Sleep Performance Company (スリープ パフォーマンス カンパニー) 代表:小林 瑞穂 (こばやし みずほ) 研修講師/薬剤師/睡眠改善シニアインストラクター(日本睡眠改善協議会)埼玉県出身。薬科大学卒業後、営業職に従事。医療の現場で心を病む人が増加している現状を目の当たりにし、心理カウンセラー資格を取得。その後、睡眠問題を深く掘り下げるためメンタル専門の薬剤師となり、延べ5万人以上の「眠りの悩み」に関わる中で、睡眠は心と体を元気にし、目の前のあなたに笑顔をもたらす!と確信を得る。 日本にわずか10名ほどしか存在しない『睡眠改善シニア指導員資格』を取得(H29年3月現在)。睡眠活用の専門家として、社会人が今よりもっと輝くための『ハイパフォーマンス睡眠法』に関するセミナーや、講演活動、『生産性向上のためのセルフリーダーシップ睡眠研修』など、企業研修・安全大会講演を実施。体感型ワークを多く取り入れた講座は、「すぐに実践できる」「スッキリ起きられるようになった」「仕事の効率化が計れた」「働き方改革に繋がった」など、好評を博している。スリープ・パフォーマンス カンパニー https://sleep-perform.com/ 快眠サロン水月~mizuki~ https://mizuki-kaimin.com/新聞連載・各種メディアでのコラム執筆や、TV出演等も行っている。 *著書:『できる大人の9割がやっている 得する睡眠法』(宝島社) |
はじめに
カグジョ世代のお悩みの一つ老眼。今はさらにスマホ老眼なんて言葉も出てきています。
テレワークが急速に進んだこの一年。更に40代UPになると、老眼とスマホ老眼のダブルパンチ!なんてことにも。
良い睡眠でしっかりケアする必要があるのです。
老眼とスマホ老眼
先ずは、いわゆる老眼と最近増加中のスマホ老眼について。
【老眼】
加齢によって自然に起こる老化現象。程度の差はあるが、誰にも起こる。
40歳前後から65歳ぐらいまで進行していく。
①水晶体自体が硬くなること ②毛様体筋が衰えること によって、近くにピントを合わせにくくなる。
睡眠不足は老眼の進行を早めます。
【スマホ老眼】
スマホやパソコンに向かう時間が長い若い世代に増加中。
症状は一時的。基本的には、質の良い十分な睡眠で回復します。
至近距離でスマホなどを見続けることによって、毛様体筋が固まってピント調節が上手くできなくなる状態。
疲れ度合いによって、視力が安定しないのも特徴。
ただし、これが続けば、ドライアイや単なる疲れ目ではない眼精疲労へと進みます。
いずれにせよ見えにくいことで、集中力が低下する・イライラする→余計に筋緊張が進んで肩こりや頭痛などが起こる→さらに疲れる→眼精疲労→悪化の悪循環に。
睡眠の役割
起きている間に、目を酷使しないことや、対策することは大切です。
それだけでなく、質の良い睡眠を取ることも重要です。
1)ノンレム睡眠中は眼の筋肉も弛緩します。眼球運動もなくなり、ゆるんだ状態の眼球は基本上転(白眼むいてる状態)しています。
筋肉を休める時間がノンレム睡眠中です。
一方、レム睡眠中は、その名の由来となった急速眼球運動が起こっており、眼球がグルグル動いています。
つまり、深いノンレム睡眠が取れていないと、ピント調節に関わるものも含めて、目の筋肉が休まる暇がなく、疲れが取れない!のです。
2)睡眠中の副交感神経が優位に働いている時間は、毛細血管が拡張し、隅々まで血液がいきわたります。
傷ついた細胞の修復や再生に必要な、栄養や酸素やホルモンが目の毛細血管を通して届けられます。
睡眠不足や質が悪いと、十分に細胞を回復させることが出来ないのです。
休ませる&回復させるためには、質の良い睡眠が不可欠なのです!
まとめ
スマホやPCに向かう時間は増えた今、カグジョ世代は、スマホ老眼&老眼両方のケアが必要です。
大切な目です。スマホ老眼からの速やかな疲労回復と老眼の進行を緩やかにするために、
質の良い睡眠を取るように心がけましょう。
それでは、今夜も良い眠りを・・・☆
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