第13回 植物と歴史の深い関係

神楽坂女子倶楽部の皆さまこんにちは。
本日も働く大人女子にぴったりの簡単アロマ(精油)情報をお届けいたします。
今日はいつもとはちょっと違う角度からアロマ(精油)の魅力を語っていきます^^

イエス・キリストとフランキンセンスのエピソード

フランキンセンスは、古代から宗教的な交渉や祭典で使用されてきた香料で、キリスト教の歴史と深く関係しています。
最も有名なエピソードの一つは、キリストの誕生に関して。
キリスト教の聖書によれば、東方の三博士がキリストの誕生を祝福するため、金、乳香(フランキンセンス)、没薬の三つの贈り物を持ってベツレヘムに会いにいったという話があります。
フランキンセンスは宗教的な対話や祈りの際に使用される香りとして定着していきました。
このエピソードは、フランキンセンスが宗教的な意味合いを持ち、キリストの誕生を祝福するために使用された特別な香りであることを決定づけ、宗教的な香りとしての地位を確立しました。
フランキンセンスの香りは、今日でも信仰の象徴として感謝や祈りの機会で使用し続けられています。

クレオパトラとバラのエピソード

クレオパトラはエジプト最後のファラオの一人で、美と贅沢を象徴する女性として知られています。
彼女の生涯には多くの逸話があり、その中でバラが特別な役割を果たしました。

一つの有名なエピソードをご紹介します。
クレオパトラが時の権力者マルク・アントニウスと会うため船に乗って彼のもとに向かったときのこと…。
この船にはバラの香りが充満しており、船が到着したときには、そのえもいわれぬ香りにアントニウスだけでなく、ローマ市民までをも魅了した、という話も残されています。

クレオパトラはまた、彼女の宮廷でバラの香りを愛し、バラのエキスを使って美容やアンチエイジングアイテムとして長年愛用していました。
(今でも、クレオパトラが使用していたバラの美容アイテムレシピなどが残っています。)

女王ネロリアとネロリのエピソード

ネロリは、美しい花の香りを持つ植物です。
この香りの名前は、ローマ帝国の時代に活躍した女王、ネロリア(Nerolia)に由来しています。
17世紀のフランスで特に有名な女王で、その名はネロリの香りに永遠に刻まれました。

ネロリアの物語は、彼女の美しさと優雅さ、そしてネロリの香りに囲まれています。
彼女は、若いころにスペイン国王と結婚し、その後、フランスのルイ14世と結婚しました。
常に美しくある事を重要視し、ネロリの香りを愛用しました。

ネロリの香りは、優雅なネロリアの魅力を象徴するものとなり、宮廷の女性たちの間で広まりました。
彼女がネロリの香りを宮廷で使用したことで、ネロリに注目が集まり、フランス宮廷でのネロリの香りは、その後も美容製品や香水の香りの基礎として使用され、女性たちの美の秘密として受け継がれました。

ネロリの花の名前は、ネロリアの美と愛に捧げられ、彼女の名前とともに永遠に魅力的な香りの象徴として残りました。
女王の名声を称えるものとして、今日でも愛されています。

いかがでしたでしょうか。
アロマテラピーは、自然の恵みを取り入れ日常のストレスや不調に対処する手段として素晴らしい選択肢です。
日々のライフスタイルに合わせながら楽しみながらアロマライフを送って頂けたら嬉しいです。
また次回のコラムでお会いしましょう。

プロフィール

保科(ほしな) フランス式アロマテラピー<カリーナエッセンシャルカレッジ〉学長
なでしこsalon主宰
岩手県大船渡市出身。日本初のメディカルアロマリンパ専門サロンLuna route表参道店・横浜店にてアロマコンシェルジュとして活動後、カレッジ認定講師として延べ300名以上にオートクチュールアロマ®メソッドを提唱。
現在では受講生向け講義の他、講座開発、企業での講演会、社内ワークショップ等を企画開催している。講演実績
SONY様 Bridge Terminal 登壇「植物の香りでセルフメディケーション」法人様向け講座テーマ実績
「植物の香りで閃き力力アップ!」
「ビジネスシーンでの印象を上げる!効果的なアロマ(香り)の纏い方」
「毎日使えるアロマ活用法」等■Karina Essential College HP
http://karina-labo.net/karina-essential-college■Instagram
https://www.instagram.com/fumie.nadeshikosalon/■コラム執筆
https://bellebio-marche.com/archives/12098

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