《マネー》第3回「イデコやらNISAやらを使いこなそう~つみたてNISA編~」

第3回「イデコやらNISAやらを使いこなそう~つみたてNISA編~」

来年1月からつみたてNISAが始まります。つみたてNISAとは、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。つみたてNISAの対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した商品に限定されており、投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みとなっています。

イデコと比較すると、イデコは拠出金の上限はあるものの全額所得から控除されますので、節税効果が抜群です。なので、弁護士などの士業の方は「モノを仕入れて売る」ような商売ではないため経費計上に頭を悩ませている人が意外と多く、イデコを活用して大きく節税していたりします。ただ途中で掛け金の拠出をストップできても、65歳までお金を受け取ることができないので、毎月の貯金を全て突っ込んでしまうのは危険です。士業の方もよほどの高年収でない限り、上限MAXまで掛けている人はいません。

イデコは月々5,000円から1,000円単位での積立ですが、つみたてNISAは「毎日100円から」なんて金融機関もあります。かなりお手軽です。なので、貯金したいけど続ける自信がない人、月々の収入が安定しにくい人はいつでも現金化できるつみたてNISAから始めるのがおススメです。

本日はここまで。次回はイデコについてお話します。

水原 曜(みずはら ひかる)

2014年 住友生命保険相互会社東京本社入社。
「人生最後の転職先に保険会社を選んでしまう」という大ポカを犯してしまうもどうにか乗り越え、2017年4月より指導職に。部下に踊らされる毎日。
個人、法人問わず、フローとストックのバランスを重視した中長期的「無理しない」リスク対策のコンサルティングが最も得意です。

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