Vol.61 50代女性が知って得する睡眠情報:家族のお世話疲れと睡眠

おはようございます。
人生、上手に寝たもん勝ち!2分間コラム。
さて、今年は、50代女性がこの先の50年も輝くための睡眠というテーマでお届けしています☆

今回は、自粛生活も2カ月になり、家族のお世話疲れで自分の睡眠リズムはなんとなく狂いがち。でもそろそろそれも終盤?!通常モードで社会復帰できるかしら?とちょっと不安に感じているカグ女読者も増えたかもしれない・・・
ということで、今の睡眠リズム対策と、復帰一番の睡眠対策を  つご紹介します。

【いま対策】
1)いつもより睡眠時間が<短い>は当然と言えば当然。
「気にしない!」が一番の対策です。
だって、活動量がそもそも少ないのです。肉体疲労が少ないのです。

2)いつもより眠りが「浅い」「寝つきが悪い」気がする・・・
これは、いわゆる家族のお世話疲れが出ているのかも!?
そう、精神的な疲労・ストレスが反映されている可能性も。
自分たちが思っている以上に、脳(心)の負のストレス感は眠りに影響します。
課題は、先ずは短い時間でも深い眠りを確保すること。
それと、ストレス軽減&精神の安定を図ること。

そこで、今まで何度もご紹介してきた、寝る前の「リラックスタイムを設ける」&「悩みは布団にもい込まない」はもちろん大事ですが、そのほかにできる「ながら対策」として、もう一つご紹介。

どうせ、家族みんなのご飯を作るのです。それもいつも以上に家にいる夫や子供のプレッシャーを感じながら。自粛解禁まではもうすぐでしょう。この後は週に3,4日の夕飯は、私の好きなもの・食べたい物にしましょう!

また、メニューの中に、「タンパク質」を取り入れること。特に、魚介系!
何故なら、イライラや不安、精神疲労の回復を助けるアミノ酸「グリシン」を多く含むから。

ただし、夕食の大量食いはNG。消化に時間とエネルギーがかかるので睡眠に影響がでます。

朝食は、今度は豆類など「トリプトファン」を多く含むタンパク質を取り入れて。バナナなんかでもOK。セロトニンのの原料になります。これは心のバランスを取ってくれる。イライラや不安や逆に興奮など、振れ幅調整してくれます。そして夜はグッスリ寝るための入眠ホルモンであるメラトニンに変わる!のです。

どうせやるご飯づくり。ちょっとでも気分よく美味しく楽しく食べて、そして短い時間でもぐっすり眠れるものを作っちゃいましょう!

【復帰直後の対策】
1)乱れたリズムを取り戻すには、先ずは「朝日を浴びる」こと!
体内時計のリセット効果はダントツです!!
もう夏っぽくなってきました。朝も6時には明るくなり始めています。
起きてから出かけるまでに、意識して、朝日の光を浴びて空でも見上げながら一つ深呼吸を。

2)復帰後も、是非、朝食のトリップトファンは取り入れるようにしましょう。
セロトニンをしっかり出せるかどうか?は心が安定できるかのカギ。
朝または夜のご飯は忙しくて準備が出来なくなるわ。という方は、たまには旦那さんの筋トレ用?!プロテインをちょっと拝借しても良いかもしれません(笑)

3)中々生活リズムの感覚を取り戻せない。忙しくて大変で寝ている暇がない!
そんな場合も、一番はちょっとぐらいならば「眠れないことを気にしない!」です。
大丈夫。人間、疲れたら寝ます。

きっと貴女だけでなく家族もそれは同じ。復帰後の次の休前日は、今度は家族全員、余計なことはせずに早めに寝てしまいましょう。

実は、人間の体は本来、2週間断眠を続けても、3~4日でだいたいは元に戻るように出来ています。
ただし、戻そうと思っているかどうかが重要。
多くの方は、寝なきゃいけないとか、「~せねばならなぬ思考」で睡眠を邪魔します。
睡眠は義務や修行ではありません。寝たいから・眠いから寝るのです。
さらに、そうは言っても・・・寝ている暇がない・・・時間がない・・・とか言い訳します。

それら思考的邪魔や言い訳行動をしなければ、リズムはすぐに戻ります。心配いりません。

一旦、早めに元の睡眠リズムに戻してから頑張ったら良いのではないでしょうか?

そう、今のようなイレギュラーな事で心が乱れ、一時的に睡眠に影響が出ているときは、気にしないが一番かもしれません。
大丈夫です。心が(脳が)充実した日々が戻ればすぐに睡眠は元通りに戻ります。

それでは、今夜も良い眠りを・・・「人生、上手に寝たもん勝ち!」

プロフィール

Sleep Performance Company (スリープ パフォーマンス カンパニー)
代表:小林 瑞穂 (こばやし みずほ)
研修講師/薬剤師/睡眠改善シニアインストラクター(日本睡眠改善協議会)

埼玉県出身。薬科大学卒業後、営業職に従事。医療の現場で心を病む人が増加している現状を目の当たりにし、心理カウンセラー資格を取得。その後、睡眠問題を深く掘り下げるためメンタル専門の薬剤師となり、延べ5万人以上の「眠りの悩み」に関わる中で、睡眠は心と体を元気にし、目の前のあなたに笑顔をもたらす!と確信を得る。
日本にわずか10名ほどしか存在しない『睡眠改善シニア指導員資格』を取得(H29年3月現在)。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォーマンス睡眠法』に関するセミナーや、講演活動、『生産性向上のためのセルフリーダーシップ睡眠研修』など、企業研修・安全大会講演を実施。体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博している。

新聞連載・各種メディアでのコラム執筆や、TV出演等も行っている。
*著書:『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社)

 

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