超お手軽♪カグジョ世代に嬉しい春野菜の“和えるだけ”レシピ

木沢 いずみ
三軒茶屋で15年、梅酒と地元青森の食材を使った創作料理を出す、カフェバー tuakjam【トゥアックジャム】を経営。
地元の野菜を仕入れ、体に良い料理、空間を提供。日々、集まったお客さんとの会話も楽しめるのも、お店の人気のポイント!
https://tuakjam-cooking.crayonsite.net

1.なぜ旬の野菜を食べるとよいのか

季節や風土が合っているので、野菜も元気になるので、味も濃く、いちばんおいしい状態で食べれます!
風味もアップして、野菜そのものの味わいが楽しめます。
栄養価もアップするので、体にも良いのです。栄養を効率よく摂れるので、さらに効果が得られます。
そして、鮮度が良く、リーズナブルです!お財布にも優しく、健康で美しい体を手に入れられると思うと、食べない手はないですよね。

体が欲する春の味覚

春野菜は、“デトックス効果”の高い野菜が多いんです。
「春の皿には苦味を盛れ」ということわざがあります。
春は苦味、夏は酸味、秋は辛味、冬は油といわれるように、季節ごとに体が欲する味覚があります。
春の苦味といえば、山菜です。
うど、ふきのとう、タラの芽、わらび、たけのこ、ぜんまい、クレソンなど、春に旬を迎える山菜には、苦味のもとになる、「ポリフェノール」や「ミネラル」が豊富に含まれています。これらの栄養素は、新陳代謝を促進し、胃腸の働きを促し、老廃物や脂肪の排出を助けます。
人は、冬の間、体温を逃さないように新陳代謝能力を低下させ、冬の寒さに耐えるための脂肪を蓄えるようになってきました。こうした、冬の体質を春に向けて切り替えるために、苦味がとても役立つのです。
苦味は、“冬仕様”から“春仕様”の体にチェンジするきっかけを与えてくれます。
春は、自律神経系を介した血液量の調整や、情緒の安定、筋肉の働き、目の働きなどを調整しています。気持ちを落ち着けてくれる苦味は、まさに春の体の救世主!
また、花粉症の症状の喉のかゆみ、目のかゆみなどにも、苦味はオススメです。

季節を感じながら、旬の野菜を食べて、五感で食事を楽しめば、体が喜び、心が満たされ、薬膳効果が得やすくなります。

春野菜のビューティー効果

スーパーでも手に入る、春野菜のビューティー効果をみてみましょう!

●菜の花

ビタミンCや、βカロテンは、強い抗酸化作用があるため、皮膚の健康維持に役立ちます。そして、骨を丈夫にしたり、気持ちを落ち着かせる働きがあるカルシウムも多いのが特徴です。ビタミンCは、熱に弱い性質があるので、茹でるよりもレンジで加熱がオススメです。また、βカロテンは油に溶ける性質があるため、炒めると効率よく栄養素を摂取できます。

●たけのこ

たけのこは、野菜類の中ではタンパク質が多く、むくみに効果がある、カリウムや亜鉛などのミネラル類や、食物繊維を多く含んでいます。特に、水溶性食物繊維であるセルロースが多く、便通をよくする働きがあります。たけのこに含まれる亜鉛は、動物性タンパク質と一緒に摂取すると吸収率が高くなります。亜鉛は、新陳代謝を活発にする働きがあるため、美肌、美髪効果が期待できます。

●春キャベツ

春キャベツは、ビタミンCがより豊富に含まれているので、美肌効果が期待できます。食物繊維やボロンという成分も美肌をサポートしてくれます。

●アスパラガス

ルチンは、ビタミンPとも呼ばれ、毛細血管を丈夫にして血流を良くする働きがあります。ビタミンCが豊富な食材と一緒に摂取すると、その効果がさらに高くなります。アスパラガスには、抗酸化作用があるビタミンC・ビタミンEや、βカロテンも含まれているので、美肌効果も期待できます。

●スナップえんどう

えんどうには、ビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB1は、エネルギーを生み出すサポートをする働きがあるため、疲労回復効果が期待できます。また、抗酸化作用があるビタミンCも多く含まれているので、シミなどの原因となるメラニンを作る酵素の働きを抑え、美肌効果や美白効果も得られます。

超お手軽!和えるだけの3つのレシピ

「わかめと菜の花とたけのこの酢味噌和え」

[材料 2名分]

わかめ 5g(乾燥)
菜の花 1/2束
たけのこ 100g
みそ 大さじ1
酢 大さじ2
めんつゆ 小さじ1
砂糖 小さじ1/2
すりごま 大さじ1

[作り方]

① わかめを水で戻しておく
② 菜の花は、レンジで2分加熱する
③ たけのこは、食べやすい大きさに切り、2分ほど茹でる。
④ めんつゆ、みそ、酢、砂糖、すりごまを合わせておく。
⑤ 3センチくらいに菜の花を切り、ボウルに入れ、たけのこ、わかめも加え、混ぜ合わせた調味料を入れ、和える。
⑥ 器に盛り付け、完成。

「春キャベツと大葉の明太マヨ和え」

[材料 2名分]

春キャベツ 1/4個
大葉 5枚
明太子 1/2腹
マヨネーズ 大さじ1
白胡麻 小さじ1

[作り方]

① 春キャベツ、大葉を、千切りにする。
② 明太子、マヨネーズ、ごまを合わせておく。
③ ボウルに入れ、和える。
④ 器に盛り付け、完成。

「スナップえんどうとにんじんの胡麻和え」

[材料 2名分]

スナップえんどう 100g
にんじん 1/2本
かつおぶし 4g
白すりごま 大さじ1
麺つゆ 大さじ1

[作り方]

① スナップえんどうは、2分半、茹でる。
② にんじんは、千切りにして、2分レンジで温める。
③ スナップえんどうは、筋をとり、斜めに切る。
④ 麺つゆ、白すりごま、かつおぶしを混ぜ合わせておく。
⑤ ボウルに、野菜と調味料をいれ、和える。
⑥ 器に盛り付け、完成。

今回は、春野菜を使ったお手軽料理をご紹介いたしました。
多めに作って、常備おかずをストックしておくのもいいですね。
春の体を、旬の野菜を食べて、作っていきましょう。

プロフィール

青森県出身。航空会社勤務を経て、イタリアン、アジアン料理、梅酒バーで修行し、2007年に、自身の店 [tuakjam]トゥアックジャムを三軒茶屋にオープン。
地元青森の食材を使った創作料理や、おつまみを提供。ちょっとかわった梅酒や店主こだわりの焼酎が飲める。
店主もだいたい飲んでるので、ひとりで来ても安心。一緒に飲める家のような店。
武士の食卓で、和食伝承士を取得。和食の料理教室を独自に開催。今後は、定期的に開催するよう、準備中。
三軒茶屋のバーは、ひとりでくるお客様が多いので、大人の放課後みたいなイメージのお店。ごはんも食べられるので、独身率高め。年齢層は30〜40代をメインに、幅広い。
定休日→日曜日
営業時間→17:00〜24:00

■ホームページはこちら
https://tuakjam-cooking.crayonsite.net

■インスタグラムはこちら
https://instagram.com/tuakjam?r=nametag

 

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