【人生100年時代の失敗しない資格の取り方】1回

高村 祐規子

合同会社キャリア&マネー協会代表 人材育成コンサルタントとして企業内研修のコンサルや女性専門のキャリアカウンセラーとして現在まで約1万名の女性たちとの面談経験がある。「働く女性のキャリアとお金」が専門。
「GCDF-Japanキャリアカウンセラー」「ファイナンシャルプランナー」
法政大学大学院経営学研究科キャリアデザイン学専攻修了

こんにちは。神楽坂女子俱楽部の高村です。

コロナ不安から資格や検定の特集がチラホラ出てきましたので、「失敗しない資格取得のポイント」を御伝えしたいと思います。

ポイントは3つです。
1)少し先を見て何が必要になるか、世の中の動きをチェック!
2)求人を見て本当に役立つ資格なのかチェック!
3)資格は「掛け算」で考える

まずは1)少し先を見て何が必要になるか、世の中の動きをチェック!

野村総研が行った調査によると今の技術の進歩を踏まえると日本やアメリカでは2025年~2035年の間に2人に1人がテクノ失業する可能性があるとか。。
あと3年だけどすでにコンビニのレジもセルフが多くなってきたし、ビルの警備にロボットが使われてるところも普通に多くなってきているようです。
(私の会社の近くにある大手町ビルは時々警備ロボットが通路を行ったり来たりしています)

すなわち少し先を見ると「定型業務・マニュアル化できる仕事」は格段に少なくなるということです。

問題は人間は何かのスキルを身に付けるにはそれなりの時間がかかるということです。
その時になって慌てても手後れになるので今のうちに「少し先を見る」ことが大事!

士業の仕事も「定型業務」だけの方はかなり厳しくなってきています。
コンサル的な要素がないと顧問料も月3万円から5000円になった事例もあります。

現在の自分の仕事の棚卸をしてどんな資格があれば仕事の深堀&広がりができるのかを考えてみてください。
その時に「定型業務・マニュアル化できる仕事」の部分が多ければそこにどんな要素が必要なのかを(例えばコンサル的な要素とか)考えてみる。

自分の方向性と(会社や世の中に)必要とされている知識やスキルが合致しているかを冷静に鑑みることは大事です。
慌てて資格をやたらに取りまくるのも意味がないです!
自分の経験やキャリアに紐づいた資格で「お金になるか」どうか?

余談ですが、ビジネス系雑誌の資格特集に「キャリアカウンセラーの合格後」について書いてありました。
「ほとんどの方が年収400万円以上で平均以上。独立する人も多い」とありましたが、キャリアカウンセリング協会からくる仕事紹介では、時給1700円前後 6ヶ月ごとの契約更新というのが多いです。独立して本当に大丈夫??と思ってしまいました。。。

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