【AI時代の働く大人女子のための失敗しない資格とキャリアとお金】
第17回 50代の転職って本当のところどうなの??

こんにちは。神楽坂女子俱楽部の高村です。

今回は<50代の転職って本当のところどうなの??>です。

◆「人手不足だから50代でも転職は簡単ですよね?」

最近、取材などでよく聞かれる質問です。ざっくりマーケットの状況を見てみましょう。

厚生労働省の「令和5年雇用動向調査結果」によると、前職に比べ賃金が増加した割合は50〜54歳は34.6%、55〜59歳は27.7%でした。この結果を踏まえると、50代の転職成功率は約30%と言う感じですね。
また、昨年は早期退職で約1万人が市場に出ています。

あるエージェントの人からの話では。。。

「大手の求人サイトは40歳を超えると、5歳ごとに求人数が半減していきます。それだけ狭き門。さらに中高年の転職は二極化していて、難関資格や専門スキルを持つ一部のハイクラス転職希望者はより高収入な職を得る一方で、営業や事務など需要の多い職種は、希望者の競争が激化するうえに年収が激減することも珍しくない」とのこと。。

◆年収1000万円超えを実現した人も、、一方年収が500万円も下がった人も。。

IT業界では、プロジェクトマネージャーやITコンサルタントとして実績を積み、年収1000万円超えを実現する50代もいます。
豊富な実務経験とプロジェクト管理スキルを持つ人材は貴重な存在です。

特にDX推進や新規事業立ち上げといった、高度な専門知識とマネジメントスキルが求められる分野で、50代の経験は重宝されます。

ここでのポイントは高度な専門知識やスキルを持つ50代は、コンサルタントや専門家として転職市場で高く評価されるということです。

一方、年収800万円で管理職をしていた人が、同等の待遇を求めて転職活動をした結果、希望条件に合う求人が見つからず、最終的に年収300万円の一般社員として働くことになったというケースも。。。

二極化している転職市場、まずは自分の実務経験、資格、スキルなどを客観的に見ることが大事!

◆まずは転職市場を調べてみる!

どのような仕事が年収いくらくらいなのか?どのような経験が必要とされているのか?

表に出てこない求人もあるので、知り合いや友人などにヒアリングをしてみるのも大事です。
40代以上の転職は紹介が一番最強という説もあります。。。

知っている人(自社の社員)からの紹介ならば、1次面接通過と同じくらいの価値があるかと。。
企業側もエージェントにお金を払うなど支出も抑えられるし、信頼できるし、よほどのスキルアンマッチでない限り会ってもらえると思います。

色々な業界の人たちと知り合うことによってお金には代えられない価値ある情報を手に入れることができます。

色々な業界情報、求人情報を調べて「自分の価値」を最大限にアピールできる職務経歴書を書いてみる、ただ、時系列に仕事を羅列するだけではない書類を作るためにも
事前の準備やリサーチが大事!!

高村 祐規子

合同会社キャリア&マネー協会代表 人材育成コンサルタントとして企業内研修のコンサルや女性専門のキャリアカウンセラーとして現在まで約1万名の女性たちとの面談経験がある。「働く女性のキャリアとお金」が専門。
「GCDF-Japanキャリアカウンセラー」「ファイナンシャルプランナー」
法政大学大学院経営学研究科キャリアデザイン学専攻修了

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