こんにちは。salon de Saga manners主宰の嵯峨裕美子です。
3月のテーマは「アイライン」です。
アイラインは目元の印象を左右する重要なポイントです。苦手な意識を持っている方や、年齢と共にアイラインが引きづらくなった方も多いのではないでしょうか。
アイラインには、目元を引き締めて“目を大きく“見せてくれる効果があります。ラインの太さや長さによって印象を変えることもできるので、その日の装いやイメージに合わせてアイメイクをアレンジすることも可能です。
「アイラインの基本」では、アイライナーの種類、基本のアイライナーの引き方、タイプ別のアイライナーの引き方、テクニック編をご紹介いたします。
最後までご覧いただき、日頃のメイクアップに取り入れていただけると幸いです。
目次
アイライナーの種類
アイライナーは大きく分類するとペンシル・リキッド・ジェルに分かれます。種類によって使い方が異なるので、なりたい目元にあわせて自分にぴったりのアイテムを選ぶのがポイントです。
◯ペンシルライナー
鉛筆のように削って使うタイプと繰り出し式のタイプがあります。比較的芯が柔らかく、発色も穏やかなアイテムが多いのが特徴です。ぼかしやすく、失敗しても修正しやすいので初心者さんにぴったりです。ナチュラルな仕上がりですが、まつげの密度を濃く見せることができます。
◯リキッドライナー
先端が筆ペンのような形状になっているリキッドアイライナーは、かすれにくく一定の発色を保つうえに落ちにくいのが特徴です。
くっきりとしたラインを引くことができるので、ナチュラルに目力アップを叶えてくれます。
◯ジェルライナー
テクスチャーが柔らかく濃淡の調整がしやすいのが長所です。
細く狭くラインを引くことにも長けており、ぼかしやすいので、ナチュラルに仕上げたい時にもおすすめです。
アイラインの基本の引き方
アイラインは一度に引かずに、3回に分けて引くのがポイントです。
- まつげの上(外側)の目頭から黒目にかけて引きます。
まつ毛とまつ毛の間を埋めるように、生え際に沿って引くのがポイント。 - 黒目から目尻に向けて引きます。
一気に目尻まで引かずに、少しずつ足していくのがポイント。
また、目尻から3〜5㎜はアイラインを引かずにしましょう。
- 目尻の3〜5㎜はアイラインは、左右の目のバランスに合わせて同じ高さになるように引きましょう。
目尻を軽く引っ張ると自然な仕上がりになります。
目のタイプ別アイラインの引き方
二重、一重、奥二重と、まぶたのタイプ別に似合うアイラインの引き方があります。細めのラインの方が目が大きく見えたり、目元の印象がアップしたりします。目のタイプに合わせた、メイク法を知ることも重要です。
◯二重
目力のある二重は、黒などでしっかり囲んでしまうと化粧が濃い印象になります。ブラウンやグレーなど優しいニュアンスのある色味を使って、細めのラインを引くのがポイントです。濃いカラーを使う時は、まつげの間を埋めるように使うとバランスよく仕上がります。
◯奥二重
二重幅がまぶたの脂肪によってラインが隠れてしまいがちな奥二重は、まつげの外側に引くライン控えめにして目尻だけを強調させると、フェミニンな大人な雰囲気を兼ね備えた存在感のある目元を演出することができます。
◯一重
シャープでクールな印象に見える一重は、その個性を活かすようなアイラインがおすすめです。
太く引いてしまうと逆に目が小さく見えてしまうので、まつげの生え際(目の粘膜あたり)の隙間を埋めていくイメージでラインを引きましょう。
目尻は細めに仕上げ、さりげなく目のフレームを強調しましょう。
テクニック編
まぶたのシルエットは立体的なカーブ状です。その内側にまつげが埋まっているので、まつげの間をアイライナーで埋めるときは、指で皮膚を固定してまつげの生え際を開けた状態にしましょう。上と下では押さえ方が変わるのでテクニックをご紹介します。
◯上まつげの場合
まつげの間埋めは、上瞼を指上げしましょう。
まぶたの中心を中指で引き上げて、まつげの生え際を全開にしてから、少しづつ埋めましょう。
◯上まつ毛の目尻
目尻を押えて、ラインを引きましょう。
指で目尻の横を押さえるのは、目尻のラインを引く時におすすめです。
◯下まつげの場合
目尻下を斜め下に皮膚を広げるようにして指で押さえます。
下まつげの間は、中指と薬指で下に広げるよう固定し、アイライナーは寝かせるようにしてスッスッと描きましょう。
最後に・・
私の愛用のアイライナーは、リキッドライナーで筆が細め、ウォータープルーフタイプがお気に入りです。また、メイクはアイテムの使い方次第でメイクの時間も大幅に異なってきます。年齢を重ねるとメイクに時間が掛かり面倒になる方も多く、一度メイク アイテムの使い方レクチャーを受けるのもメイクがキレイに上手くなる方法です。
嵯峨裕美子プロフィール
salon de Saga manners主宰スイスが誇る伝統のフィニッシングスクール、ヴィラ・ピエールフー(Institut Villa Pierrefeu)を卒業され、プロトコールマナーを基軸としたスクールに20年間、従事し専属講師、副学院長を努める。欧州、王室主催の舞踏会に多数出席。欧州社交界の経験から、受講生の実践の場としてモナコ王室「バラの舞踏会」やフランス「パリの舞踏会」、エルメス社主催「エルメスカップ」などの社交界に出席される方へ、テクニックや知識を伝え「教養を身につけ、人生を豊かに楽しむ。」ための講座やVIP研修を展開する。ホームページ http://salon-de-saga.com/ ビューティーアップレッスン「1月ビューティーDAY」開催 http://salon-de-saga.com/product/12/ |
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