< 美・教養12 アフタヌーンティー パーティ >
こんにちは。salon de Saga manners主宰の嵯峨裕美子です。
これまでヨーロッパの社交界などで実体験した経験をもとに、たくさんのご受講生にエチケット&プロトコール マナーからメイク、ヘアスタイル、ファッション、パーソナルカラー&スタイル診断などトータルにアドバイスさせていただきました。
2024年からは「令和女子は知っている美・教養」で品格を磨く大人のマナーから、人生を豊かに愉しむための秘訣についてお伝えいたします。
アフタヌーンティーパーティは、美味しい紅茶とティーフードを楽しむだけではなく、招く側も招かれる側も、その場での振る舞いが大切です。正しいマナーを知っておくことで、お互いが気持ちよく過ごせ、より一層その場を楽しむことができます。
優雅な時間と会話を楽しむ為の「アフタヌーンティー パーティ」の振る舞いについて美・教養の秘訣をご紹介いたします。
アフタヌーンティー パーティは、午後のひとときを楽しむためのイベントですが、その背景には深い歴史と文化があります。このような場でのマナーは、単に形式的なものではなく、他者への敬意や場の雰囲気を尊重する姿勢を表します。参加者全員が心地よく過ごせるよう、基本的なマナーを守ることが大切です。
美・教養12「アフタヌーンティー パーティ」についてご紹介します。
アフタヌーンティーパーティはイギリスで始まったお茶を楽しむスタイルです。パーティが改まったものであるかは、ホストの考えによるので参加者は従います。
招待状が届くパーティであれば改まったものであると考え、服装や振る舞いに気をつけましょう。日本では、午後14〜15時頃から2時間くらい開かれるのが一般的です。
<美しい姿勢と振る舞い>
アフタヌーンティー パーティでは、リラックスして楽しみながらも品位を保つことが求められます。背筋を伸ばして椅子にしっかりと座るようにします。肘をテーブルに置くのは避けましょう。
<テーブルマナー>
テーブルマナーも重要です。ナプキンは膝の上に広げ、食事の際にはフォークやナイフを静かに扱います。特にアフタヌーンティーでは、食器の使い方や順番が細かく決まっています。
※美・教養11「アフタヌーンティー マナー」参照
< 会話のマナー>
アフタヌーンティーはリラックスした雰囲気の中で、軽い会話を楽しむ場です。声のトーンは控えめにし、他のゲストが話している間は話の腰を折らないよう心がけます。
避けるべき内容としては、政治や宗教などの論争を呼ぶ話題があります。代わりに、旅行、趣味、文化、アートなど、誰もが楽しめる楽しい話題を選ぶと良いでしょう。
また、会話のキャッチボールを意識し、お相手が話しやすい雰囲気を作ることが大切です。お相手の話に耳を傾け、適度に質問を挟むことで、会話が途切れずに続きます。
<ホストの振る舞いマナー>
ホストとしてアフタヌーンティーパーティを開催する際は、ゲストを心地よく迎えるために、まず自らの振る舞いに気をつける必要があります。ゲスト一人ひとりに挨拶をし、歓迎の意を示すことが大切です。
ゲストが到着した際には、笑顔で迎え、コートやバッグを預かるなど気配りします。また、ゲストが席に着いたら、最初にお茶を注ぐのはホストの役目です。
ポイント
パーティの進行がスムーズになるよう、予めスケジュールを立てておくことが望ましいです。ティータイムの開始やデザートのサーブなど、タイミングを見計らって行動することで、パーティ全体の流れが良くなります。
<ゲストの振る舞いマナー>
ゲストとして招待された場合、約束の時間に遅れないようにしましょう。ホストに感謝の気持ちを伝えることも礼儀の一つです。
万が一遅刻してしまう場合は、事前にホストに連絡を入れるのがマナーです。また、早退する場合も、静かにホストに断ってから退席するようにしましょう。
ポイント
パーティが終わった後、ホストに感謝の気持ちを伝えるために、翌日に手書きのメッセージを送るのも良いでしょう。また、メールや電話で感謝を伝えるのも丁寧な方法です。
<マナー美・教養のポイント>
アフタヌーンティーパーティの翌日には、感謝のメッセージを送るのが一般的です。また、特に素晴らしい時間を過ごした場合は、小さなギフトやお花など手紙を送ることで、ホストに感謝の気持ちを伝えることができます。
日本では、お招きされた場合に手土産や花束を持参する方が多いです。
ホスト側もせっかくのお土産なので、テーブルにお出ししたり、花束を飾ることになります。わたくしの場合は、手土産はご家族で後で召し上がってください。など一言添えてお渡ししております。ホストの進行を邪魔しないのもマナーになります。
せっかく準備された紅茶やティーフードの邪魔をしないのもマナー美人の秘訣になります。
嵯峨裕美子プロフィール salon de Saga manners主宰 スイスが誇る伝統のフィニッシングスクール、ヴィラ・ピエールフー(Institut Villa Pierrefeu)を卒業され、プロトコールマナーを基軸としたスクールに20年間、従事し専属講師、副学院長を努める。欧州、王室主催の舞踏会に多数出席。 欧州社交界の経験から、受講生の実践の場としてモナコ王室「バラの舞踏会」やフランス「パリの舞踏会」、エルメス社主催「エルメスカップ」などの社交界に出席される方へ、テクニックや知識を伝え「教養を身につけ、人生を豊かに楽しむ。」ための講座やVIP研修を展開する。ホームページ http://salon-de-saga.com/ 「エチケット&プロトコールマナー」「大人のマナー シリーズ」「メイクレッスン」を開催中。 |
この記事へのコメントはありません。