こんにちは。NORIKOです。娘がカナダ人と結婚しカナダに住んでいます。私も家をバンクーバーに購入したので、近々移住する予定です。
カナダでは10月現在99.7%がデルタ株、第4派がピークアウトしたばかりで感染者数は徐々に下がり始めている。これもワクチン2回接種率がカナダ全州で12才以上の人平均約80%以上となった結果と考えられる。ただ、未接種者が多い州では入院患者数は増加していて、地域医療を圧迫している。
BC州バンクーバー在住の私の娘から遂次伝えてくる状況では、電車やバスの公共交通機関でマスクが義務だった当時は全員マスクをしていたが(違反者は罰金)、今では戸外でマスクをしている人は6割くらいの印象。マスクをしている人の方が多いとはいえ、してない人もたくさん見かけるとのこと。
一方、ワクチンが接種できない11才以下の児童に感染が広がっているので、10月4日から幼稚園から高校までの全学年でマスク着用が義務化され、屋内での学習やスクールバスではマスクが必須となっている。
また、日本ではエッセンシャル・ワーカーの賃金を上げるということをやっと政府が言い始めてるが、カナダ政府はエッセンシャル・ワーカーの移民を現在募集中だとか。どちらの政策がいいのでしょうか?
娘は感染リスクを避けるため全く外出していない状態なので、以下は現地旅行社の情報です。
BC州ではワクチンカードが9月13日から導入されている。1回接種は青枠、2回接種は緑枠、接種の記録が無い場合は灰色で表示され、スマホに保存・PDF・プリントアウトのいずれかで提示する。10月24日以降は2回接種の緑枠QRコードのみが有効で、期限は暫定的に2022年1月31日で延長の可能性もある。このワクチンカードがあれば、今後感染拡大しても商店や飲食店は休業する必要はないとのこと。
また、ワクチンカードが無いと12才以上の人は、飲食店、バー、映画館、コンサートホール、劇場、イベント会場、ジム、学生寮などに入ることは出来ない。
ワクチンカードが発表されてから、ダウンタウンでデモが起きているが、個人の意思とか自由というよりは「反ワクチン派のために死にたくない」という強い意志を感じもする。
ワクチン接種に関しては、10月12日以降は長期介護施設のスタッフや訪問者は2回接種が義務付けられ、未接種者は減給や停職扱いとなる。10月26日以降は全医療従事者、救急治療施設への訪問者に2回接種完了証明が必要となる。11月22日からは公務員3万人に2回接種を義務化することになっていて、教職員についても義務化が求められている状況である。
10月30日からは国内・国際線旅客機、長距離鉄道、24時間以上のクルーズ船にも、12才以上の乗客には接種完了証明が必要となる。以上が現在のカナダの現状になります。