Vol.5 睡眠とおはようございますの挨拶パート2

おはようございます。
人生、丈夫に寝たもん勝ち!2分間コラム。今回もおはようございます!と睡眠についてです。

今回は、子供の「おはようございます。」です。
幼稚園・小学生のお子様やお孫さんがいらっしゃる方にお伝えしたい情報です。

親なら誰しも、子供にはいつかはしっかり自立して己の力で幸せな人生を築いてほしいと思うもの。
早くから自立出来る子。実はその手助けになることに睡眠が関わっています。
子供の睡眠は、発達と同時に、自立の前の「自律」を身に付けるのにとても重要です。

こんなデータがあります。とある地域で取られた小学校でのアンケートデータです。
自律起床と言って、自分で起きて1日をスタートする力です。

自分で起きてきて、ご飯を食べ準備し、学校に行ける子。
目覚まし時計やお母さんの一言の力を借りるのはOKとします(笑)
この自立起床が出来る子は、家庭でも「おはよう」の挨拶をしている率が高いそうです。

一方、中々起きることができない、お母さんが無理やり起こす。
「早くしなさい!」「遅刻するでしょ!」etc・・・ガミガミガミ・・・
自分で目覚めることができない子。朝ごはんも食べたり食べなかったり。
日中も眠い、怠い、疲れた・・・など訴える睡眠不足の子供たち。
家庭での朝一番の「おはようございます」の挨拶が出来ていない子がほとんどだそうです。

さらに、よくよく思い出してください。
自分自身=親の側が、朝一番子どもに向かって目を合わせて、
笑顔で爽やかに「おはよう!」って声かけていますか?
今日も一日頑張って行っておいで!楽しんでおいで!そんな思いを乗せて、「おはよう。」と。

「おはようございます。」の挨拶には脳に対し、ポジティブなリセット効果と、
1日のリズムを付ける効果があります。メリハリを付ける練習も、自律を身に付ける大事な方法です。

別の見方をすれば、「おはよう」の挨拶ができるできないは睡眠の状態と相関関係があります。
もし、朝の挨拶ができていないのであれば、お子さんの睡眠が、足りていないのかもしれません。
子供の成長・発達には、大人以上に睡眠時間を必要とします。大人の都合、大人時間で過ごしていませんか?
早寝早起きも、自律=自立への第一歩。
自律起床出来る子。目指してみませんか?

次回は、「窓と睡眠」です。
人生、上手に寝たもん勝ち!

 

プロフィール

Sleep Performance Company (スリープ パフォーマンス カンパニー)
代表:小林 瑞穂 (こばやし みずほ)
研修講師/薬剤師/睡眠改善シニアインストラクター(日本睡眠改善協議会)

埼玉県出身。薬科大学卒業後、営業職に従事。医療の現場で心を病む人が増加している現状を目の当たりにし、心理カウンセラー資格を取得。その後、睡眠問題を深く掘り下げるためメンタル専門の薬剤師となり、延べ5万人以上の「眠りの悩み」に関わる中で、睡眠は心と体を元気にし、目の前のあなたに笑顔をもたらす!と確信を得る。
日本にわずか10名ほどしか存在しない『睡眠改善シニア指導員資格』を取得(H29年3月現在)。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォーマンス睡眠法』に関するセミナーや、講演活動、『生産性向上のためのセルフリーダーシップ睡眠研修』など、企業研修・安全大会講演を実施。体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博している。

新聞連載・各種メディアでのコラム執筆や、TV出演等も行っている。
*著書:『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社)

 

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