのかも?!しれません。

それでは、今夜も良い眠りを・・・☆

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