【令和女子は知っている 美・教養】
第32回 西洋料理

< 美・教養9 フランス料理 美しいいただき方・マナーの基本 >

こんにちは。salon de Saga manners主宰の嵯峨裕美子です。
これまでヨーロッパの社交界などで実体験した経験をもとに、たくさんのご受講生にエチケット&プロトコールマナーからメイク、ヘアスタイル、ファッション、パーソナルカラー&スタイル診断などトータルにアドバイスさせていただきました。
2024年からは「令和女子は知っている美・教養」で品格を磨く大人のマナーから、人生を豊かに愉しむための秘訣についてお伝えいたします。

3月からレストランでの「ふるまい」について美・教養の秘訣をご紹介しております。
高級レストランやディナーパーティ等でフランス料理をいただく際に、知識はあるのだけれど教養として身についていないとその場で気づく方が多いようです。知っていて身についている方は普段から実践されており、少し緊張をする場においても自然な動作になっています。

先日に開催したsalon de Saga mannersのレッスンで、受講生の方から紅茶やコーヒー等を飲む時に“すする”お話をお聞きしました。無意識に最初の一口は「ズズズッ」とすする音が出ている事に気がついているけれど、なかなか治らないと話されておりました。
また、別の受講生からは友人が食事の際に「クチャクチャ」を音を立てて食べるけれど、友人は咀嚼の音に気が付いてないご様子と話されていました。
人は家庭や教育機関、社会人になってからの学びで魅力が創られていきます。令和女子の皆様も「品格ある大人」して魅力を磨き続けて行きましょう。

本日は「フランス料理 エレガントマナー基礎」についてご紹介いたします。
フランス料理のテーブルマナーについてご紹介してきましたが、食事をより豊かに、楽しい時間にするためにマナーを堅苦しく考えず、美しい素敵な女性になるためのエレガントマナーをご紹介いたします。

美・教養9は「フランス料理 エレガントマナー基礎」についてです。
テーブルマナーは、食事を美味しく、楽しくいただくための決まりごとです。ルールばかり気にして堅苦しいものではなく、同席の方を不快にさせないための思いやりです。また、みんなが楽しく時間を共有して食べられるように合理的に考えられています。
令和女子の皆様には「品格ある大人」として、美しい素敵な女性になるためにおさらいしましょう。

<エレガントマナー 美しい意識>

品格ある大人として、日頃からの意識が大切です。
その場だけのマナーでは、なかなか身につきません。いざという時に困らないように、日常の食事でも美しくエレガントに食べるようマナーを意識しましょう。

1. 美しい姿勢

椅子に深く腰かけ、背筋をピンと伸ばし食事をすると、見た目の美しさが違います。正しい姿
勢を心がけましょう。
また、からだとテーブルの間は握りこぶしひとつ分くらいあけるのが目安です。

2. 美しく食べる

テーブルマナーを意識して食事をすると、すべての動作が美しく無駄がありません。
また、きちんとした印象を与えることができます。

3. 美しい笑顔

食事中の席にあった楽しい会話を心がけ、会話のキャッチボールをすることも大切なマナーです。
会話中の美しい笑顔はその場がなごみ、楽しく場が盛り上がる秘訣です。

<エレガントマナー 食事をより楽しむための心得>

食事をより楽しむためには、お相手への思いやりやマナーが必要です。また、お店のスタッフにもきちんとしたマナーで接し、料理を楽しみながら食べることは、お店への感謝の気持ちを表すことになります。

1. 遅刻・キャンセル

キャンセルはわかった時点ですぐに連絡をしましょう。遅刻するときも電話を入れましょう。

2. 中座について

食事が始まり、終わるまで中座をしないのがマナーです。
どうしても中座をする時は、オーダーが終わった直後か、メインディッシュが終わってデザートが配膳される前に、「少し、失礼します」など断って中座します。

3. 食事中の音

クチャクチャ音を立ててかまないように、スープを飲むときもすすらないように気をつけます。
口に食べものが入っている状態でお話ししたり、口を開けて噛まないようにしましょう。

4. 食器の音

ナイフとフォークが食器にカチャカチャ当たらないように、スープを飲むときも器にスプーンを当てないように注意します。

5. テーブルに肘をつく

だらしがなく見え行儀の悪い姿勢です。カジュアルなレストランでも肘をついてはいけません。

6. 犬食い猫背

姿勢を正し、口を食器やスプーンに近づけず、スプーンのほうを近づけましょう。

7. 食べるペース

人と食事をする場合は、相手と食べるペースを合わせるように配慮しましょう。
自分だけ食べるのが早すぎると相手は焦り、遅すぎると待たせることになります。

8. 料理を残す

料理はオーダー時に量を聞いて食べられる分だけ注文します。
アレルギーや苦手なものがある時は、お店のスタッフに確してから注文しましょう。


<マナー美・教養のポイント>

テーブルマナーを意識することは必要ですが緊張していては、食事を美味しくいただけません。完璧を目指さなくても、まわりの人のことを考えて振る舞えば、自然とマナーにかなったものになります。お相手を大切にする思いやりの気持ちが大切です。マナーはあなたの魅力を美しく輝かせてくれるスキルです。

嵯峨裕美子プロフィール
salon de Saga manners主宰
スイスが誇る伝統のフィニッシングスクール、ヴィラ・ピエールフー(Institut Villa Pierrefeu)を卒業され、プロトコールマナーを基軸としたスクールに20年間、従事し専属講師、副学院長を努める。欧州、王室主催の舞踏会に多数出席。
欧州社交界の経験から、受講生の実践の場としてモナコ王室「バラの舞踏会」やフランス「パリの舞踏会」、エルメス社主催「エルメスカップ」などの社交界に出席される方へ、テクニックや知識を伝え「教養を身につけ、人生を豊かに楽しむ。」ための講座やVIP研修を展開する。ホームページ http://salon-de-saga.com/
「エチケット&プロトコールマナー」「大人のマナー シリーズ」「メイクレッスン」を開催中。

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