第49回「運用しているお金はいつ引き出せばいい?資産運用の出口戦略!」

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの阪田順子です。
資産運用をしている人は多いと思いますが、「いつまで運用するか?」「どんなふうに取り崩すか?」ということを考えたことはありますか?カグジョ世代だと老後資金として資産運用をしている人が多いでしょう。老後、どのように運用したお金を使っていくかというのは悩みどころだと思います。
今回は、資産運用の出口戦略について解説します。

運用しながら取り崩す

老後資金として運用していたお金のなら、老後になったら取り崩して構いませんが、いきなりすべての資産を取り崩して現金化するのはやめましょう。もちろん、自分なりの計画があって取り崩すなら別ですが、基本的には必要な分を取り崩しながら、残っている資産は運用を続けていくとよいです。運用を続けていけば、まだまだ増える可能性は十分にあるからです。
女性の平均寿命は約88歳、二人に一人は90歳以上生きる時代です。老後といっても20年~30年の時間があります。その時間を利用しないのは勿体ないので、一気に取り崩すのではなく、必要な分を取り崩しながら運用を続けていきましょう。

リスク高い資産から取り崩す

運用している資産が債券、投資信託、株式、不動産など多岐にわたる場合、「どれから取り崩そうか?」というところも悩ましいと思います。取り崩す順番はリスクの高い資産からです。株式や投資信託のアクティブファンドなどから取り崩して、投資信託のインデックスファンド、債券の順で取り崩していくとよいでしょう。
リスクの高い資産から取り崩す理由は、大きく増える可能性がある一方で、大きく値下がりする可能性もあるからです。女性の老後期間は長いとはいえ、リーマンショックやコロナショックのような金融ショックがあって大きく減ってしまうと、取り返す時間が足りないということがあります。また、老後は精神的な部分も衰えて保守的になっていくい傾向があるため、リスクが高い資産の値動きによる心理的なダメージも少ない方がいいでしょう。

まとめ

適切な取り崩しをすることで、資産寿命を延ばすことができます。女性の老後は長いため、老後も運用期間とすることができるので、必要な分をその都度取り崩すとよいでしょう。
ただ、老後が長いだけに資産を取り崩すとことがなんだか怖く感じるということもあるかもしれません。つい大事に取っておきたいと思ってしまうかもしれませんが、お金は使うためにあるものです。そのために資産運用で増やすことをしたと思うので、しっかりと使っていきましょう。貯めた資産を後生大事に持ち続けたまま亡くなってしまったとしても、あの世にその資産を持っていくことはできませんからね。

<プロフィール>

阪田順子/ファイナンシャルプランナー
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®

超初心者向けマンツーマン投資サポーターとして、投資が「怖い」「難しい」「わからない」という方をマンツーマンでサポート。
知識がない、専門用語がわからない方でも投資をスタートできる、「資産運用講座」や「株式投資講座」が人気。

投資で失敗し数千万円を失った身内を見て、投資は絶対にやらないと決めていたが、ファイナンシャルプランナー資格取得と同時に勉強のために投資を始める。
「失敗したらお金を失う」という不安を抱えながらのチャレンジだったが、適切な投資をすれば安定的にお金が増える、稼ぐことができることを実感する。
その後は本格的に投資について学び、年収を2倍以上にすることに成功。
お金があれば人生が豊かになるだけでなく、何かあったときも安心なため、投資を多くの人に始めてもらいたいと考え、以前の自分のように投資にネガティブなイメージや苦手意識を持つ人が投資を始められるようにマンツーマンでサポートをする講座を開始。
投資で豊かな人生が送れる人を増やすために、ブログやSNSで情報発信も行う。

HP:http://fponestyle.com/
ブログ:https://ameblo.jp/meromeromeronnu/

 

 

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