第7回 マスカラの選び方

こんにちは。salon de Saga manners主宰の嵯峨裕美子です。

4月のテーマは「マスカラ」です。

アイメイクに重点を置くメイクは定番になっています。目の雰囲気で顔の印象も変わります。アイシャドウとアイライナーで印象的な目元を演出したら、まつげにマスカラを塗って目力のある瞳に仕上げましょう。

マスカラの問題点の多くは、「いつの間にか目じりや目の下が黒くパンダ目になってしまう」「ダマになってうまく塗れない」と苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか。実際に、私にメイクレッスンでもマスカラを塗った後に「目の下が黒くなってしまう」ので対処法を教えて欲しいと言われる方が多いです。

最近のマスカラは高機能のタイプが多く販売されています。目の形や大きさによっても、選ぶマスカラが変わってきます。「マスカラの選び方」のポイントをご紹介いたします。

タイプ別 マスカラの選び方

まつ毛の印象で目力のアップ効果があるマスカラは、なりたい目元によって、いくつか異なるタイプのマスカラを選ぶことができます。理想に近づけるマスカラを選ぶのがポイントです。

ボリュームアップタイプ

目の印象が強まり華やかな目元
マスカラ液がまつげにたっぷりついて、まつげを太く濃く見せてくれます。1本1本が太くなることで密度も濃くなり目元の印象が強くなります。

ポイント:重ね塗りするとパンダ目になってしまうこともあります。重ね塗りする際には、ひと塗りごとにコームでとかしましょう。

おすすめタイプ:まつげが薄い人、目の印象が薄い人

ロングタイプ

長いまつ毛の作る影が繊細でフェミニンな雰囲気
マスカラ液に繊維が豊富に入っていて、まつげに絡みつき、塗るごとに長く見せてくれます。ボリュームタイプに比べて、自然な仕上がりになります。

ポイント:塗るほどに長さが出ますが、その際は根元から付け始め、その後は毛先を伸ばすように塗りましょう。

おすすめタイプ:まつ毛が短い人、まつ毛の長さを出したい人

カールタイプ

しっかり上向きにカールしたまつげを持続
夜までカールが持続するのが特徴です。マスカラの成分とブラシやコームの形状によって、まつげを上向きにさせてカールを持続させることができます。

ポイント:ブラシはアーチ型やひょうたん型など、まつげの形状に沿った塗りやすい形になっていて、初心者でも塗りやすいのが魅力です。

おすすめタイプ:まつ毛のカールを持続させたい人、ぱっちりとした目もと

ウォータープルーフタイプ

水や汗、涙など、水分による崩れを防止してくれるのが特徴です。
汗をかきやすい夏場のレジャーだけでなく、涙が出やすい花粉症の時期や、マスクによる湿気が気になる秋冬シーズンなどにも適しています。

ポイント:ボリューム・ロング・カールキープなどタイプが分かれています。

おすすめタイプ:汗や涙だけでなく皮脂が出やすい脂性肌の人にも適した耐性

マスカラ下地の選び方

マスカラ下地(マスカラベース)は次に塗るマスカラの効果をより高めることができるアイテムです。マスカラ下地のタイプは主に3種類です。理想の仕上がりに合わせてタイプを選びいましょう。

ロングタイプ(まつ毛をより長く)

まつ毛が短い人や長さがまばらという場合は「ロングタイプ」がおすすめです。まつ毛を長く見せることで目もとの縦ラインを強調できるため、立体感のある目になります。

ポイント:繊維がまつ毛に対してまっすぐにつかないと不自然な仕上がりになりやすいため、鏡でチェックしながら調節することをおすすめします。

カールタイプ(カールを長持ち/長時間のメイク)

カールが時間の経過とともに下がる場合や、カールを長持ちさせたい人には「カールタイプ」がおすすめです。くるんとした上向きカールで、フェミニンな目元になります。

ポイント:塗る回数は1〜2回程度に留めて、固まってしまう前に位置を調節

ボリュームタイプ(まつ毛を太く/まつ毛の密度が欲しい方)

まつ毛が細い人や、目もとの輪郭を強調させたい場合は「ボリュームタイプ」がおすすめです。目もとの印象を強調することができるため、華やかなパーティーやイベントのシーンにも適しています。

ポイント:塗る量は1〜2回に留めておきましょう。塗る量が多いとまつ毛同士がくっついてしまう恐れがあります。

マスカラ トップコートの選び方

マスカラ トップコートは、マスカラの上から塗ってまつげをコーティングします。湿気や汗・涙でマスカラがにじんだり、カールが下がったりする人におすすめです。美しいまつ毛を長時間キープして「パンダ目」などの悩みを解決し、きれいな目元を長持ちさせましょう。

トップコート:ウォータープルーフタイプ

トップコートを上から重ねて効果を高めることで、汗や涙などの水分、暑い季節やマスクの着用による湿気にも負けない目元を作ることができます。

ポイント:お湯で落とせるタイプは湿度の高い季節やマスクによる湿気に弱い傾向があるため、にじみにくさを重視する場合は避けたほうが無難です。

トップコート:カールタイプ

ビューラーで上げたまつげのカールを維持したい、時間が経つとまつげが下がってきてしまう人は、カールキープ効果があるマスカラトップコートがおすすめです。長時間上向きまつげをキープできます。

ポイント:カールキープの記載がある商品は、高いキープ力が期待できます。トップコートに重さが出るとまつげが下がってしまうので、塗る回数も1~2回にとどめましょう。

最後に・・

毎日のメイクで使用しているマスカラも、目元の印象を演出する際にどのマスカラを選ぶのか重要なポイントです。私はまつ毛が細くて短いので、マスカラ下地はロングタイプ、マスカラはボリュームアップタイプのウォータープルーフを使用しています。TPOに合わせたメイクに「マスカラの選び方」を参考にしてください。

嵯峨裕美子プロフィール
salon de Saga manners主宰スイスが誇る伝統のフィニッシングスクール、ヴィラ・ピエールフー(Institut Villa Pierrefeu)を卒業され、プロトコールマナーを基軸としたスクールに20年間、従事し専属講師、副学院長を努める。欧州、王室主催の舞踏会に多数出席。欧州社交界の経験から、受講生の実践の場としてモナコ王室「バラの舞踏会」やフランス「パリの舞踏会」、エルメス社主催「エルメスカップ」などの社交界に出席される方へ、テクニックや知識を伝え「教養を身につけ、人生を豊かに楽しむ。」ための講座やVIP研修を展開する。ホームページ http://salon-de-saga.com/
ビューティーアップレッスン「1月ビューティーDAY」開催 http://salon-de-saga.com/product/12/

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