おはようございます。

人生、上手に寝たもん勝ち！２分間コラム。今回は、令和元年最後。迎えるは年末年始ということで、『初夢と睡眠』というテーマのお話です。

初夢は、元旦の夜寝て２日目覚める間に見る夢。
「一富士二鷹三茄子」
初夢で見ると縁起が良いとされているこの言葉。
さて、縁起が良い夢を見るには？

まずは、「一富士二鷹三茄子」の意味や由来ですが・・・

実は由来は1つじゃない！？諸説あります。
❖江戸時代のことわざからきている。徳川家康の好み！？からきているとか、駿河の国の名物だからだとか。いずれにしても縁起が良いもののたとえとして、ことわざになっていた。
❖同じく駿河の国で一番高い山、一番高い価格など高いものの象徴としての験担ぎ。
❖駒込富士神社の富士山信仰と、付近に鷹匠が多かったこと、名物が茄子だったことに由来があるとか。

では、その意味は？！

❖富士　⇒　不死
❖鷹　⇒　高く飛ぶ・高貴であることから出世
❖茄子　⇒　事をな成すｏｒなすはよく生るので多産

いずれにせよ、江戸文化の掛詞で縁起が良いとされているわけです。

実は、私は初夢に富士山＆鷹は登場したことがあります！(笑)
聖☆おにいさんというマンガで、「一富士二鷹三茄子」の落ちが付く場面があったのですが、それを読んで私も意識すれば見れるんじゃない？と思って。
当時はその続きの「四扇五煙草六座頭」は知らなかったので、登場させようはない。
そう、夢はランダムに意味なく出てくるものですが、自分の中に全くないものは出てこないのです。

9割が悪夢といわれる夢なのですが、見たい物も「意識をする」と夢に出てくれる可能性が上がります。※絶対ではないけれど

その時のポイント

１）前日はストレスフリーの一日を過ごす
２）寝る前は、怖いもの・刺激の強いもの・インパクトのある事は見ないやらない
３）本当に眠りに落ちる直前に、縁起の良い見たいものをなんとなくイメージしたりしながら心地よく眠る

精神的にストレスに感じることがない状態だと、眠る直前の印象やインパクトのあることって夢に出やすいのです。

そしてこれが大切。
富士山も鷹も茄子も登場しなかったとしても、せっかくの初夢。もし夢を覚えていたのなら、縁起が良い夢を見た♪と自分流でその夢を解釈してしまいましょう！！

1年の始まりです。
気分をアゲていきましょう！
そして、夢の内容を「良いこと」「ラッキー」と定義することで、その夢を発信した自分の脳・潜在意識にそのラッキーの印象が刷り込まれます。
本気で潜在脳が信じているからこそ、良いことが引き寄せられるもの。

良かったらだまされたと思って、いい初夢見られるよう試してみてくださいませ。
良いお年を。そして幾つになってもワクワクする一年をお迎えください。

それでは、今夜も良い眠りを・・・「人生、上手に寝たもん勝ち！」

プロフィール

Sleep Performance Company　（スリープ パフォーマンス カンパニー）
代表：小林　瑞穂　（こばやし　みずほ）
研修講師／薬剤師／睡眠改善シニアインストラクター（日本睡眠改善協議会）

埼玉県出身。薬科大学卒業後、営業職に従事。医療の現場で心を病む人が増加している現状を目の当たりにし、心理カウンセラー資格を取得。その後、睡眠問題を深く掘り下げるためメンタル専門の薬剤師となり、延べ５万人以上の「眠りの悩み」に関わる中で、睡眠は心と体を元気にし、目の前のあなたに笑顔をもたらす！と確信を得る。
日本にわずか10名ほどしか存在しない『睡眠改善シニア指導員資格』を取得（H29年3月現在）。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォーマンス睡眠法』に関するセミナーや、講演活動、『生産性向上のためのセルフリーダーシップ睡眠研修』など、企業研修・安全大会講演を実施。体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博している。

新聞連載・各種メディアでのコラム執筆や、ＴＶ出演等も行っている。
＊著書：『できる大人の９割がやっている　得する睡眠法』（宝島社）