こんにちは!
笛の福原百麗(ふくはら ひゃくれい・藤本博子)です。
まだまだ油断ならないコロナ感染ですが、そろそろ皆さんもお出かけされてますでしょうか?
先週末は何ヶ月ぶりかで横浜のカルチャーセンターで助手を務めさせて頂きました。
大手のカルチャーセンターでも、まだ100%復活している訳ではありません。
講座を再開するかどうかは基本的に先生に最終決定権がありますので、慎重な先生は秋口まで講座を閉講されてます。
土曜日に見た状況では、通常時の5、6割の開講状況といった感じでした。(カルチャーセンターにもよるかと思いますが)
しの笛は、息を使う管楽器で(洋楽器ほどではありませんが)、飛沫もあろうかと思いますので、お教室もビニールシートで覆う等それなりの防御がされているのかと思いきや、
特に何もなく拍子抜けしてしまいました。
生徒数は元々少なく、お互いの距離も十分取れているので問題なしということなのでしょう。
今回珍しく(1、2年ぶりでしょうか?)、新しい入門者が入られました。
他の講座でも新しい入門者がいると聞きましたので、コロナでおうちでゆっくりされている間に習い事をやってみようと考えている方が増えているのかもしれません。
ちょっとここで質問です。
何か子供の頃、或いは大人になってからでも楽器を習ったことはありますか?
私が子供の頃は、ピアノを習わされてる女の子が多かったです。
他の楽器は、バイオリンを習っている子が1人いるかどうかくらいでした。
中学になると吹奏楽とかブラスバンドとかで様々の楽器にチャレンジする生徒がいましたよね。
親や祖母の時代ですと、女子の嗜みの一つとしてお琴を習われてる方が多かったのではないでしょうか?
田舎の実家にはお婆ちゃんの使っていたお琴や三味線が眠ってるという話は本当によく耳にします。
その昔、和楽器は結構身近なものでしたが、学校で習うのは西洋音楽でしたし、次第に遠い存在になってしまいました。
学校で習っているはずの西洋音楽だって、五線譜が読めなくてもカラオケで歌えてしまいますので、楽器を習うとなると敷居が高いと感じられるかもしれませんね。
私は洋楽器も和楽器も慣れてしまってますので、ちょっとこの機会に専門外である三味線を習うという想定でネット検索してみましたところ、予想していたより有益な情報が色々と公開されてました。
ある講座のサイトは伝統芸能の世界の難しさや業界の裏話も含め、正直かつ丁寧に、三味線を習う方々へのアドバイスが書かれていました。
笛(鳴物)についても、業界の内情に踏み込んだ投稿をされているお教室もありました。
昨年末にもカルチャーセンターを選ぶためのアドバイスを投稿させて頂きましたが、あらためて、今回リサーチしたサイトに書かれていたことも含め、注意点を少しまとめてみました。
1、楽器の購入について
次のように案内されたら要注意。
・その先生から直接買わなくてはならない
・他で購入してはならない(同じ楽器で統一しなくてはいけない云々)
・セット購入を求められる
・しの笛であれば5万円以上の高額
2、発表会参加の強要(これは事前のリサーチや見学では分からないかもしれません)
また高額の参加費、お揃いの着物を購入しなければならない等
邦楽の演奏会(発表会)はピアノの会よりはるかに高額です。
特に日本舞踊は衣装代、かつら代など1舞台出演で一本(100万円)掛かったりします。
それが普通ですので、企業で働いた経験のない先生は、決して悪気がなくとも一般人とかけ離れた感覚の方がおられます。そして弟子であればお金を出して当然!と思い込んでいる方もおられるのです。
お金絡みの夢のない話になってしまいましたが、そのようなつまらない事でせっかくの憧れの和の音楽が大嫌いになってしまうほど残念なことはありません。
生徒さんの状況をきちんと理解され、一般常識がある先生でしたら、皆さんに負担が掛かるような無理強いはなさいません。
どうしたら楽しく、本物の和の音楽を長く学んでいただけるだろうかと考えておられるはずです。
また即決させようとせず、「他のお教室も遠慮なく見学されて決めてくださって構いませんよ」とおっしゃるはずです。
知らない世界のことですと、どうしても言われるがままになってしまいがちです。
そこを妥協せず、きちんとチェックし、ぜひ無理のない範囲で、楽しく続けられそうな講座を選んでいただければと思います。
同じこのタイミングで入門される仲間がいれば、なお心強いでしょうし、仲間がいなくとも、良い先生のお教室はフォローもしっかりされてて、右も左も分からない初心者でも心配はありません。
もう今年も半分過ぎましたが、コロナのピンチをチャンスに、新しいチャレンジの年にしたいですね!
もし何か和楽器の習い事でお悩みのことやご相談がございましたら、遠慮なく下記アドレスまでお問い合わせくださいませ。
●ストアカ(Street Academy)では「篠笛体験講座」をリクエストベースで開設しております。
ご興味お有りでしたら、こちらからぜひどうぞ!
個別にメールでのお問い合わせにも対応させていただきます!
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https://www.street-academy.com/myclass/38288?
●個別にお稽古のご希望、ご相談等ございましたら、こちらまでどうぞ!
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ワード・スピリット 藤本博子
wordspirit.curation@gmail.com
藤本博子(福原百麗)
伊藤忠商事を皮切りに、転職8回、事務職から営業、大道芸人まで20の職種を経験。16年間、人材派遣・紹介会社にて営業、転職コンサルタントとして勤務後、独立。
これまでのべ1万人以上の就業・転職サポートを行い、2013年には人材大手転職サイト主催のスカウトコンテストにて1位(部門別)獲得。
現在、民間委託の求職者支援訓練指定校(セラピスト養成)にて就職支援講座(自己分析、就活実技、顧客サービス等)及びキャリアカウンセリングを担当。現在、京都造形芸術大学で芸術学を学びながら、アートを取り入れた「じぶん分解ワークショップ」を開発。訓練校やセミナー等で広く活用している。
一方、長唄囃子福原流笛方として演奏活動の他、洋楽(フルート)との比較やビジネスの視点から見た指導は非常にユニーク。
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