グッスリ眠れるか?はお盆に返ってくるご先祖様から引き継いだ遺伝かも!?

はじめに

睡眠に関係する遺伝子は沢山あります。朝型か夜型かなんかもその一つ。もちろん、遺伝子だけで決まるわけではなく、物理的環境やライフスタイル、体調やメンタルも大きく影響をします。
でも、基本の自分のタイプや傾向が分かると、よりムリのない睡眠リズムをつくりやすいかもしれませんよね。
今回は、お盆で帰省した際に親戚みんなでのお話でちょっぴり小ネタになる様なデータをご紹介します。

よく眠れる遺伝子ランキング

睡眠の質に関する遺伝子は沢山あります。一つで決まるものではありません。「質」と一言で言いますが、長さ・深さ・夜型朝型など遺伝子のタイプが日常生活と関係して、その質は悪くなったり良くなったりするかもしれません。
ですから、遺伝情報はあくまでも参考です。

株式会社ユーグレナが行った2万人の遺伝子解析のデータによると、よく眠れる遺伝子タイプを最も多く持つ都道府県ランキング1位は奈良県!だったとか。

この研究では「睡眠の質(SNP:rs1005956)」次の3つのタイプがあります。
・睡眠の質がより低めのタイプ(遺伝子型:CC)
・睡眠の質が低めのタイプ(遺伝子型:CT)
・一般的なタイプ(遺伝子型:TT)

TTは根本的によく眠れているという遺伝子型です。TTが多い方が質をキープしやすいという解釈でしょうか。それを基に都道府県別にランキング化されています。

特に北や南など〇〇地方がという傾向は見られない様です。当たり前かもしれませんが、この睡眠遺伝子型は例えば人種を決める遺伝子の様にハッキリ差が出るものではありません。

因みに、都道府県別睡眠時間ランキングでは、大都市圏は短い傾向傾向にあります。

睡眠の質遺伝子型ランキング1位の奈良県は睡眠時間ランキングでは36位です。

遺伝子はあくまでもベース。でも元々持っている変わらない物。生き物としての自分の得意リズムと社会生活とのリズムとを旨い事折り合いをつけて、ベターを目指すのが快眠のコツかもしれません。

まとめ

そういえば、ひいお爺ちゃんは宵っ張りだったねとか、ひいお祖母ちゃんは良く眠れるからってアレを食べていたねとか、ご先祖様を思い出して自分のリズムは誰に似てたっけ?そんなことから、快眠のヒントを見つけてみてください。

それでは、今夜も良い眠りを・・・☆

プロフィール

Sleep Performance Company (スリープ パフォーマンス カンパニー)
代表:小林 瑞穂 (こばやし みずほ)
薬剤師/睡眠改善インストラクター(H29年現在)薬科大学卒業後、営業職に従事。その後メンタル専門の薬剤師となり、延べ5万人以上の「眠りの悩み」に関わる。2011年独立。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォーマンス睡眠法』や『生産性向上のためのセルフリーダーシップ睡眠研修』など、セミナーや講演、企業研修を実施。体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博している。
スリープ・パフォーマンス カンパニー https://sleep-perform.com/
快眠サロン水月~mizuki~   https://mizuki-kaimin.com/
新聞コラム連載・各種メディアでのコラム執筆や、TV出演等も行っている。
*著書:『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社)

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