更年期に食事で意識すると良い事とは?

こんにちは、食育講師として活動していますkohanakitchenの小暮華恵と申します。

“食育”という言葉を聞くとこどもに対しての食にまつわる教育を想像される方も多いかと思いますが、現代の情報が溢れた社会においてはこどもだけではなく大人も含め、どの世代の方に対しても“食について知る・学ぶ機会=“食育”が必要なのではないか、と私は強く感じております。
そこで今回は『更年期に食事で意識すると良い事』や、『年齢による味覚の変化』についてご紹介させて頂きます。

更年期に食事で意識すると良い事とは?

この仕事を始める前は約10年間フィットネス業界にいました。

そこでは大人の女性をメインにサポートさせて頂いていたので、身体のしくみや女性ならではの体調不良に悩んでいるお客様へのサポートを数多く行ってきました。

そんな中で私が感じたことは“食生活は健康状態を大きく左右する”ということです。

私たち人間の身体は“何かを食べたり飲んだり”しないと生きていけませんよね、
言い方を変えると、その“食べた何か”によって私たち人間の身体は作られているのです。

良くも悪くも、いまの健康状態には過去の自分の食生活や生活習慣が間違いなく関係しています。
“最近なんだか調子が良いな、お肌も艶々!”そんな時は食生活や睡眠時間もしっかりとれて心も穏やか。
反対に“なんだか…最近調子が悪いかも…身体も肌の調子もいまいち冴えない。気分もそんなに上がらない。”

こんな時、女性の場合はホルモンバランスの乱れや閉経に向けての準備が身体の中で進んでいる事による影響も大きいです。

というのも女性ホルモンの分泌のピークは30代と言われています。

女性は30代を過ぎると筋肉量も減りやすくなり、特に運動習慣がない方は身体に様々な不調を感じやすいと言われています。基礎代謝も下がってしまうので痩せにくくなり、ホルモンバランスも崩れやすくなっていきます。

特に更年期。この期間は多少なりとも誰でも不調を感じやすいのですが、その度合いが軽く済むのかそれとも重い症状として現れるのか。
それを左右するのも実は“食生活が大きく関わっている”のです。

もちろん、食事だけではなく、睡眠時間や運動習慣、またはストレスの度合によっても影響の出方は様々あります。

この更年期の時期に特に積極的に摂ると良い食材はあれやこれやと、色んな情報がネット上でも検索できるかと思いますが、ずばり極論として言える事は

色んな食材を少量ずつバランス良く食べる事です。

肉や魚(または大豆)などのたんぱく質をメインに主食のご飯から炭水化物を取り、良質な脂をサラダにかけて野菜やきのこ海藻類からビタミン・ミネラルを摂取し、腸内環境を整えてくれる発酵食品を取り入れる。

このように一回の食事でいろんな栄養素を取り入れる事がバランス良く、かつ効率的に身体を作る材料となります。

ぜひ、一汁三菜をイメージした食卓を心掛けてみてください。
また、旬の食材は栄養価も高くシーズンになると市場にも多く出回りお手頃価格で購入できますね。

季節の物を取り入れ、自分のお気に入りの食器を使うなど“自分の身体と心が喜ぶもの”を意識して、見た目も楽しみながらごはんを食べるのもおすすめです。

年齢による味覚の変化

私たちが味を感じる【味覚】は味蕾という細胞の集まりで構成されていますが年齢を重ねるにつれて味の感じ方にも変化があります。

例えば、こどもの頃は苦いと感じて食べれなかった野菜が大人になり“おいしい”と感じるようになったり。

味覚も年齢により変わります。

私たち人間の身体の成長期のピークは10代~20代といわれておりもちろん個人差はありますが、仮にこの20代をピークと考えると実はあらゆる身体の機能はピークを迎えるとどんどん減少し始めていってしまうという事になります。

なので味蕾の数も自分では気が付かない間に、日々減少しているのです。
この味蕾の数は60代になると減るスピードが加速すると言われています。
いつまでも若々しく在りたい!と思う方は多いですが月日の流れに逆らえないのが私たち人間や動物なのです。

いまのご自身の健康状態や日頃の食生活について自信を持って“健康です!”と、胸を張って言えないかも…と感じた方は、まずはご自身の食生活はどうかな?と目を向けてあげる必要があるかもしれません。
仕事や趣味を楽しむ為にも私たち人間は身体が健康であってこそ、人生を楽しめますよね!

このままじゃちょっと心配。健康状態が気になるかも…という方はまずは【味覚トレーニング】を体験して頂くことをおすすめ致します。

テキスト内にあるレシピを一日だけ実践し、濃い味に慣れてしまった〈味覚をデトックスする〉という内容です。

日頃、外食をする機会が多かったり、お惣菜やレトルト食品を利用する頻度が多い方が実施されると、味覚がデトックスされ翌朝身体がスッキリしたり毎日の食生活の中で健康状態を良好にする為に、無理なく実践できる知識も得られます。

いまの食生活が心配だったり体質改善をしたい、この先も健康で人生を楽しみたい!

そんな方はぜひ一度お試しください。

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プロフィール

kohanakitchen(コハナキッチン)
小暮華恵資格:食育アドバイザー・スポーツフードアドバイザー・食品衛生責任者
WOMAN TO WORK協会認定講師:タイムマネジメントアドバイザー・味覚トレーナー

大学で食品科学を専攻後、食品会社に就職。お惣菜を製造する中で食品の栄養価について考えるようになる。健康に関することも好きな為フィットネス業界へと転身。約10年間インストラクターとして身体や食に関する悩みに対してのアドバイスやサポートを行う。
子育てや前職での経験の中で“もっと食に関して学べる場が必要”と感じ、食育講師として活動する道を選ぶ。

登壇実績:
樹徳高校女子アスリート向け栄養学講座
高崎商科大附属高校野球部生徒・保護者向け栄養学講座
WTW協会主催分科会『共働き家庭における食生活と心身不調について』

その他イベントにて食育講座や相談会を実施中

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