第19回 きれいをキープ!ラグジュアリーメゾット 継続編

Part 8 華やかな笑顔とほうれい線対策

こんにちは。salon de Saga manners主宰の嵯峨裕美子です。
これまでにたくさんのお客様のエチケット&プロトコールマナーからメイクやヘアスタイル、ファッション、パーソナルカラー&スタイル診断させていただいた経験をもとに、綺麗をキープする秘訣についてお伝えいたします。

7月からのコラムは「きれいをキープ!ラグジュアリーメゾット」をご案内いたします。
ケアを継続させる秘訣は、「愉しむ・無理をしない・◯◯しながら」をわたくしは長年続けています。24時間できる時に実践するのがポイントです。

本日のテーマは「Part 8 華やかな笑顔とほうれい線対策」です。
あなたどちら派ですか?
人とお話をする際に、口角を上げて話をお聞く派ですか?それとも口角が下がったへの字口でお話を聞く派でしょうか?
マスク生活で口角が下がったへの字口になっている方や、無意識に口角が下がっている方が多いようです。への字口からは、華やかな笑顔になりにくので普段からの意識が大切です。

<Part 8 華やかな笑顔とほうれい線対策>

ほうれい線は、鼻の両脇から口元に伸びる2本の線をほうれい線と言います。「しわ」と考えている方が多いですが、実際は「頬の境界線」になります。ほうれい線の主な原因は顔のたるみです。たるんだ皮膚が重力で下に垂れ、境界線が目立ってしまうことから生じます。
ほうれい線の予防や改善のために、肌のハリやツヤをもたらす食べ物、保湿効果のある食べ物、また、肌の酸化を防ぐ栄養素などをご紹介します。

<2つのほうれい線>

ほうれい線には浅いほうれい線と深いほうれい線の2種類があります。
20代や30代などの比較的若い年代のほうれい線は、浅いほうれい線である場合が多いです。
深いほうれい線は、30代の後半から徐々に現れ始め、40代、50代と年齢を重ねるにつれ、さらに目立ちやすくなります。深いほうれい線の場合、くっきりと浮き出やすく、一気に老けた印象になってしまいます。

表情筋の衰えは、特にほうれい線と深く関わりがある口輪筋(こうりんきん)と頬筋(きょうきん)を使わないことが原因です。笑顔が少なくなったり口数が減っている方は要注意です。

深いほうれい線の場合、化粧品によるスキンケアで改善を望むことが難しく、ライフスタイルの改善を含めて総合的にケアをしていくことが必要になります。

①浅いほうれい線
主な原因は、乾燥による小じわが考えられます。顔の皮膚が乾燥することで、小じわが目立ち、ほうれい線として見えることがあります。お肌の乾燥が改善すれば、浅いほうれい線は解決しやすくなります。

②深いほうれい線
主な原因は顔のたるみです。たるみの原因として、「真皮の衰え」、「表情筋の衰え」、「皮下組織・皮下脂肪の衰えや肥大化」の3つが考えられます。真皮の衰えは、加齢に伴って、真皮内のコラーゲンやエラスチンが減少したり変性することや、線維芽細胞そのものが活力を失うことで生じます。

<ほうれ線と食べ物>

ほうれい線の原因となる乾燥や皮膚のたるみを生み出さないためにも、新陳代謝が正常に行われることが大切です。新陳代謝を正常化するには、バランスの取れた食生活が基本となります。
普段から食事に気を配り、肉や魚、野菜、果物、乳製品などをバランスよく摂ることを心がけましょう。
炭水化物は、重要なエネルギー源ではありますが、ビタミンやたんぱく質など、お肌に必要な栄養が十分とは言えません。ほうれい線に悩まされない美肌をつくるためにも、炭水化物は適量にし、野菜や肉、魚など、お肌に有効な栄養が豊富な食材を摂ることが必要です。

①乾燥を防ぐ食べ物
乾燥を防ぐ食べ物や飲料を取り入れることで、内側から身体をうるおわせることができます。お肌の乾燥が気になる時は、ビタミンA、B、C、Eなどのビタミン類、亜鉛や鉄などのミネラル、セラミドなど食べ物で摂ることが効果的です。
食材としては、こんにゃく、中でも生芋こんにゃくにたくさんのグルコシルセラミドが含まれています。

