おはようございます。
人生、上手に寝たもん勝ち!2分間コラム。
さて、今年は、50代女性がこの先の50年も輝くための睡眠というテーマでお届けしていきます☆
今回は、美容と睡眠パート2!
カクジョ世代の『ナイトブラ』について考えてみたいと思います。
「ナイトブラ」皆さんはしていますか?
私はしていません。なぜならば〇〇という私個人の理由はこの後のメリットデメリットとともに述べるとして・・・(笑)
株式会社ワコールの調査によると、ナイトブラをしている人は約7人に1人だとか?!
そして、バストが妨げになって睡眠の質が低下していると思う人は、5人に1人。
まだまだナイトブラは着用していない人が多数派。
したほうが良いのか?しないほうが良いのか?
あくまで私の意見ですが、
①バストが豊かでバストが睡眠の邪魔をすると感じる人は、サイズ感や機能や素材をきちんと選んであったものを見つければしたほうが良い。
②24時間見た目の美の追求をしたい!という人も、睡眠&健康を害さないものをきちんと選んで見つかればすれば良い。
という回答になるかな。。。
まず、美乳キープ・育乳って?について。
私も含め世の女性たちは要はできるだけ美しい『形』を追求・キープしたいわけです。
でもやっぱり、加齢とともに垂れていく・・・・
もちろん、大きさも、肉の質も、それまでのケアの違いもありますし、個人差は大きいでしょう。
でもね・・・バストを形成する要素は幾つもありますが、乳腺も皮膚の結合組織も、加齢や授乳とともに脂肪化・弾性減少化していくので、若い頃と違い、固さやハリは失われ柔らかい乳房になる、垂れていく・・・のは仕方がないのです!
そして、乳腺は元には戻らない。垂れた乳はそれ自体では元には戻らない。そう、「元に戻す」ことはできないのです。脂肪を寄せて形を作ることはできる。
当然「育つ」のは乳腺の発達する若い頃だけです。それ以外で育ったと感じるのは、太ったか脂肪を寄せた結果かです。
ということは先ず、ナイトブラに「育乳」効果はありません。
では、「美乳」効果は?
ないとは言い切れない。そこがメリットとなる部分のひとつ。
<ナイトブラのメリット>
☆一番のメリットは、月経前や更年期で起こる、乳房の痛みはバストを固定・安定させておくことで軽減するから。寝がえりなどで起こる痛みで眠りを妨げられることが減るメリットがあります。
☆豊なバストの方は、やはり横に流れたり、重さがかかる場所が悪くて寝返りしにくかったり、苦しくて睡眠を妨げられたりすることがあります。ブラをすることで安定させ体の動き・働きをサポートする。
☆寝ている間も、脂肪を横に流しにくいため見た目のキープにつながる可能性がある。
※ただし、重力で形が変形するには、連続した長い時間が必要。睡眠中の7~8時間では垂れるなど変わることはないと考えられる。むしろ、起きている間の方が時間は長く、下方向にかかる重力がバストの形には影響する。
<ナイトブラのデメリット>
☆締め付け過ぎが、血流を妨げたり、リンパの流れを滞らせることで、細胞組織が劣化する。
さらに、睡眠中は横になることで血液・リンパ系が流れやすくなり、排せつをスムーズにしています。ブラをすることで脇や胸のリンパの流れを悪くしていると健康に害がでる場合があります。
☆ワイヤー入りなど間違ったものを使うと、圧迫などで皮膚組織を傷つけることになります。また、ブラ自体が変形し、起きているとき下から支えるという本来の機能を失います。
☆昼間のブラ選びも含め、締め付けすぎが深い呼吸を妨げ、呼吸が浅くなる結果、酸素供給量不十分、せっかくの睡眠中の脳疲労の回復も遅れる、代謝が落ちる、肥満や頭痛の原因につながることがある。
☆肌ざわりが悪いものを選ぶと、無意識でも刺激となって、深い眠りが妨げられたり、途中で目覚めやすくなったりする。
このようなことが、メリットデメリットとして上げられます。
これはあくまでも私の場合ですが、自分の好みと根拠と総合して考えても・・・
眠りを妨げる様な大きな重たい胸も持っていませんし、とにかく締め付けは嫌いだし、起きている間と異なる解放感のある服に着替えることが入眠儀式の一つというか、リラックスへの切り替えスイッチとして一役買っています。
もちろん試してみたことはありますが、自分にしっくりくるものは選べなかった=より心地よい眠りにつながらなかった。ということから、今はナイトブラいらないかな(^^;
こんなデータもあります。ナイトブラをつけている人の60%は満足していると答えています。
更年期に起こる胸の動きで起こる痛み軽減や、女性としての気分を上げるには大活躍する場合も。より心地よい眠りにつなげるために使用してみるのも良いと思います。
ただし!くれぐれも、ブラ選びは慎重に。
- 昼間用と同じものはNG!です。そもそも必要な機能も構造も違います。
- 立った状態と横になった状態では使用感が違うことを忘れずに。
- 締め付け過ぎはダメ!流れを妨げないこと。
- 素材は肌や動きに負担を掛けないものを。
それでは、今夜も良い眠りを・・・「人生、上手に寝たもん勝ち!」
プロフィール
Sleep Performance Company (スリープ パフォーマンス カンパニー)
代表:小林 瑞穂 (こばやし みずほ)
研修講師/薬剤師/睡眠改善シニアインストラクター(日本睡眠改善協議会)
埼玉県出身。薬科大学卒業後、営業職に従事。医療の現場で心を病む人が増加している現状を目の当たりにし、心理カウンセラー資格を取得。その後、睡眠問題を深く掘り下げるためメンタル専門の薬剤師となり、延べ5万人以上の「眠りの悩み」に関わる中で、睡眠は心と体を元気にし、目の前のあなたに笑顔をもたらす!と確信を得る。
日本にわずか10名ほどしか存在しない『睡眠改善シニア指導員資格』を取得(H29年3月現在)。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォーマンス睡眠法』に関するセミナーや、講演活動、『生産性向上のためのセルフリーダーシップ睡眠研修』など、企業研修・安全大会講演を実施。体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博している。
新聞連載・各種メディアでのコラム執筆や、TV出演等も行っている。
*著書:『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社)
この記事へのコメントはありません。