鍼灸師として活動しております田中千晴です。
デスクワークから立ち上がると腰に痛みがある、座っているとだんだん腰がだるくなっていく…こんな腰痛を感じたことはありませんか?
長時間の座る姿勢がなぜ腰痛を引き起こすのでしょうか?
①デスクワークは立ちっぱなしより腰によくない?!
そもそも座りっぱなしの姿勢は、立ち姿勢の倍以上、腰に負担をかけるといわれています。
机に向かう姿勢は、上は頭のてっぺん、下はおしりを乗せている座面の両方から、まるでサンドイッチのようにぎゅうぎゅうと腰に圧をかけている状態です。
座った姿勢だと動きが制限されて、腰の筋肉や骨盤など同じ場所にずっと体重がかかり続けることになります。その時間が長ければ長いほど、体へのダメージが大きくなるのは容易に想像できるのではないでしょうか。
また女性はホルモンバランスによって関節に負担がかかりやすい面もあります。時折、立ち上がったり、座面を変えて負担を逃がしてあげるのが大切です。
②体質が回復を遅らせる!東洋医学的な腰痛の特徴
同じようにデスクワークをしていても、腰痛になる人とならない人がいます。
それは、体の中の状態が大きく関係しています。
東洋医学では、気・血・水がうまく体を循環できていることが健康な体の条件といわれています。
気→生きるために必要なエネルギー(酸素なども含まれます。)
血→血液
水→血液以外の体の水分
この3つのうち、どれか1つでも滞っていたり不足していれば、体の様々な場所に症状として現れます。
腰痛もそのひとつです。以下に、代表的な状態の例を挙げてみました。
気滞→ストレス、運動不足による気の滞り。お腹の張りを伴った、張ったような痛み。
気虚→エネルギー不足の状態。疲れやすく、だるいような痛み。
瘀血→血流が悪い状態。特定の場所に刺すような痛み。
血虚→血が不足し、栄養不足。引きつるような痛み。
水滞→水分代謝の乱れがある。むくみや、重だるさを伴う痛み。
デスクワークによる不良姿勢にプラスアルファで上記のような体の状態があると、特徴的かつしつこい腰痛につながりやすいです。
筋肉を柔らかくしても、体の中の環境が整っていないと、回復につなげられなかったり、良い状態を維持できなかったりします。
東洋医学を用いた治療では、腰痛の治療の一環として体の中も整えていきます。
なので、腰痛以外も「最近良く眠れてるな」「胃もたれしなくなったな」などの体調の改善が見られることがよくあります。
体調とうまく付き合っていく手段のひとつが鍼灸治療です。仕事もプライベートも思いっきり楽しみたいから、その相棒である自分の体も大切に労わってくださいね。
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田中千晴 2014年森ノ宮医療大学鍼灸学科卒。 2020年より川崎市にてさつき針灸治療院川崎院をオープン。 |
