②抗酸化作用のある食べ物
たるみの原因の1つが酸化なので、抗酸化力の高い栄養素を摂ることで、ほうれい線の予防につなげることが可能です。代表的な抗酸化物質はビタミン類があげられます。中でも、ビタミンA・C・Eは、抗酸化力が高いことで有名です。

ビタミンA&ビタミンC:小松菜、ブロッコリー、緑黄色野菜
ビタミンC:キャベツ、淡色野菜、パプリカ、フルーツ
ビタミンE:アーモンド、ナッツ類、玄米、大豆
スーパーフード:アサイー、キヌア、チアシード、ココナッツオイル、アマニ油
カカオポリフェノール:ダークチョコレート

<ほうれい線の対策>

①エクササイズ
深いほうれい線を生み出す原因となる表情筋の衰えを防止するためのものです。適度に動かすことで、ほうれい線のない若々しい顔に保つことが可能です。
顔や口のエクササイズとしては、舌回しエクササイズ、あいうえお体操などがあります。表情筋エクササイズを行う時のポイントは、熱心にやりすぎないことです。過度にやりすぎると、余計なしわを生み出す原因となるので、適度な頻度で行うことが大切なポイントです。

②保湿
基礎化粧品でしっかりとは保湿をしましょう。
毎日のお手入れの中で、化粧水、美容液、保湿クリームなどを使ってしっかり保湿することは、浅いほうれい線の改善や予防に効果的です。お肌が乾燥していると、肌トラブルも起きやすいですから、年齢を重ねていくほど、丁寧に保湿ケアをしてあげることが大切です。

③笑顔
笑顔が少ない生活は、表情筋の衰えを引き起こしほうれい線を生み出す原因になります。笑顔によってほうれい線が現れても、老けているというより若々しい印象を与えます。
笑顔は、人間関係を円滑にする潤滑剤としても機能し、人との交流が増え、心身ともに若くいられる可能性を高めてくれます。笑顔は免疫にもよい効果があり、お肌だけでなくライフスタイルやビジネススタイルにもハリと潤いを与えてくれます。ほうれい線対策としても効果的です。

ほうれい線対策は毎日のライフスタイルで取り入れて行う事が大切なポイントです。
今週は“華やかな笑顔とほうれい線対策”&“健やかな美しいお肌とボディ”もキープして秋の乾燥を実践しましょう♪

<嵯峨裕美子のラグジュアリーなモナコタイム NO.10>

写真:Hôtel de Paris

モンテカルロのHôtel de Parisは、カジノ・ドゥ・モナコのそばにあります。
モナコ公室主催「薔薇の舞踏会(Le Bal de la Rose)」は、スポルティング•モンテカルロ のSalle des Etoiles(サル•デ•ゼトワール)で開催され、会場に行くとすぐに着席するスタイルになります。「薔薇の舞踏会(Le Bal de la Rose)」に毎年ご出席される方々やスペシャルな方は、Hôtel de Parisでアペリティフを楽しんでから、舞踏会会場のSalle des Etoiles(サル•デ•ゼトワール)へ。
スペシャルな方がアペリティフを楽しまれるので、各メディアやパパラッチが写真を撮影しにHôtel de Parisの前にたくさんいらしゃします。
また、「薔薇の舞踏会(Le Bal de la Rose)」が開催される時期は、医療の学会がモナコで開かれているので、Hôtel de Parisに宿泊の日本人のお医者様に、何度か声をかけられ「今日は何かあるの?」と聞かれたことがあります。
学会からホテルに戻ったら、美しいドレスに身を纏った女性や、タキシードの男性がロビーに溢れているのでびっくりされるようです。

嵯峨裕美子プロフィール
salon de Saga manners主宰スイスが誇る伝統のフィニッシングスクール、ヴィラ・ピエールフー(Institut Villa Pierrefeu)を卒業され、プロトコールマナーを基軸としたスクールに20年間、従事し専属講師、副学院長を努める。欧州、王室主催の舞踏会に多数出席。欧州社交界の経験から、受講生の実践の場としてモナコ王室「バラの舞踏会」やフランス「パリの舞踏会」、エルメス社主催「エルメスカップ」などの社交界に出席される方へ、テクニックや知識を伝え「教養を身につけ、人生を豊かに楽しむ。」ための講座やVIP研修を展開する。ホームページ http://salon-de-saga.com/
ビューティーアップレッスン「1月ビューティーDAY」開催 http://salon-de-saga.com/product/12/

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