旬を食べよう!体がよろこぶ冷え取り簡単おかずレシピ

木沢 いずみ
三軒茶屋で15年、梅酒と地元青森の食材を使った創作料理を出す、カフェバー tuakjam【トゥアックジャム】を経営。
地元の野菜を仕入れ、体に良い料理、空間を提供。日々、集まったお客さんとの会話も楽しめるのも、お店の人気のポイント!
https://tuakjam-cooking.crayonsite.net

2月の体の不調

皆様、こんばんは。食のブログ担当の木沢です。最近、一段と冷えますね。暖房つけても、効いてないんじゃないかくらい、足や手先が冷たいです。出身地である、青森は、暖房設備がしっかりしているので、寒いですけど、暖を取る手段がたくさんありますが、東京は、体温調節が難しいと、毎年思います。昼暖かいけど、夜寒いので、防寒具だけでは調整できなかったり、汗かいて、そのあと、体が冷えるとか、2月は特に感じます。なので、「冷え」は、女性特有の悩みでもあり、寒い季節特有の悩みでもあります。
そうすると、布団から出たくない、やる気がでない、ずっと眠いなど、まさに、熊状態!!冬眠に入ってるんじゃないかと思うくらい、体が言うことを聞かない気がします。気合でなんとかなるかもということもありますが、それ以上に、気持ちがついていかない。それが、悩みにつながっての、悪循環。無理しない程度に、人間も体を休める季節なのかもしれないと、年々感じます。
でも、そうなると、栄養が偏ってしまったり、順調に肥えていったり、してしまうので、まずは、体を温める食事で、体に起きてもらいましょう!

冷え取り食材

体を温めるには、タンパク質をバランスよくとることが大切です。肉や魚の動物性タンパク質と、豆類などの植物性タンパク質を、バランスよくとることを心がけましょう。
発酵食品に入っている酵素は、体の新陳代謝を促して体を温めてくれます。大豆そのものは温める効果も冷やす効果もありませんが、発酵させて、納豆や味噌、醤油などになると、体を温める食材へと変わります。
牛乳やチーズも温めることによって、効果が期待できます。
色で見極める方法もあります。
黄色やオレンジの食材は体を温めるものが多いです。寒色系の色の食材は、体を冷やすものが多いので、少し参考にしてもよいと思います。
●冬が旬
●寒冷地で育つ
●暖色系
●水分が少ない
●発酵食品
が、よいと思います。

炭水化物→玄米、黒米、そば、全粒粉パンなど
肉→牛肉、豚肉、鶏肉
魚介類→赤身魚、青魚(まぐろ、あじ、いわし、えび、かになど)
野菜→玉ねぎ、かぶ、かぼちゃ、生姜、自然薯、にんにく、長ネギ、ニラなど
発酵食品→納豆、キムチ、チーズなど
調味料→味噌、醤油、黒酢、塩、唐辛子など
甘味→てんさい糖など

ただ、暖房などで、からだが乾燥したり、ほてりを感じて暖かくなりすぎることもあるので、体を冷やす食べ物も、適度に摂取することが大切です。
何事も、「バランス」よくを、心がけましょう。

2月の旬の食材

10品目選んでみました。

「さば」
濃厚な脂が美味しく、「寒サバ」と呼ばれています。
「ヒラメ」
脂がのって、身が締まっていて美味しいです。
「しらうお」
市場には、釜揚げされたものがほとんどですが、カルシウムやマグネシウムが豊富で、卵とじ、かき揚げなんかがおすすめです。

野菜
「キャベツ」
冬のキャベツは、甘みが増して、生のままで食べることがおすすめです。
「小松菜」
冬の小松菜は、雪の寒さに耐えようと栄養分を蓄えるため、青臭さが少なく、甘いのが特徴です。
「菜の花」
「春菊」
皮膚や目などの粘膜を健康に保つβカロテンが豊富です。鍋ものにいいアクセントになります。

果実
「いちご」
1月に引き続き、2月もおいしい季節です。甘みもアップします。
「レモン」
酸っぱい果実のレモンは、風邪予防にはちみつレモンなんかもおすすめです。
「はっさく」
パリッとした歯ごたえがあり、少し苦味がありますが、免疫アップのビタミンCや疲労回復効果があります。

“旬の食材を使った冷え取りおかず”レシピ

「小松菜とツナの胡麻和え」

[材料 2名分]

小松菜 1/2袋
ツナ 1/2缶
レモン汁 小さじ1
すりごま 大さじ2
めんつゆ 大さじ1

[作り方]

① 小松菜は洗って、1分程度さっと茹でる。
② 食べやすい大きさに小松菜を切る。
③ ボウルに、レモン汁、すりごま、めんつゆをいれ、混ぜ合わせ、小松菜とツナをいれ、和える。
④ 器に盛り付け、完成。

「キャベツとかぼちゃの生姜味噌汁」

[材料 2名分]

キャベツ 1/8個
かぼちゃ 1/8個
生姜 2センチ
味噌 大さじ2
だし汁 400ml

[作り方]

① キャベツは小さめにざく切りにする。
② かぼちゃは、5ミリくらいの厚さに切る。
③ 生姜は千切りにしておく。
④ だし汁をあたため、キャベツ、かぼちゃ、生姜をいれ、加熱する。かぼちゃが柔らかくなったら、味噌をいれる。
⑤ 器に盛り付け完成。

「サバときのこの味噌バターホイル焼き」

[材料 2名分]

サバ 2切れ
しめじ 1/3袋
エリンギ 1本
えのき 1/2袋
しいたけ 2個
みそ 大さじ2
みりん 大さじ1
塩コショウ 少々
バター 15g
小口ネギ 少々

[作り方]

① きのこは、食べやすい大きさにそれぞれ、割いたり、ほぐしたり、切ったりしておく。
② サバは、両面に塩コショウをまぶしておく。
③ ボウルに、みそ、みりんをいれ、混ぜておく。
④ フライパンの上にアルミホイルを広げ、きのこ、サバをのせ、みそみりんをかけてから、バターをのせる。
⑤ アルミホイルを閉じ、10分ほどサバに火が通るまで焼く。
⑥ 火が通ったら、器に盛り付け、小口ネギを散らして完成。

いかがでしたでしょうか。2月の旬の食材を食べて、体の不調を緩和できたら嬉しいです。
寒いので、温かい飲み物も積極的に飲んで、後半も楽しく過ごしましょう。
お読みいただきまして、ありがとうございました。

プロフィール

青森県出身。航空会社勤務を経て、イタリアン、アジアン料理、梅酒バーで修行し、2007年に、自身の店 [tuakjam]トゥアックジャムを三軒茶屋にオープン。
地元青森の食材を使った創作料理や、おつまみを提供。ちょっとかわった梅酒や店主こだわりの焼酎が飲める。
店主もだいたい飲んでるので、ひとりで来ても安心。一緒に飲める家のような店。
武士の食卓で、和食伝承士を取得。和食の料理教室を独自に開催。今後は、定期的に開催するよう、準備中。
三軒茶屋のバーは、ひとりでくるお客様が多いので、大人の放課後みたいなイメージのお店。ごはんも食べられるので、独身率高め。年齢層は30〜40代をメインに、幅広い。

定休日→日曜日
営業時間→17:00〜24:00

■ホームページはこちら
https://tuakjam-cooking.crayonsite.net

■インスタグラムはこちら
https://instagram.com/tuakjam?r=nametag

 

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