おはようございます。
人生、丈夫に寝たもん勝ち!2分間コラム。今回は、「花粉症の薬と睡眠」のお話です。
春はあけぼの・・・の回でもちらっと触れましたが、花粉症の薬による眠気!と戦うシーズンでもあります。
今回は、私の薬剤師現場で拾った声をもとに花粉症のお薬についてご案内しようと思います。※あくまで私の主観なのでその点はご了解を。
先ずは病院で処方された薬の基本的な使い方です。
- シーズン本番前から第二世代と言われる抗アレルギー薬を、シーズン終了まで毎日継続して服用します。
- アレルギー性鼻炎用の点鼻薬も、ひどい時だけではなく毎日継続して使います。
- 症状が今日は酷い!辛すぎる!って日第一世代の抗ヒスタミン薬の一部を頓服で追加。
- 鼻づまりがひどすぎて苦しい!という時は血管収縮の点鼻薬を頓用。
症状のあるときだけ飲むのではなく、ベースの薬は継続して使用しておく方が症状が軽く済むと言われています。
では、どの薬が「眠くなりにくい」のか知りたい!ということになると思うのですが・・・
帯に短し襷に長し・・・どの薬も一長一短があります。
さらに、薬による眠気の感じ方にはかなり大きな個人差があります!
Aという薬に対して、Bさんは眠くなるけどCさんは全く大丈夫というように。
お友達の奥さんがこれ効くわよ!とススメて下さったからといって、あなたにぴったりかどうかは別問題。
お薬の選択のキモは、最初はこまめに病院に通って、医師と相談しながら自分で飲み比べてみる!なのです。
自分にあったものは自分の体の反応で見つける。これが正解。
ここからは現場の患者さんの感想を元に、よく処方されているお薬を私が主観でまとめたものです。
※メーカーさんの開示されているエビデンスとは異なります。個人差がありますし、あくまで参考程度に。☆の数=高評価ではありません。
※ここにない薬もたくさんあります。
※各製品を科学的に評価したものではありません。効果を保証するものでも宣伝・批判するものでもありません。
ここから考えられることですが、やはり、OTCにスイッチされているお薬は副作用も少なく手軽に使える代わりに効果はマイルドな傾向がありますね。
また、1日1回か2回かでみると1回の方が眠くなりやすいかもしれません。
自分のお仕事上、眠気は困る!という方は、2回タイプで調節できる方が良い場合もあります。
個人差が大きいのであくまで参考程度に捉えてください。
効き目をとるか眠気をとるか・・・こればかりは自分の仕事と体の反応をみて選択していくことが必要です。
それでは、今夜も良い眠りを・・・「人生、上手に寝たもん勝ち!
プロフィール
Sleep Performance Company (スリープ パフォーマンス カンパニー)
代表:小林 瑞穂 (こばやし みずほ)
研修講師/薬剤師/睡眠改善シニアインストラクター(日本睡眠改善協議会)
埼玉県出身。薬科大学卒業後、営業職に従事。医療の現場で心を病む人が増加している現状を目の当たりにし、心理カウンセラー資格を取得。その後、睡眠問題を深く掘り下げるためメンタル専門の薬剤師となり、延べ5万人以上の「眠りの悩み」に関わる中で、睡眠は心と体を元気にし、目の前のあなたに笑顔をもたらす!と確信を得る。
日本にわずか10名ほどしか存在しない『睡眠改善シニア指導員資格』を取得(H29年3月現在)。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォーマンス睡眠法』に関するセミナーや、講演活動、『生産性向上のためのセルフリーダーシップ睡眠研修』など、企業研修・安全大会講演を実施。体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博している。
新聞連載・各種メディアでのコラム執筆や、TV出演等も行っている。
*著書:『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社)
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