おはようございます。
人生、丈夫に寝たもん勝ち!2分間コラム。今回は、「夏のエアコンと睡眠」のお話です。
先日は、5月だというのに暑くて寝苦しい夜がありました。
本番の夏がやってくるとよく問われるのがこの質問。
「エアコンは消したほうがいいですか?」
答え「つけっぱなしで良いですよ!」
※ただし、その際の注意点や要工夫点はあります。
とうことで、以下にその際のポイントを綴っていきますね。
この夏の「寝室」のエアコンの使い方の参考としてみてください。
1)つけっぱなっしにして良いエアコンは、温度や湿度を認識してコントロールしてくれるタイプ。
昭和世代になじみの昔のエアコンや業務用エアコンの様に、自分で調節しないと強い風が吹き続けるもの・冷えすぎるものは、つけっぱなしはNGです。
2)エアコンの温度設定その①
空気を冷やすというイメージより、壁や家具や布団などに籠った熱を冷ますことが必要です。
ですから、寝ている間だけではなく、お仕事から帰宅したらすぐに、低い温度・強風に設定して寝室のエアコンを作動さ、一気に部屋を冷やしておきます。
そして、いざ寝るときは、快適温度に設定しなおしてください。
3)設定温度その②
寝ている間は、深部体温が訳1℃下がります。
昼間の快適温度の設定より夜はちょっと高めに。28℃程度に設定してエアコンにコントロールしてもらいましょう。
4)設定温度その③
または、こんな方法もあります。
高温では睡眠は阻害されやすくなりますが、寝具でしっかり寝床内気候(布団と体の間の温湿度)を適正に確保できれば、マイナス10℃でもヒトは快適に眠れます。
このことを応用して、キンキンに冷えた部屋が好みの方は、タオルケット1枚ではなく、しっかりした布団を掛けて眠るのも一つの手です。
夫は暑がり妻は寒がり。エアコンのリモコンの取り合いなんてことも経験したことあるのでは?こんな時は、打開策として、設定温度は低めに、布団は別々に。これも夫婦円満の工夫です。
5)温度管理だけでなく、湿度管理も重要です。
ムシムシ湿度が高いことが、汗が気化して熱を冷ますことを妨げるので、寝苦しさに直結します。
今どきのエアコンは湿度コントロールもしてくれたりもします。
湿度は、50~60%ぐらいになるように、エアコンを設定しましょう。
寝室を低温にしていて更に乾燥していると、夏風邪を引きやすくなりますので気を付けてください。
以上のポイントを参考に、今年の夏も快適に快眠できるよう工夫なさってみてください。
それでは、今夜も良い眠りを・・・「人生、上手に寝たもん勝ち!」
プロフィール
Sleep Performance Company (スリープ パフォーマンス カンパニー)
代表:小林 瑞穂 (こばやし みずほ)
研修講師/薬剤師/睡眠改善シニアインストラクター(日本睡眠改善協議会)
埼玉県出身。薬科大学卒業後、営業職に従事。医療の現場で心を病む人が増加している現状を目の当たりにし、心理カウンセラー資格を取得。その後、睡眠問題を深く掘り下げるためメンタル専門の薬剤師となり、延べ5万人以上の「眠りの悩み」に関わる中で、睡眠は心と体を元気にし、目の前のあなたに笑顔をもたらす!と確信を得る。
日本にわずか10名ほどしか存在しない『睡眠改善シニア指導員資格』を取得(H29年3月現在)。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォーマンス睡眠法』に関するセミナーや、講演活動、『生産性向上のためのセルフリーダーシップ睡眠研修』など、企業研修・安全大会講演を実施。体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博している。
新聞連載・各種メディアでのコラム執筆や、TV出演等も行っている。
*著書:『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社)
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