こんにちは。神楽坂女子俱楽部の高村です。
今回は<国家資格>についてみていきたいと思います。
◆<国家資格>さえ取れば絶対安泰なの?
医師免許や弁護士など国家資格がないとできない仕事はもちろんたくさんあります。
そのような位置づけの資格はかなり勉強しないと合格は難しいですし、医師のように医学部や医科大学を卒業するなど時間とお金がそれなりにかかります。
国によっても違います。
キャリアコンサルタント、日本ではこの名称を使えるのは国家資格を取得した人だけです。
ただ、本場のアメリカは大学院卒でなければそもそもキャリアコンサルタントやキャリアアドバイザーにはなれません。
専門的な知識が必要というスタンスから院卒以上という制限があります。
日本は学歴による縛りはありません!
◆2004年度の国家資格「介護福祉士」の合格率は80%超え!?
キャリアコンサルタントの合格率は、学科試験58%、実技試験67%です。
ちゃんと勉強すれば合格できそうですね。
「介護福祉士」は合格率80%です。ちなみに弁護士は42%でした。
介護福祉士は高齢者化社会に日本ではニーズはたかそうですね。
年収はそうでしょうか?
厚生労働省の「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」を参考にできます。同調査によると、両者の平均給与額は以下の通りです。
介護福祉士:33万1690円(年間:398万280円)
2024年の平均年収は426万円ですから、国家資格を取っても平均以下という金額です。
資格取得者のほとんどの方は介護施設で働くそうです。
介護関連の仕事を希望する方は取得したほうがいいと思います。
ただ、国家資格だから取得しておけば安泰かな。。と思っている方は要注意です!
◆国家資格だからって給与が高い&安泰とは限らない?!
国家資格も色々あるので、安易に受けまくるのはお勧めしません!
今の時代は弁護士資格を持っていても約11%は年収200万円以下というデータもあるくらいですから。。(詳しくは私の本を見てね!)
資格取得は「お金」と「時間」がかかるので、事前に良く考えて自分の「実務経験」にプラスすると価値が増すというスタンスで選んでくださいね!
自分に合った「役立つ資格」「稼げる資格」を見つけるには、まずは今まで経験してきた仕事を書き出して「キャリアの棚卸」からスタートしてみてくださいね!
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高村 祐規子
合同会社キャリア&マネー協会代表 人材育成コンサルタントとして企業内研修のコンサルや女性専門のキャリアカウンセラーとして現在まで約1万名の女性たちとの面談経験がある。「働く女性のキャリアとお金」が専門。 |
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